「あれは婆だで」〜報恩講をお勤め

今日は親鸞聖人のご命日をごえんとした報恩講の初日です。ご門徒さんとともに合掌し、「正信念仏偈」をあげました。

ご講師は島根・覚専寺のご住職さんです。6年連続できていただきました。笑いあり、胸に迫る話あり。あっという間の2時間半でした。

私が印象に残ったお話をひとつ。世の中に宗教はふたつしかないという話をされました。「『助けてください』という宗教は助かりません。研修に出て、何かを買って、『助けてください』といいつづけないといけません」

これは、多くの方が警戒している「宗教」の姿なのかもしれません。

「助かりました」「間にあっている救いが浄土真宗です」とのお話でした。

「これだけやればこうなる」という尺度が、「宗教」の名でなされるとき、悲劇が起こるのではないかと私は思います。

そういうことにほんろうされる私たちだからこそ、「自分の方から助けにいくのだ」というのが仏のお慈悲というものではないのかなと聞かせていただきました。

ちょっと難しいでしょうか?

訂正が一つ。数日前、

「頷くも 居眠る姿も 報恩講」という句を紹介しました。今日もみなさんに読み上げ、講師さんも、「なんとありがたい句でしょうか」と感心されていました。

が、ご当人から訂正が。

「あれは婆だで」

えっ?と句集を見ると姿ではなく、婆でした。

一気に趣のちがう句に(笑)

明日は訂正してのぞみたいと思います。

網代の皇帝ダリア

朝から明日あさっての報恩講の準備で私も坊守もお昼までフル回転。寺は動線が長いので7000歩近く歩いていました。坊守は午後、仕事へ。私はマイクセット、お茶お菓子などを持って網代の道場へ。

境内では皇帝ダリアが開花していました。茎が折れて真っ直ぐに伸びず、それでも横に伸びて花を咲かせています。

道場の近くにお住まいのKさんが世話してくれたおかげでしょう。あさってはみなさんを皇帝ダリアが迎えてくれそうです。

先輩の言葉にふれる

いつもお寺を応援してくださっている坊守のご両親から、有田みかんが届きました! 毎年、お参りの皆さんにシェアして喜んでいただいています。感謝です。

私の方は朝から本堂や庫裡、客間の掃除の続き、納骨堂の墓石の汚れ落としなど。

午後は、法要でお配りするあいさつ原稿づくりです。その間に、「用事があってお参りできないので」と懇志を届けてくださったご門徒さんがありました。立派な大根、蕪、里芋もありがとうございます。

何を書こうかなあと以前の西法寺通信をめくっていました。4年前に通信に出ていただいた、今年100歳を迎えられたご門徒さんがいらっしゃいます。「西法寺さんは親せきのようなお寺です。ぼんちゃん(住職のこと)は友だちです。仏さんを大事にせんといけません。ありがたいですけえ。どうか若い人たちに伝えてください」。インタビューの最後にそんな言葉がありました。

若い人たちというのは、青年というだけでなく、このご門徒さんよりも若い世代ということでしょう。

檀家制度の崩れは、70代半ばの団塊世代からはじまり、50代前半の団塊ジュニア世代で家の宗教という言葉は姿を消すといわれます。お寺にとっては、70代の方とのつながりをいかにもっていくのかも大事な課題となっています。

ご門徒さんの言葉に改めて触れ、がんばっていかなきゃなと背中を押されました。

山茶花が咲く

今日は午前中、本堂の中と縁の掃除です。畳を拭いたり、縁に雑巾をかけたり。天気も良好で掃除日和です。

境内に目をやると山茶花の開花が進んでいます。

私は花の見分け方にうといのですが、花びらが散り落ちるのが山茶花、首が落ちるのが椿ということです。境内には椿もありますが、こちらの方はまだ開花は先のようです。

境内は年間通じてさまざまな花が咲きます。ツバキ、サクラ、モクレン、フジ、ツツジ、サツキ、カキツバタ、アジサイ、ハス、ヒガンバナ、キンモクセイ、コスモスetc…。1年はあっという間に過ぎ行きて、季節はめぐるです。

そして、招かれざるお客さん、カメムシの姿があちこちに。

ご門徒さん曰く、「カメムシ寺」西法寺の季節がことしも巡ってきてしまったようです。

頷くも居眠る姿も報恩講

今年91歳を迎えたご門徒さんから2カ月ほど前、句集と短冊を預かりました。


お寺の集会室に掲示してある、ご自身の俳句を書き直して掲げてほしいというお願いなのです。「いいですよ」とお引き受けしたのですが、直前にならないとエンジンがかからないもので、ようやく今日、句集を読みつつ、どれがいいかなあと吟味して、次の3句を選びました。

遠花火 写真の夫と ベランダに
頷くも 居眠る姿も 報恩講
住職の 忙しを案じ 花菖蒲

あまり上手に書けなかったので、写真はご容赦ください。報恩講にお参りされたらお見せしようかと思います。

ご門徒さんは70歳から俳句講座に通い、以降今日まで句づくりに専心しています。
時々、お寺に来られては、句の題材になるものを探しておられます。

日常の風景を上手に切り取っておられ、感心します。お寺のこともたくさん詠んでいただきありがたいです。最近はあまり参加できていませんが、網代の習字教室ではご門徒さんの俳句を書いているんですよ。

句集を読んでいると、難しい漢字がたくさん出てきて、これはなんと読むのかな、えっ、漢字で書くとこうなるんだと勉強にもなります。ただ、読めても漢字で書けと言われると無理です。

句集に登場した漢字からいくつか。
みなさんも、なんと読むのか、考えてみてください。


辣韮

時化


仏具をみがく

今度の金、土の報恩講に向けて準備を進めています。

昨日は7人で仏具をみがきました。ろうそく立て・燭台(しょくだい)のほか、吊り輪灯(りんとう)も外して。

「なんてきれいになっただー」とみなさん満足の作業でした。

そして今日は参拝記念のタオルの袋詰めです。

手際がよい坊守のおかげで、猫の手は借りずに済みました。

カニ解禁の週末

6日にカニ漁が解禁になり、最初の週末です。朝、買い物で道の駅によると駐車場が車でいっぱいです。多くのお客さんのお目当てはカニなのでしょう。

松葉ガニは6000円、メスの親ガニ(ボイルしたもの)は700円の値札がついていました。

道の駅では親ガニのみそ汁200食分を無料提供するそうです。いいですねー!

スタッフの方はよく知るお寺のご門徒さんでした。「報恩講に参らせてもらいます」。

カニのシーズン、漁師のみなさん、どうか安全操業を。そして、この自然のおめぐみをみなさん楽しんでください!

アクシデント発生!

午前中でひとまず報恩講の案内は終了しました。家の近所を散歩していたご門徒さんが、「参らせてもらいます」と。回った甲斐がありました!

気分も上がり、ほぼ配り終わって、さあかえるかなと車を動かすと、エンジンルームから煙!! 民家の間の路上だったので、じゃまにならないところに停止。すぐに車屋さんに電話して、近くの観光施設の駐車場までノロノロと移動。待つこと半時間。車屋さんが登場。「あー助かった」。

「コンプレッサーがダメですね」と。車のメカニズムに詳しくないので「???」ですが、エアコンのための部品が不具合を起こしていたようです。それで、コンプレッサーのまわりのゴムのベルトが焦げて煙が出たのでしょうと。たしかにゴムの焦げたにおいがしました。代わりの車を用意してもらって寺に帰りました。

一度、エアコンをみてもらって、それでも改善してないことはわかっていたのですが、そのままにしていました。こういうことになるんですね。これを教訓に、故障かなというサインを見逃さないようにしないといけません。みなさんもお気をつけください。

ケーキに相殺される

来週の報恩講の案内をもって、今日は運転&歩き回った日中でした。

山あいの集落では家の前でご門徒さんが作業中。薪で風呂を沸かしているとのことで、廃材を薪として再利用するために集めているところでした。「身体があったまってええですよ」とのこと。私はそういう風呂に浸かったことがありません。ガスや電気と違って手間だと思いますが、いいですよねー。

お寺に帰って、報恩講の案内はがきを20通ほどつくって投函。

午後は網代の集落を歩きました。工務店のご門徒さんが仕事中でした。「あっ、住職さん」と。いつも陽気で気さくな方です。午前中は自宅で気心の知れた方たちとコーヒーを飲んでしゃべっているそうです。

夕方、百箇日のお勤めへ。「寒くて、今日の朝、こたつを出しました」。お勤めの後、仏壇の飾り方について、いくつか質問をいただきました。娘さんとはこの間、仕事先のコンビニで顔馴染みになりました。「いま、おでんがおすすめですよ」。そういう季節になったんですね。

今日は朝から歩き回ったので、歩数が約1万3000歩!

しかし、歩いた分の300キロカロリーは法事の後にいただいたケーキで相殺されるのでした…。

報恩講にお参りください

来週の金、土は報恩講法要です。親鸞聖人のご命日(旧暦11月28日、新暦1月16日)にちなんだ法要です。西法寺では15日(金)午後1時から本堂にて、16日(土)午前網代道場、午後田後の薬師堂でのお勤めです。

今年は浄土真宗開宗800年の節目の年です。7月には、親鸞聖人の妻・恵信尼を主役にした公演を50人のご門徒さんと観劇しました。来週の報恩講にもみなさんにお参りいただきたいという気持ちでおります。

簡単な案内を今日の朝つくりました。町内のご門徒さん中心に届けてまわりたいと思います。

9日は報恩講に向けたお寺の清掃日です。仏具みがきを午後2時から予定しています。可能な方はお寺までお越しください。