昨日、お通夜でご門徒さん宅にうかがいました。送迎をしてくれたのは坊守です。さて帰宅しようと車に乗るとエンジンがかかりません。バッテリーが上がってしまったようです。
困りました。近くの自動車整備会社に電話しましたが、営業時間外でつながりません。
ご近所のご門徒さんのところに、「○○さん、助けてー」とお邪魔したところ、すぐに軽トラで来てくださいました。

復旧作業をしていただいて、無事エンジンがかかり、ホッとしました。
「お礼なんていいけぇ」
先日、Eテレ「100分de名著」『資本論』をみました。そこで講師の斉藤さんが、富と商品はイコールではないのに、資本主義社会ではあらゆるものが商品化され、それに私たちは踊らされると話していました。マルクスの言うところの商品の物象化です。医療や福祉や図書館などは社会的な富であって、商品化、もうけだけで突き進むと歪みも生まれます。しかし、いまや、あらゆるものが商品化される世の中になっています。そしてお金のあるなしで生活は左右されます。
昨日のことから学ばされました。つながって支え合い、助け合って生きていくこと。これも富なのだということを。
商品の豊かさだけでなく、富のゆたかな社会こそ、コロナを体験した(している)私たちがめざすべき道なのかもしれません。











