食料無料市場の実行委員会

年末に市内で行った食料の支援活動。きょうは次回(3/26)にむけたzoom会議がありました。

わたしにも声がかかったので参加しました。

年末の支援活動に参加し、何かしら困りごとを抱えている方が大勢いらっしゃることがわかりました。そして、何かやろうとすると支援の輪は広がるものだと実感しました。誰かのために役に立ちたいというのは、人間らしさのすばらしい発揮です。小さな親切、お節介が、この社会にはもっともっと必要です。

これは共助の一環ですが、可視化することで公助のあり方を問い直すことにもつながればと思います。

日用品、お菓子、食料品、募金など、協力いただける方がいらっしゃればご連絡下さい。

三蔵法師が伝えたもの

県立博物館から封書が届きました。4月9日から5月15日まで、奈良・薬師寺の名品と鳥取・但馬の仏像、仏画などを展示するとの案内でした。

日本に仏教が伝わったのは538年。仏教の扱いをめぐり争いが起こりますが、蘇我氏が物部氏を滅ぼして決着。蘇我氏が支援した推古天皇が即位。そして聖徳太子によって仏教思想に基づく政治が推し進められることになりました。

薬師寺は法相宗に属します。開いたのは道昭。遣唐使として入唐。玄奘三蔵(般若心経の訳者として有名です。最遊記のモデルでもあります)に師事し、帰国して法相宗を開きました。奈良県の興福寺、薬師寺が二大本山となります。薬師寺の創建は680年ですから、1300年をこえる歴史があります。

4月23日には作家の夢枕獏さんが来県し、講演されるそうです。展示期間には薬師寺から僧侶が来られ解説や法話もされるとのこと。どんなお話をされるのか、是非聞いてみたい。時間を見つけて博物館に行きたいと思います。

大雪になりました

朝からお参りの方によると、「網代は積もってませんでした」とのこと。同じ町内でも、雪の積もり方は全然違うのです。

駐車場を確保するため、早朝から除雪機を動かし、坊守の協力もあって3台分のスペースはなんとか除雪できました。昨日からの雪かきで、腰を若干、ギックリさせてしまいました…。

雪が積もると、親鸞聖人の和讃が頭に浮かんできます。

「罪障功徳の体となる こおりとみずのごとくにて こおりおおきにみずおおし さわりおおきに徳おおし」

「罪のさわりは、そのまま転じられて功徳となる。それは氷と水にたとえられ、氷が多いと解けた水も多いように、罪のさわりが多いと転じた功徳も多い」(現代語訳)

実に見事なたとえです。失敗や苦難に、如何に立ち向かっていくのか、ヒントにもなりそうな教えだと思います。

ただ、いま地球では気候変動により、氷が解けすぎてしまう大問題に直面しています。経済活動の負の面をきちんとみて、氷が解けすぎないように、行動にうつさなければなりません。

雪だるま製造器

坊守です

日本海側のみなさん、昨日の「ドカ雪」予報にブルーになり、朝起きて目に入った外の景色にまたゲンナリされたことと思います。
岩美町岩井もドカドカです。心からの連帯を表します。

さて、私の方はこんな日は猫たちとコタツ寝を決め込もうと、住職に休日宣言しました。ところが結局、昼ご飯に予定していた鶏そぼろ丼に欠かせない醤油が切れていたことが判明し、買い物に出ることに。

いったん家の外に出たら、雪かきをしないわけにいきません。隣の天台のお寺のおばさまも、情熱的にとりくんでおられましたので、シャベルを並べて道の雪をあけるのでした。

午後をまわっても雪はいよいよ勢いを増しています。窓辺で呆然としていたら、信州の先輩が送ってくれた雪ダルマ製造器のことを思い出しました。
かわいいでしょう?
♪パラララッタラー(ドラえもんの秘密道具のメロディーをご想像ください)

我が家の玄関先に白いアヒルの雪だるまが、たちどころに並びました。

ついでにまた、あっという間に積もった雪をかきましたが、自分まで雪だるまになりかけたので10分すこしで引き上げました。

なお、雪かきはわずか10分で71キロカロリーを消費します。ウォーキングの2倍、湯船につかる4倍量ですから、短時間でいい運動になります。おやつを食べすぎましたので、様子をみて、またカロリー消費と雪だるま製造に出たいと思います。
くれぐれもご安全にお過ごしください。

ナモの日記(2022年2月)

ナモです

まいにち、しゅとーぶのちかくか、おこたのおふとんのうえにいます。でもこのごろ、あたいのおにわに、シマちゃんじゃない猫がくるので、みはりもしないといけません。まどのところはさぶいけど、あたいのおうちよ!わおーん!にゃおんおーん!とおおきなこえで、ほえてやります。

ター坊は、また大きくなりました。あたいにくらべれば、うんどうしんけいはわるいけど、くいしんぼうです。はかりではかってみたら、5きろあったんだって。このごろ、あたいのまねっこで「だっこして〜」と、おいたんおばたんにとびつくけど、おひざのたかさほどしかじゃんぷできなくて、あとは、きにのぼるみたいに、カラダによじのぼっています。


あたいとプロレスをしようとするのにはこまっています。わーわーとおいかけっこをしてて、こないだから、あたいたち1回ずつ、おにかいの手すりから落ちたり、かいだんのよこっちょからはみだしておちたりしています。ター坊はそのたびにおいたんにしかられますが、へいちゃらです。


ほんだなからごほんをひっぱりだしたり、きんぎょばちのせともののうきだまをすくいだしてわっちゃったり、ぽすとのあなからおててをだしてそとにいるおばたんにねこぱんちしたり、いたずらばっかりするのは、まだこねこだからです。
もうすこししたら、ター坊もここににっきがかけるようになるとおもいます。

寺院アンケートの調査報告をいただく

大正大学より、第3回「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」単純集計の結果報告が届きました。回答を寄せた寺院に、まず結果の報告ということで送っていただいたようです(353件(寺院)の回答があり、鳥取県からは4件)。寺院が少なからず影響を受けていることがわかります。同時に様々な努力、実践の報告がありました。オンライン法要、インターネットの活用、寺報を月一回WEBで発行などインターネットを活用した取り組み、「まちの保健室&介護者カフェ」、「寺子屋」などの居場所づくりの努力など。以前よりも悩み相談、話し相手になるようにしているなどの経験も記されていました。境内で青空市を月1回、開催しているとの記載もありました。

調査報告を読みながら、この間のことを振り返ってみました。

西法寺では、この数年、本堂へのエアコン導入、椅子・机を集会室に設置、介助用品を玄関に配置、洗面所の温水化など進めてきました。ホームページを開設し(毎日更新)、年4回、寺報を発行するようになりました。本堂、庫裡にWi-Fiを導入しました。お寺に待っているのではなく、地域での法要、集まる機会を持つようにしました。葬儀の際に、法話原稿を配布し、手製のお経本を手元においてもらうようにしました。年に数回のお寺の勉強会、お寺の清掃日など、ご門徒さんとの関わりをつくることにも取り組んできました。定期的に役員会を開催し、合議によって進めることを意識するようにしてきました。2年続けてお盆参りは中止となりましたが、その分、初盆のお勤めはていねいに行うことができました。

振り返ってみますと、東部の各寺院さんがすでにおこなっていることで真似ることのできたこと、自分の目につくことをしてきたということです。

お年寄り、現役世代、若い世代にお寺を居場所にしてもらえるような取り組み、お墓じまいなどを見すえたお寺のあり方、家と同時に個人様の希望にそった法務の進め方などなど考えていかないけといけないことも多々あります。

引き続き、できることを一歩一歩です。

お寺の掲示板(2022年2月)

優しさが試されるときこそ優しさが成長する

これは南アフリカのツツ元大主教のことばです。先日、NHKBSの世界のトップニュースで氏が遺した言葉を特集で伝えていました。南アフリカの良心として大変な尊敬を受けていたそうです。反アパルトヘイト運動の指導者として人種間の和解と融和につくされました。ノーベル平和賞受賞者でもあります。

優しさが試されるときこそ優しさが成長する

覚えておきたい名言です。

コメ農家さんに吉報

はや2月。きょうは寒さ厳しい1日です。お寺の掲示板を考えていたのですが、思い浮かばず…。

車のガソリンも残りわずか、家のストーブ用の灯油も切れかかっていたのでスタンドへ。すると隣のレーンに知り合いの米農家さんの姿が。これから仕事に出るそうです。寒いなかごくろうなことです。先日、お会いした際に、岩美町が米価の下落分を補てんすることを決めたとうかがいました。10㌃あたり7500円とのこと。「助かりますで。その分をシカ対策の柵づくりにあてようかと思っとりますけぇ」。共産党と無所属の議員さんがこの間、議会で質問されていたようです。町の回答は渋いものだったそうですが、英断されたのでしょうか。なんにせよ、喜ばしいニュースです。