暑いときはカレーですね!

今日は最高気温25℃ 。初夏のような陽気で長袖をまくって日中過ごしました。

お昼、仕事の休み時間の坊守といっしょにAprilさんへ。お寺フェスのチラシを届け、カレーを食べました。暑いときはカレーですね! シャキッとしました。

イベントが徐々に再開されつつあり、Aprilさんも先日出店したそうですが、当初予想より多くの方が来場されたそうです。

昼食後は、ご門徒さんからいただいたお供えのお菓子を、食料無料市実行委員会に届けました。本番は今度の土曜日です。生協病院の新人さんたちもボランティアで参加するそうです。

それから市内のホームセンターへ。お寺フェスで必要な資材を探すために行ったのですが、テントや折りたたみ式の机、調理道具、充電式の電源や車に搭載できる冷蔵冷凍庫などアウトドアグッズが充実していて目移りしました。キャンプがブームになるのもうなづけます。

やらないといけないことはありますが、今日は久しぶりの休息日にしておきます。

もう一回、起きんだか

昨日は自宅でのお通夜でした。部屋には生前、漁に生き、船長として安全操業に尽力されたことを讃えるたくさんの表彰状が掲げられ、なかには金婚式のお祝いの表彰状もありました。涙される方も多く、穏やかで優しかったという故人さまの人柄が偲ばれました。

昭和5年生まれ。戦後直後から漁に生き、私たちの生活を長年、支えてくださいました。ありがとうございましたという言葉しかありません。

長年連れ添った奥さんは、「もう一回、起きんだか、目を開けんだか」と深い悲しみを抱えつつも、なんまんだぶとつぶやいておられました。

こういうことを目に焼き付けて、記憶しておくことが私の役目なのかもしれません。そして、悲しみを少しでもともにし、それもごえんとしてともに生きていく日々が始まったのだと思います。

今日の葬儀も、いつものように大きな声を出しておつとめさせていただきます。

お寺フェスに向けて⑦チラシ配布はじめました

お寺フェスのチラシを今日から地元の岩井集落に配り始めました。ご門徒さん、そして地元の方に協力いただき感謝。町内と鳥取市内のご門徒さんには、3日ほど前から案内をはじめたところです。

一昨日、網代布教所でのお参りの際には、10人近い方からキッチンカーでの昼食の申し込みがありました。

楽しい1日となるよう、案内と準備をぬかりなくすすめたいと思います。

網代漁協婦人部の店なだばたにて

早朝、岩井はあられが降りました。外は強い風が吹きつけています。

今日は朝、網代に臨終勤行でうかがい、お寺に帰って四十九日と網代のお墓への納骨。それが終わって西法寺通信をもってまわり、1時過ぎ、おそい昼ごはんを漁協婦人部のお店「なだばた」にて。

こちらでご飯をいただくのはいつ以来でしょうか。コロナ以前はちょくちょくうかがっていたのですが。

ナモのふるさと、「猫の泉」のご主人さんもお昼をとっておられました。「道に迷って、やっと辿り着きました」と話す方も。観光のお客さんも少し戻りつつあるようです。

ご門徒さんでもある店の方から、「住職さん、今日はええ刺身がありますで」との誘惑が。すっかり負けてしまいました。

赤バイ貝がコリコリとして美味でした(写真ではエビに隠れてよくわかりません…)。唾液腺に毒性があり、調理の際には必ず取り除かなければならないそうです。

ごちそうさまでした。

網代のおつとめ最終日

坊守です。

わたくしの怒涛の新年度の幕開けの週の締めくくりは、網代道場での法談3日目でありました。

月曜から3日間、新入職員約60人の研修を担当し「無事終わるのか!?」という綱渡りの日々だったため、週末が来てありがたく、久しぶりに参加できた道場での集まりはひときわ楽しい時間でした。

今日は、話し合いの時間。「道場の活用」と「やってみたいこと」が議題です。


地域では公民館や社協の活動も活発に行われているようで、みなさん結構忙しいのではないか?と思いました。でも、お寺であげる葬儀についてなど、仏事の疑問を話し合うことのリクエストがまずありました。そして、前日のお念珠づくりのようなモノづくりを皆でやるのが楽しい!と声もあがりました。
住職からも、ご飯を食べて、誕生日の人を祝う機会を持つのはどうか?と提案が。
家族がいても、ご飯はひとりで、という方は少なくありません。大人になると、誕生日を祝ってもらう機会も減ります。
6月に最初の集まりをもってみることになりました。チラシもつくってお知らせすることになりそうです。

念珠編みをしました

網代でのおつとめの2日目、午後は念珠を編みました。講師は毎月、京都から法衣の行商でこられているKさんです。

「どうすっだぁ?」「わからんで」

「むずかしいだがあ」「できたでー」

「楽しかったでー」「きょうはようけしゃべった」

大いに盛り上がりました。また近いうちに続きをしましょう。

4年ぶりに網代の宅参り

春の時期、網代地区のご門徒さん宅をまわるおつとめ、今年4年ぶりの開催となりました。午前中3時間ほどかけてまわり、午後は布教所(道場)でのおつとめです。

10分ほど短いお経をあげ、次のお宅へ移動という流れです。お仏壇のある家は、その中心が仏間です。みなさんきれいにされています。私の方は、時間を追うごとに足の痺れも心地いいような(苦笑)。ああ、2019年もこんな感じだったなぁと思い出しておりました。

午後のおつとめには14人がお参りされました。今日は、本願寺発行のテキストをみなさんといっしょに読みました。明日は念珠編み、明後日は茶話会です。念珠編みを楽しみにされている方もいらっしゃいました。

私はあす、あさっての午前中は30軒ほど回ります。久しぶりにお会いできるこの機会を大切にしたいと思います。

ナモの日記(2023年4月)

ナモです。


そとがぬくくなってきて、ター坊とあたいはおえんがわのけーじにはいっておひるねしています。
ごくらくです。

おいたんに、「かつおぶし、かつおぶし」とないてみたら、「きょうはナモのひだからなあ」といつもよりたくさんくれました。
ごくらくです。

おんじいちゃんは、ときどき、おへやにだしてもらっています。ター坊がらんぼうなので、ふたりいっしょにはだせません。あたいはいじめませんが、おんちゃんのおちりのにおいをかいで、ねこぱんちします。
しょくよくがすごいので、あたいがとっておいたごはんもペロリとたべちゃうんだもの。

オンちゃん元気に過ごしてます

おひるにかえってきたおいたんがいいました。
「ナモ、おてらフェスのチラシができたで。そのひは、あそびにきてくれたひとをこのへやにあんないして、おべんとをたべてもらうから、せったいしてな」

「ナモにはひもをつけて、なでてもらおうかなあ。おさいせんくれたひとはなでてもいいことにしようか。もうかるかもしれん。いいことおもいついた。あはは」

おいたんは、「あくにん」です。あたいは、おさいせんはいりません。かつおぶしをくれるならかんげいです。

「そうそう、あしたからあじろにいってくるで。ナモのふるさと、ねこのいずみもとおるで」
あたいのきょうだいたちはげんきにしているのかな。

なんでも遊び道具にするター坊

ありがとう 坂本龍一さん

「芸術は長く、人生は短し」

坂本龍一さんがご逝去されました。

中学生の頃、初めて買ったレコードはYMOでした。

30年以上前のことですが、京都金閣寺で、観光中の坂本龍一さんをみかけたことがありました。ほんとうにたまたまのことでしたが、うれしかったです。

東京に住んでいた頃(2012年)、さようなら原発集会で登壇した坂本龍一さんの肉声とそのメッセージに触れ、感動しました。

誰でもいつか去っていかねばならないいのちを生きています。遺してくださった作品と、その生き方は、私たちをこれからも励ましてくれることでしょう。

朝からYMOを聴いています。

合掌

網代の海をながむ

納骨のため、網代の墓地へ。集落の山の斜面にお墓があります。ずいぶん高いところにあるお墓ですから、広く遠くまで見渡せます。海面が光ってきれいです。堤防には釣り客の姿がありました。

いっしょにあがった1歳児のつむちゃんは、ひいじいさんがいたから、自分も生まれてこれたのかもしれないと知る日がいつかくるのでしょう。

網代のなだばたには陽よけのついたベンチがあり、本山参拝にごいっしょしたご門徒さんが顔馴染みの方達とおしゃべりの最中でした。「疲れがでとらんだか。わたしゃあ疲れたで」とのこと。医師からは100歳まで大丈夫と太鼓判をもらっているそうです。散歩して、ひなたぼっこして、友達としゃべる。体によさそうな生活です。

「来年もまた行きましょう」「来年のことはわからんで」

たしかにそうですね。でも泊まる先は「温泉旅館がいい」とのことですから、ご期待に応えられるようにしないといけませんね。