奈良の瓦会社の専務さんが今日の昼前に現場を見に来られました。
本堂のシンボルともいえる瓦の仕事に携わり、依頼があれば北海道から沖縄まで全国の寺院に出かけられるそうです。
これまでお仕事された実績をうかがうと、誰でも知っている寺院の名前も出てきます。
うちと同時進行で、徳島のお寺さんの屋根瓦修復にもあたられているそうです。
今来ていただいている3人の職人さんは、町内の旅館に宿泊されていますが、「料理が美味しい」と喜んでおられました。昨日はカレイの唐揚げが夕食に並んだとか。今は底曳漁の季節です。もう少しするとズワイガニ漁も解禁です。
専務さんに、「随分、車での移動が多いんじゃないですか」とたずねると、「毎年約4万キロ車で走ります。仕事柄、京都、大阪に行くことが多くありますから」と。
小一時間ほど滞在され、再び奈良へトンボ帰りです。「きちんと仕事させてもらいますので」との言葉をいただいて、ちょっと感動しました。
こういう方達の努力の賜物で、伝統建築は守られているんだな、本当にありがたいなとつくづく思うのでした。
頭が下がるとはこのことです。働くことの素晴らしさを感じさせられました。




