お寺のカレーレシピ

カレールー不要、3つのスパイスで本格インドカレー

坊守です。
きのう紹介するつもりだったレシピを紹介します。
インドカレー屋さんでいただくような、カレーに仕上がります。自分で作ってびっくりします(スパイスってすごい)。
暑い時はカレーで汗をかいて、身体から熱を追い出しましょう。

[カレーの素になるペーストづくり]2人分

材料:タマネギ、トマト各1個(代用で、トマト缶なら半分/ケチャップなら大さじ2杯程度)
ニンニク、ショウガ各ひとかけ
3種のスパイスの粉=ターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダー各小さじ1杯、塩小さじ1杯

作り方:①みじんぎりにしたニンニクとショウガを油で炒めて香りを出す。②みじんぎりにしたタマネギを鍋に加えて、強火で飴色になるまで炒める。少々焦げても気にしない。③賽の目切りにしたトマトを鍋に加え、汁気がなくなるくらい炒める。④スパイスと塩を加え全体がまとまるよう炒めて完成!

■このベースは、多めに作って冷凍しておいてもひと月ほど保存できるそうです。
■カレーにするには、好きな具に火を通してカレーペーストとあわせます。具以外に、
水100ccと
ヨーグルト(甘くない)100g
を加えましょう。
さいごに味見をして、必要なら塩で味を整えます。
なお、ヨーグルトを牛乳やココナッツミルクにかえると、また風味の違うカレーになります。

■具の例
・鶏肉200gでチキンカレー
・ナス1本と豚ひき肉200gのキーマカレー
・ツナ缶としめじ茸のツナカレー
・むきエビ100グラムとタケノコの水煮でエビカレー

甘くみたらいけません

坊守です。

夏休みでそわそわしている方も居られるのでしょうか。

我が家の場合は、ねじりはちまきで、お盆を迎えうつ態勢ですが、今年もコロナの問題が先行です。お寺でも職場でも…。
医療現場にいる各地の仲間たちも言葉にするいとまもないほどのたたかいをしています。
急病人の搬送先がなくて、何時間も電話をかけつづける救急隊、患者を受けたいのに、スタッフの感染が同時多発して体制がとれない悔しさ。
いつもなら愉快な首都圏の事務長は、「アナタが送ってくれたカップ麺食べてたら涙が出てしょうがない」と言ってきました。

ウイズコロナ、経済をまわすために人の流れを規制せずに感染を抑制…なんて、感染状況をふまえて言うことじゃないかと思うわけです(いまはそうでない)。沖縄県の感染対策コーディネーターのインタビューを読みましたが、観光に来たものの、感染していて療養施設に入る人の多いこと、確保したベッドは県外の人が半数以上占めている地域もある、とありました。

コロナはインフルエンザみたいなもの、ではまだまだありません。何もしない政府の政治災害が起きてるんじゃないか?と(個人の意見です)、歯がみをしながら、一刻も早い第7波の収束を願っています。

ああ…ホンマは、
「3種類のスパイスだけでつくる、本格インドカレーで、暑さをごまかそう!」という日記を書こうとスマホを取り出しましたのに。
みなさま、くれぐれも暑さやコロナなど、アレコレにご注意ください。

長崎の日 鐘を打ちました

1945年8月9日午前11時02分、長崎に原爆が投下されました。同時刻に、鐘を打ちました。

久しぶりに被爆者の証言に目を通そうと思いたち、本棚から本を引っ張り出しました。

「原爆が落ちた後、気が付いて見ると附近は全部家もつぶれ、逃げる人々皆体中血がつき、火傷された方は二倍に黒くはれ上がり、誰か見分けることも出来ませんでした。それに足もとには死人が散らばり、脳みそは飛びだし、手足はちぎれ、本当に地獄そのものでした」

「あの時のことは思い出したくありません。なぜなら、私のそばを二〇〜三〇人位のけがをした人、やけどをした人が次から次に亡くなっていったからです。けがをした人は、水を求めながら『水!水!』と言いながら死んでいきました」

「昭和二〇年八月九日より九月一〇日までの間に親、妹、弟、親戚、皆亡くなってしまい、この世にたった一人となり、何に例えようもありません。こういう悲惨な事は絶対全世界からなくなるよう、核兵器は絶対廃絶しなければ、本当の世界の平和は来ないと思います」

核兵器や核抑止力論によるまやかしの「平和」を断固拒絶します。

ター坊の定位置

お盆参りは中止しましたが、期間中は初盆のお宅でのお勤めが連日あり、16日にはお寺での法要があります。今日は特に予定もなく、早朝、草刈りをした後、休日にしました。日中、家にいるとよくわかるのですが、ネコという動物は、よく寝るものです。起きる時はご飯を食べたい時。昼過ぎ、うたた寝していた私の頭にナモが頭突き&ネコパンチ。「ご飯ちょうだい」と催促されました。

7月22日に古民家の住人となったおんちゃんですが、同じクロネコのター坊は、気になって仕方がないようです。毎日、ケージの上に飛び乗って、なんとかおんちゃんに触りたいと手を伸ばしています。

おんちゃんは迷惑そうですが、ター坊の手が届かないところでゆったりしています。食欲は旺盛です。エサを皿に入れると、すぐに食べ始めます。元気に過ごしておりますので、みなさん、ご安心ください。

ター坊とおんちゃんが仲良くなれる日がくるといいのですが。

戦死者のお墓

本日は早朝より、岩井温泉区のいっせい清掃、その後、岩美町クリーンアップ作戦(道端のゴミ拾い)、四十九日のお勤めと納骨、午後も四十九日のお勤めと納骨と慌ただしい日中でした。暑い1日でしたが、十分すぎるほど水分補給をして乗り切りました。

午前と午後、2回、網代のお墓に行きました。
午後、お参りしたご門徒さんのお墓は、先祖代々のお墓と、戦死者の方のお墓がありました。戦死者の方は、四十九日をお勤めした方のおじいさんにあたるそうです。「骨はないと思います」とのこと。遺された遺族としては、お墓を建てないわけにいかなかったのでしょう。

網代のお墓から海をのぞむ

帰りがけ、あるご門徒さんがお墓掃除の最中でした。この方の家のお墓も2つ墓石が建っています。そのうち一つは戦死者のお墓です。やはり骨はないそうです。

墓石には「義」という文字のついた法名が刻まれていました。法名をつけたのは、西法寺の第13世と思われます。一体、その「義」とは何を意味するのでしょうか。正義なのか、あるいは忠義なのでしょうか。

むさぼりという煩悩に引きずられて、喜びを失い、不足だけで生きているいのちを餓鬼といいます。戦争とは、まさにそのような状況のことをいうのでしょう。

お盆は、餓鬼道に落ちた目連尊者(お釈迦様の弟子)のお母さんを救い出す物語に起源があります。

足りるを知らないいのちのありようを見つめ直し、さまざまなおかげさまで生き、生かされているのだと手をあわせることをやめてしまったら、どんな世の中になるのでしょうか。せめて、お盆くらいは、その期間中にある終戦記念日には、そういう時間を持ちたいものです。

平和の鐘を打ちました

朝8時15分、広島に原爆が投下された同時刻に鐘を打ちました。

ロシアのプーチン政権が核兵器による威かくを公言し、NATO諸国も対抗姿勢を強めています。台湾をめぐり米中関係は緊張を高め、中国は大規模な軍事演習を行いました。

核兵器や武力による対決が世界を平和に導くことはありえません。

二度と再び惨禍をくりかえしてはいけない、その思いを新たにする8月6日です。

絵本『ぼくは いしころ』

坊守です。

今日は書評めいた日記をひとつ。帰宅したら、ポストに注文した絵本が届いていて、玄関に座り込んで読みました。
『ぼくはいしころ』(坂本千明 作/岩崎書店)
「ぼく」は、野良猫です。石ころみたいに黙っていれば安全…と、さまざまな気持や声を小さな体の奥に押しこめてひとりで生きています。ひるは身を隠し、夜は月を道連れに歩いて。
ある日、やさしく声をかけてくれたお家の庭先でご飯をもらい、通うようになってから、お腹が減っていたことに気づいたぼく。そのとたん、押し込めていた気持ちや声が溢れて…。
ああ、これはター坊たちの話だけど、人間の話でもある、と重ねてしまいました。黙っていれば安心「石ころ」になっていよう。そんな呪縛を断ち切って、自分の心と向き合って、ひとりひとりの声よ、溢れ出せ、命よかがやけ、と思える一冊でした。
紙版画という手法で、描かれている猫も魅力です。

お寺で葬儀を勤めました

境内のサルスベリが満開です。近くに行くとミツバチやクマバチが熱心にミツを集めています。長い間咲いているサルスベリはハチたちにとってはありがたいのでしょうね。ブンブンブンと忙しそうです。

きょうは午後、本堂で葬儀を勤めました。施主さんはふだんは他県で生活されています。お墓参りにくるのも大変とのことで、ご遺骨の一部を持ち帰り、残りはお寺の納骨堂に預けたいとのことでした。明日、ご家族と分骨、そして納骨堂への安置をすることになりました。

折りしも本日、鳥取県東部にコロナ警報が発令されました。

昨日、感染症学会など4団体からは、「軽症の場合は自宅療養を」「順調に経過すればカゼとかわらない」とのコメントがありましたが、どうなのでしょうか。「自宅療養を風潮に」とも。こんなことを本気で言っているのでしょうか。いずれにしても用心するに越したことはありません。知り合いの方から、「濃厚接触者になり、当分自宅待機になりました」との電話がありました。

基本的な感染予防に引き続き留意したいと思います。

河口の風景

今日は午前中、田後と網代に盆参り中止の案内を届け、午後は市立病院へ。4回目の破砕となりました。病院から寺に帰る途中、大谷地区に残り分を届けに。

この蒸し暑さで、少し出歩くだけでも汗が噴き出ます。

蒲生川の河口近くにあるご門徒さん宅へ届けて終了です。このお宅では、大きなゴールデンレトリバーを飼っています。日中はクーラーのある部屋で寝ているそうです。この暑さですから、ペットもうんざりでしょうね。

あしたの午後はお寺での葬儀です。本堂にクーラーがなければ、この時期、とてもお受けできません。あらためてご門徒のみなさんに感謝です。

今年もお盆参りは中止とします

4人の責任役員で相談し、この夏のお盆参り(ご自宅でのお勤め)は中止することにしました。3年連続の中止です。残念なことです。

案内を作り、郵送と手渡しで一気にお知らせします。

16日の本堂でのお盆法要は、午前と午後2回に分けて1時間のお勤めを予定しています。

お参り希望の方は、事前にお寺まで連絡いただけるようにお願いします。