アジサイを植えました

お寺の本堂裏に白花の西洋アジサイ10本と、斑入りのヤブラン5本を、昨日、坊守と一緒に植えました。

本堂の裏は窓をあけるとすぐ山です。何か目を楽しませてくれるものがあればと、大して計画的でもないのですが、ここは荒地でも育ってくれるアジサイにがんばっていただくことに。

西法寺はあるご門徒さんから「カメムシ寺」と命名されています。カメムシが好む環境はかえられません。初夏はアジサイ寺をめざします!

ススキに喜ぶナモ&ター坊

ローマ教皇のメッセージ

イエスキリストの復活を祝うキリスト教、最古の祝日である復活祭。17日、3年ぶりに聴衆を迎えて開催され、ローマ教皇がメッセージを述べました。

写真は、教皇フランシスコ(邦訳)ツイッターです。


報道によると、「この戦時下の復活祭にわれらの目を疑う。われらの心は恐怖と苦痛に満ちている」と述べられました。

核兵器が使用される危険についてもふれ、「人類に終止符を打つか、それとも人類が戦争を放棄するか」と1955年のラッセル・アインシュタイン宣言を引用されました。

教皇に触発され、同宣言を読みました。

http://www.riise.hiroshima-u.ac.jp/pugwash/r_e.html

こうした宣言まで引いて、今の危機的な状況から目を逸らさず、核兵器使用を絶対に許さないこと、そして世界の政治指導者に戦争終結への努力を訴えたのです。

日本政府も呼応して、外交努力を強めてほしい。

お寺のビジョン作成研修

本願寺派のお寺の持続的な発展に向けて、オンライン研修が開催されます。昨日のお寺の勉強会で紹介し、住職含め何人かで受講することになりました。

https://www.hongwanji.or.jp/news/cat2/001773.html

研修を受講するお寺ごとに持続的で実行可能な「寺院運営計画書」を僧侶、坊守、寺族、門信徒の協働で作成するとのこと。

運営計画書をご門徒のみなさんと共有して、これからに生かしていきたいと思います。

お寺の勉強会でした

今年1回目となるお寺の勉強会でした。テーマは他力本願です。あなた任せのことが他力本願といわれたりしますが、「阿弥陀仏の願い」のことです。ことばというのは、ずいぶん違った意味に置き換わることもあるのです。

私含めて9人での勉強会でした。この場があることで私も勉強する張り合いがあります。

お寺のブログを熱心にみていただいている方からは、「心が穏やかになる」という感想も。勉強会は2年続けての参加です。ブログを読む中でお寺の勉強会にもいってみようと思われたそうです。「ネコの話が好きです」のことで、昨日、ナモが病院に行ったこともご存じでした。

大半の方が2年続けて参加されています。ありがたいことです。もう少し輪が広がるようにしたいところですが、あまり焦らずいきたいと思います。

次回は7月24日、テーマは「悪人正機」です。

にどめのおいしゃさん

ナモです。
きょうは、おばたんのブッブにのりました。
それから、しろいおうちにつくと、おおきな、わらいがおのワンコが、フンフンいってあたいのばすけっとにおはなをくっつけてきたり、おばあさんネコさんがにゃーにゃーとないていました。


やまなさーん、とおばたんがよばれて、ちいさいおへやにはいったら、ばすけっとからひっぱりだされました。たいじゅうをはかって、からだじゅうをもしゃもしゃとさわられて、
「からだはしっかりしているし、けんこうにもんだいなさそうですね」と、あおいふくのおんなのひとがいいました。
「けんこうちぇっくをおねがいします。かんせんしょうのけんさもしたことがないです」と、おばたんがいうと、おんなのひとは、あたいのうしろのあんよをつかまえて、ちっくん!とちぃをとりました。
おばたんが、このときに、おいちいおいちいのトロトロをくれたけど、なめるよゆうはありませんでした。からだの毛はくちゃくちゃになったけど、あたいは、ひとつもなきませんでした。

びょうきはナシ、けんさけっかも、もんだいなし!だそうです。

また、ぶっぷにのって、おうちについたら、ター坊がむかえにきました。


「ごくろうさん」と、ごほうびによばれたちゅーるが、おいちかったです。

鳥取といえば素ラーメン

全国にはご当地ラーメンがさまざまあります。鳥取はコレです。

素(す)ラーメン。

今日の午前中、所用で鳥取の養源寺さんにうかがい、昼食は出前をとりました。お寺の近所で長年お店を構える武蔵屋食堂さんは、素ラーメンをはじめて提供されたお店です。一度食べてみたかったので、注文しました。

うどんのダシに中華麺。具は天かす、ネギ、もやし、かまぼこと至ってシンプルです。

麺は確かにラーメンですが、うどんをたべているような不思議な感じ。ダシは出前とは思えないほど熱々。一回ではよくわからなかったので、今度はお店でいただきます。ご馳走様でした。

一日物云わず蝶の影さす

網代の習字教室は中止にならずに続いていて、ありがたいです。書いている時におしゃべりすることはありませんし、広めの会場に生徒は5人ですから。

尾崎放哉はいいですね。句には淋しさが漂っているのですが、それを受け入れ、楽しんでいるような気がします。

一日物云わず蝶の影さす

こういう日があってもいいんじゃないかなと。

帰りに網代のご門徒さん宅にうかがいました。連休明けに京都の大谷本廟に日帰りで納骨に行く予定です。

ご主人は亡くなる前に、「遺骨は親鸞さんのところに」と遺言されていました。コロナでなかなかタイミングが見つからなかったのですが、ほぼどこにも寄らない、車での往復の旅になりそうです。

車の運転は、お寺の役員でもあるご門徒さんが引き受けてくださいました。実は私も初めてのお参りとなります。こういう機会を作っていただいた亡きご門徒さん、そしてご家族に感謝。

心の中に平和の砦を

ここ数日続いた初夏のような陽気で、体の方がついていかないという方もいらっしゃることでしょう。今日の岩美町は風があり、幾分肌寒い陽気です。

午前中、外掃除用の熊手などを求めて町内のスーパーへ。境内も私と坊守と2匹の猫が住む古民家も、草が元気いっぱいに伸び始め、今年も草刈りの季節がやってきたのです。

スーパーでは、買い物中の短時間の間に、思いがけず3人のご門徒さん、そしてご門徒さんの娘さんに会いました。

「これから畑をおこすんですよ」と話す方の車には耕運機がつんでありました。サツマイモを植えるそうです。都会暮らしの方にはあまり想像つかないかもしれませんが、畑作業をされる方にとって草刈機と耕運機は必須アイテムなのです。私の家にも両方あるくらいですから。

「歳をとったらいけませんねぇ。あちこち体が痛くて。畑仕事も今年は草引きくらいしかやってません。コロナでいろいろ中止になって残念ですねえ」

「夫に、『お母さんの3回忌だで。早く日程決めて』と言っているんですが、漁に出るとすっかり忘れてしまうみたいで。夫に念押しします5月の連休にお参りしますので、お願いします」

何気ない会話なのですが、こうした、いわば当たり前の日常が奪われた人びとのことを思うと胸が詰まるのです。

実は朝のニュースで、ロシアの侵略が引き起こしている被害の大きさにふれ、打ちひしがれていました。同時に、新聞で知ったユネスコ憲章の前文「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」に本当に励まされました。

誰かと話したり、喜びや悲しみにふれて、共感したり…。そうした人間らしい営みを否定する戦争を決して許してはいけません。

「人の心の中に平和の砦を」

お寺の勉強会、準備ほぼ完了

次の日曜にお話しするお寺の勉強会の準備がほぼ完成しました。なんだか久しぶりにまとまって勉強したように思います。「終身僧侶の本分は、勉学布教を怠らないこと」との僧侶の誓いを、いま胸の中で反省を込めてつぶやいています。

しかも、寺に生まれながら、本堂にはほとんど入ったこともなく、手をあわせたこともほぼなかった私のようなものが、いまや仏教や浄土真宗の話をしているのですから、なんだか申し訳ない気がします。

それでも、これまでの経験があったからこそ、逆に胸に落ちることもありますので、ご容赦ください。

去年の勉強会ではしゃべりすぎてしまい、参加者同士の話し合いがほぼできませんでした。今年は二の舞にならないようにしたいところです。

あすは、午後、広島仏教学院のオンライン講座の初回です。

学び、聴聞する時間を大切にしたいと思います。

お寺の勉強会に向けて

次の日曜はお寺での勉強会です。昨年に続いての開催となりました。テーマは本願とは何か。阿弥陀如来の願いのことです。親鸞聖人は、お釈迦様が世に出られたのは、阿弥陀如来の海のように深くて広い本願の教えを説かんがためであるとおっしゃいます。その部分を読んでいたのですが、部屋にこもっているばかりだと煮詰まってしまうので、買い物ついでに一山越えて岩戸海岸までドライブです。本願海です。海を見ないと話が始まらないのです。

正面の砂地は鳥取砂丘です
らっきょう畑です

堤防には釣りをしている人の姿も。暑いくらいの陽気です。海を眺めて周辺を少し歩いてリフレッシュしました。さあ、帰って続きです。