5月に向けて

今日は朝から雨が落ちています。午前中、葬儀をお勤めして火葬場へ。

始まる前に市内の別の葬儀会社の方に電話です。「20日に市内で食料無料市を開いて、この前いただいた茶の子やアメニティ用品は全て手渡しました。次は7月を予定しているのでぜひ」。相手の方は、「それはよかったです。西法寺さん、また困ったことがあったらお願いをするかもしれないのでよろしく」と。はい、できることは「いいですよ」と快く引き受ければいいんです。自分ではできないことも、できる人を探せばなんとかなります。世の中は持ちつ持たれつなのですから。

定刻より少し早めに葬儀がはじまりました。終了後、故人様が好きだった品やお孫さんからの手紙をお棺に。火葬場では、お父さんを荼毘にふした娘さんの嗚咽が響きます。その涙を子どもたちが少し心配そうに見つめていました。

火葬後の還骨法要は葬儀会館に戻ってです。実は今日、リコール車(ダイハツ・キャスト)の修理を予定していました。偶然にも、会館と修理会社はすぐ近くです。火葬場の帰りに車を預けて代車で葬儀会館に。

昼食を食べ、しばらくの間、控室で待機。戻ってこられたご家族とともに還骨法要です。

2時半過ぎにお勤めは終了。「困ったことがあればなんでもいってください」とお伝えしてお別れしました。

施主さんは、以前、お寺にお参りされたことがあったようです。西法寺という名前を覚えておられました。一昨日がまったくの初対面でしたが、これも何かの縁なのでしょう。

タイミングよく車の修理完了の電話があり、引き取りに。

今回のことでダイハツは信用を失ったと思います。組織を刷新し、モノづくりの原点に立ち返ってほしいと願うばかりです。懸命に働く人たちの努力と苦労に報いていただきたいものです。

夕方寺に帰るとお寺フェスのチラシが印刷所から届いていました。あしたから配布と郵送です。

5月はお寺フェスと共に、その午後、永代経法要というお勤めがあります。念仏の教えを大切にしてこられたご先祖さんに感謝しつつ、それをいまに、未来に引き継いでいこうというお勤めです。

2018年4月より法務にあたるなか、お寺というところは、さまざまな方とのつながりがあると知りました。それを横のつながりに変えることができれば、相当、いろいろなことができるのではとも気が付かされました。

それはみなさんと接しての実感であるとともに、阿弥陀さんの教え、親鸞聖人のお導きのおかげでもあります。

一人ひとりを平等に見ておられるのが仏さん、その一人ひとりがつながってお念仏申す朋(とも)になるということなのですから。

先人が今日まで繋いでくださったことに感謝しつつ、そのバトンをできる形で次の世代にも渡していきましょう。

といったお話を法要でさせていただこうかなと考えています。ただ、直前になって気が変わるかもしれません^^;

4月のなもの会

坊守です。

今日は網代道場でのなもなもサロン(別名 なもの会)ありました。普段は勤労坊守のワタシも、休日にあたった今月はお邪魔することができました。参加は16人。
お弁当は、道の駅きなんせ岩美の前のおばんざい菜さん。焼いた鶏肉やかれいの唐揚げなどが入っていて、なかなかボリュームがありました。

準備を手伝おうと早めについたところ、前庭に膝をついて、草引きをしてくださっているご門徒さんが。今年は住職の法務が立て込んで、いままでなら草刈機を肩に担いで何日か作業をしていた時期なのに、その余地がありません。ありがたい、ありがたい!
ただ、のびのびしているのは雑草だけでなかったのが救いでした。花壇のマーガレットが4年越しくらいで元気に株を増やしており、やはり同じくらいの時期に道場に植えた皇帝ダリアの新しい株2つ、元気に育っていました。

さて、サロンに話を戻すと…みなさんが集まり始めたとたん、道場は、元気な話し声や笑い声でいっぱいになりました。鳥取から参加の黒一点・Mさんが買い物カゴ2杯分のはっさくと、大きな袋いっぱいのキンカンを収穫して持ってきてくださったので、ご飯の前に分配作業。


食後のおやつは、仏さんのお下がりのお菓子類と、私が今朝揚げた豆腐ドーナツ。それとコーヒー。
おやつが多めで住職が心配していましたが、月一回のことですから、食べるものが多めでいいと思います。歳を重ねると、食が細くなる人も珍しくなく、しっかり栄養をとることが課題になっていたりします。大勢でわいわいと食事をすると、食欲が出るので、そういう意味でもサロンは重要な場になっているかもしれません。

終わりの会(?)では、5月のお寺フェスと6月の本山参拝(念仏奉仕団)、そして7月の前進座の観劇について、住職からお話しました。そういえば、サロンが始まってもうじき1年になります。皆さんの楽しそうな表情に、私も幸せをもらいました。

住職より。「ブログを毎日楽しみに見ています」とご門徒さんから声がかかりました。隣に座った方に昨日のブログを読み聞かせ。別のご門徒さんからは大きなカレイをいただいて、半分は妹夫婦におすそわけしました。

来月はお寺フェスがあり、サロンのメンバーはみなさんそちらにこられるので1回休みです。

第2回お寺フェス、大いに楽しんでください!

GW前半の日曜日

今日は初夏のような1日でした。
午前中は四十九日の法要と、その後、納骨に。
午後は市内に臨終のお勤めにうかがいました。初対面の方でしたので、故人さまのことをおたずねし、葬儀にあたって不安なことや、わからないことも出していただきました。

そして帰りがけに町内のご門徒さん宅で百箇日のお勤めでした。法事が終わると、「住職さん、たけのこ食べんだか?」と。なんでも知り合いの方が今日、持ってこられたそうです。「いつもは『持ってきてやー』と頼んだらくれるだけど、今日はいわずに持ってきただが」。奥さんは、「朝、ちょうど道の駅で買ったばかりで困っとるです」と。断るのも申し訳ないので、「じゃあいただきます」。すると、お参りされた親戚の方から、「じゃあ私も」とスナップエンドウを出されました。いまちょうど収穫の季節のようで、施主さんは「うちは作っとるけえ、いらんだが」。

見ると大きなたけのこで、食べがいがありそうです。
今シーズンたけのこをいただくのはこれで2回目です。

明日は日中なもなもサロン、昼から相談事、夕方、お通夜。明後日は葬儀となります。

世間はゴールデンウィークです。鳥取の田舎道にも県外車やオートバイの列が。

私の方は、ゴールデンウィーク前半は以上のようにあたふた、後半の方は、法事は1件だけ。3日は知りあいの方から誘われ、町内の陸上(くがみ)で予定されている寄席に行く予定です。今年はゆっくりできるのではと期待しています。

過去帳を記載する

3週間ほど前にご門徒さんから頼まれていた過去帳にようやく午後とりかかりました。近々とりに来られる予定で、まさに尻に火がついてというところです。

最初のページを開いてびっくり。享保年間からつづく過去帳です。いまから約300年近くも前にさかのぼります。「暴れん坊将軍」の時代です。記載されているお名前と法名は数十人にも。漁師町は戦国時代に漁場を求めて定住された方たちによってつくられていったそうです。ご門徒さんのご先祖も、早い時期に移ってこられたのでしょう。お会いする際に昔話を教えていただきたいものです。

もう一冊、預かっていた過去帳も、江戸時代末期から始まっています。そして、今日お預かりした過去帳は、紙がずいぶんくたびれていたので、新しいものに書き換えることになりました。

浄土真宗は位牌のない宗派で、お仏壇には過去帳を置きます。

つたない字で申し訳ありませんが、仏前に座られる際、故人さまのページを開いていただければ幸いです。

カレー日和

午後、市内の養源寺さんで因幡組(いなばそ)の定例組会(ていれいそかい)がありました。その前にAprilさんへ。昨年のお寺フェスに出展いただいてからもう一年近くにもなります。

本日は、チキンとパイカのあいがけカレー。カレーを分けるごはんの道。辛すぎず甘すぎず。肉がほろほろで、右も左も美味でした。

現在の間借り営業から近々、同じビル内に新店舗を出される予定です。写真のお皿は新店舗でも使うそう。お店のレイアウトやメニューについて構想を教えていただきました。

新しい店舗での営業がうまくいくように。私もお寺フェスでもちょっとしたPRをさせていただきます。

定例組会のほうはとどこおりなく終わりました。私は副組長を拝命しました。各寺院のみなさん、そしてお寺を大事に思い、力を貸してくださるご門徒さんとともに、楽しみつつ、次の世代への橋渡しも意識しつつ役割を果たしたしていきます。

第2回お寺フェスに向けて②

お寺フェスのチラシが完成して、午前中、印刷所に入稿しました。GWに岩井とその周辺、そしてご門徒さんに届ける予定です。

午前中、知り合いの農家さんに、フェスの頼み事をひとつ。「ええですで」と快諾していただきました。知り合いの女性から欲しいお線香のリクエストも。はい、仏具屋さんに伝えます。

当日まであと1ヶ月。楽しい企画となるよう準備を進めていきます。

ゆかむり班でフレイル予防

きょうは午後、鳥取医療生協の班会でした。6人があつまり、まず血圧測定。ついで医療生協さんが作成した「フレイル予防実践ブック」の説明を受けました。私はコーヒー給仕係です。

担当の方の説明の合間にも、参加された方からあれこれ話がだされ、ときおり笑いが起こり進んでいくのが、こういう小さな単位の集まりのいいところではないかと。

今日いただいた冊子も、きっと力になってくれることでしょう。

椅子スクワット

来月26日のお寺フェスでは昨年の倍のスペースをとって健康チェックを行う予定です。ゆかむり班の拡大の場にもできれば。

参加されているみなさんがこんなによろこんでくださっているのですから(私に合掌される方も)、他の地域でも班の結成をめざしたいと思います。それもあって、昨日、お寺の役員さんに生協病院の組合員になって欲しいとお願いして、OKしていただきました。健康づくりに地域の方々がつよい関心をもっていることもよくご存知です。まずは声をかけてみましょう。

ニシヘヒガシヘ

今日は午前中、七回忌のおつとめ。その後、相談でこられたご門徒さんからお話をうかがい、昼に家に帰ってネコたちへの餌やり。昼食をとって、車を50分ほど西に運転して鹿野町のお寺さんへ。県中部のお寺さんとの協議のためです。僧侶の研修会などは県内の本願寺派の寺院が協力しておこなっています。

会議が終わって私は早々に退散。東に車を走らせ、岩美町内のご門徒さん宅で逮夜まいり。そのまま同じ集落のお寺の役員さん宅へ。あれこれ語りあっていたら夕方6時近くになり、夕飯づくりをあきらめ、スーパーへ。割引になったパック寿司をゲットして、家に帰って餃子をプラスしてほぼ同時に帰宅した坊守と夕飯です。

坊守曰く、「『ソウルフードをあげよ』といわれたら、餃子です。ぎゃおー!と喜びの雄叫びをあげて、熱々をいただきました」

ニシヘヒガシヘとあわただしい1日でしたが、相談でこられたご門徒さんが、「肩が軽くなりました」と帰っていかれたのはよかったかな。ただ、めずらしく2時間以上運転したので、私の肩は痛くなりました(苦笑)

「虎に翼」にハマっています

NHK朝ドラの「虎に翼」を楽しみにしています。当初は見ていなかったので、追っかけ視聴をして追いつきました。

女性が無能力者として扱われ、結婚して家庭に入るのが当たり前とされた戦前の社会の中で、主人公の寅子(ともこ)は、そのレールに納得がいかず、司法試験に合格することを目標に勉学に励んでいます。随所に、戦前の女性たちが置かれた過酷な状況が描かれます。その中でもへこたれないで情熱を持って、友人たちと歩んでいく寅子の姿に、大いに刺激を受けるのです。

モデルは、日本で初めて司法試験に合格した三淵嘉子さん。
どんな方だったのか、全く知らなかったので、本を買って読んでいるところです。


ドラマでは、司法試験の合格、結婚、戦争と夫の死、戦後の民主化、裁判官としての活躍が描かれていくのでしょう。

朝ドラ好きの知り合いに聞いてみると、「朝ドラ見てますか?」と切り出されることが多いとのことです。視聴率がどうなのかは知りませんが、私と同様、ながら見ではなく、気合を入れて見ている方がおおぜいいることでしょう。

まだ見たことがないという方も、今日からぜひ。

坊守が、「こういう勇気ある女性の一人に尾崎翠さんもいたのだろう」と。たしかに。