お仏壇の引越し

あるご家庭のお仏壇の引越しに立ち会いました。正確にいうならば、町内のお宅にある古いお仏壇を本日処分し、新しいお仏壇をお迎えしての法要を本日、鳥取市内のお宅で行ったのです。

一般的には仏壇を引っ越したり処分する際は魂抜き、仏壇を新調する際は魂入れといわれます。

浄土真宗では、遷仏法要、入仏法要と言います。

古い日本家屋であれば仏間があるのですが、いまの住宅事情ではそうもいきません。

私は古い仏壇を譲り受けましたが、仏間のある家というのは芯があるような気がします。

仏壇のある家に住む子どもたちは、自然と手を合わせる習慣が身についているように感じます。

将来の人たちが仏壇を昔話にしないよう、私も受け継いでいきたいと思っています。

利他行の実践

岩美町で長年町議をされている方から、後援会ニュースに出てほしいと頼まれて、短かい文章を載せていただきました。

元町長さんはじめ、さまざまな方がたがこれまで登場されたとのことで、お引き受けしたわけです。

都会から帰ってきて僧侶をしているというのも、ある意味、ニュースかもしれません。

町内200軒ほどに配っているそうです。

皮肉も仏教のことば

本願寺発行の『大乗』の仏教語講座。今月は皮肉です。興味のある方は、ぜひ。

皮、肉、骨ときて髄。

皮肉骨髄という言葉があるのですね。

なるほど。皮や肉は骨髄まで届かない枝葉的なことであって、表面だけを刺す非難やイヤミを皮肉というようになったわけですか。

語源から考えると、言われた方より、いっている人の方が、実は浅はかなのかもしれませんね。

お互い皮肉には気をつけましょう。