トランプの「持論」の怖さ

朝、BS NHKの「ワールドニュース」をみていて気分が悪くなりました。トランプ米大統領と南アのラマポーザ大統領との会談の中でトランプ氏が、南アフリカで白人農民が虐殺されていると「持論」を展開し、その墓だとする映像をモニターで写したのです。

しかしこの映像は全く関係のない動画であるとロイターが明らかにしています。

https://jp.reuters.com/world/us/KV5K5GWVXBIQHK7OPI72MIUTJ4-2025-05-22/

日本のメディアは、「根拠乏しい持論」などと報じていますが、全くのウソなのです。なぜ厳しく批判しないのでしょうか。

「持論」という言葉をよく目にするようになりました。SNSなどが発展して、自らの意見を表明する機会が増えたからでしょう。ラインのニュースなどでは、タレントさんの「持論」があたかもニュースのように報じられることもあります。

自分の意見を表明するということは、同時に、相手の意見も聞き入れるということだと思います。そこに対話が生まれます。勘違いであれば謝らないといけません。

しかしながら、ウソの「持論」を平然と垂れ流す権力者は相手の言葉などに耳を貸すつもりはないのです。言いたいことを言って攻めたてるのです。支持者はその「強い」姿に熱狂するのです。

そこに彼らの「持論」の恐ろしさを感じます。

自宅での葬儀を終えて

故人さまがつよく希望された自宅での葬儀が終わりました。葬儀会社の方も、自宅葬は本当に久しぶりとのこと。
私も過去1度しか経験がありません。

ここで生まれ、巣立ち、Uターンして戻ってこられて以降、長年、家族とともに過ごされた家です。初めてうかがった際、よく手入れされた田畑と季節の花に囲まれた美しい眺めに目を見張る思いでした。坊守には、「『となりのトトロ』に出てくるような家だった」といったものです。昨日、坊守もお通夜にお参りしました。今日の朝、出勤前に仏華をたててくれました。トトロをイメージしたそうです。

葬儀には、ご近所や生前かかわりのあった方が大勢お見えになりました。家に入りきれなかったみなさんは畑の倉庫の軒下から葬儀にお参りしていただきました。そして、仏間の縁側を開けてご焼香していただきました。まわりの田んぼではカエルの合唱。そしてウグイスが「法を聞けよ」と鳴いてくれました。

故人さまとの思い出を記した手紙を最初に読んでから葬儀をお勤めしました。私もよく知る息子さんが、「住職の書いてくれた手紙をおとうも喜んでくれていると思う。棺に納めさせてもらうけえ」と。

たくさんの方たちに見送られて、長年過ごした家をあとにしました。

ご家族のみなさん、自宅での葬儀を可能にしてくださったすべてのみなさん、ありがとうございました。悲しみの中にもあたたかな葬儀でした。

中国からのお客さま

今日は暑いですねーー。昼間、百箇日法要、その後、納骨を行いました。「雨が心配だったけどよかった。納骨が済んでホッとしました」と義理の娘さん。次は8月の初盆ということになります。夕方はお通夜のおつとめです。

この数日、海外からのお客さんがお見えでした。といっても日本の方です。いま、上海で仕事をされ、生活を送っておられるそうです。ご両親は国内に住んでおられます。岩井にまだご実家があった頃からいくつかの土地(山林)を持っておられ、山の斜面に立つ樹木が倒壊の恐れがないのか見にこられたそうです。業者さんも同行されていました。ご本人さんもどこが自分の先祖からの山になるのか、ご両親に聞いて初めて知ったそうです。お寺の近くの土地でもあったので、お寺にも確認のためにこられたようでした。

もう一つ。実家のお墓のことが心配だったようです。私もご一緒して親せきの方を訪ね、場所を教えていただきました。幼い頃、何度かお墓参りをしたことがあったようで、その時の記憶が蘇ってきたとおっしゃっていました。この度、時間をかけて墓掃除をされたそうです。お墓じまいをしたいとのお気持ちがあるようでした。確かに、こちらにお墓があってもお参りすることは難しいでしょう。私の知っている業者さんを紹介しました。

今日で鳥取での予定を終えて近々、上海に帰られるとのこと。また秋ごろに日本に帰ってきて今回の続きをしたいとのことでした。

現在の中国の姿や中国の方の気質、考え方なども聞かせていただきました。実は30年近く前、中国を旅行したことがあります。万里の長城、北京市内の自転車通勤の波(今もあるのでしょうか?)、南京市、すでに大都会だった上海市など見てまわりました。機会があればもう一回、行ってみたい!

約束を果たすとき

知り合いの方がお亡くなりになりました。
2018年の春、こちらにUターンして以来、親しくおつきあいさせていただいておりました。

ご本人は死が近づいていることを十分にご承知でした。それでも、週末に何度か、長年過ごした自宅に帰ることもできたようでした。

最後にお会いしたのは先週の火曜日でした。
病室にうかがうと伏せっておられました。「足がだるい」とのことで、奥さんがさすっておられました。私も少しだけ足をさすりました。もしかしたら最後になるかもしれないと思い、1時間ほど病室にとどまり、奥さんから思い出話などうかがっていました。

病室に先生がおみえになりました。以前、若い医療スタッフに透析患者としての生活や生き方をお話しされる機会があったそうです。先生は、ひとこと、お礼を述べにこられたのでした。

「ありがとうございました」
「なんだあ先生、ワシの方が世話になっただけえ」

奥さんもそういうことがあったことを初めて耳にされたようでした。

生きること、病になること、老いていくこと、そして別れていかなければならないこと…。

お釈迦さまは「生老病死」を「思い通りにならない苦」であるとおっしゃいました。その苦を抱えながら生きることをお話しされたのかなと、ふと思いました。

病室から退出する際に、「もうすぐあんたにお世話になるけえ、よろしく頼むで」と声をかけていただきました。数年前から、「ワシが死んだら、あんたに葬式をしてほしい」とお願いされていたのです。

その約束を果たすときがやってきました。

まつりのあとは、もっと大きなまつりが

上半期最大のイベントが終わり、ホッとひと息。
およそ120人にご来場いただいたようです。
楽しんでいただけたでしょうか。

知り合いの方から、「昨日は大笑いしました」とラインがありました。

午前中に後片付けを少し。落語家さんが宿泊された旅館にお礼を兼ねて支払に。午後は、音響でお世話になったマロンさんが機材を撤収に来られました。

6月8日がお寺の役員会です。よく振り返って来年以降に生かしたいと思います。

次の日曜は町をあげての京都アニメーション「Free!」の一大イベントがあります。それもあってお寺フェスは当初の予定よりも1週はやめての開催となりました。全国からおおぜいの若い人たちがやってくることでしょう。イベント開催が告知されるとすぐ、町内、鳥取県東部の宿泊施設は予約が殺到したそうです。

今の所、25日には法事の予定がないので、グルメ屋台にでも出かけてみようかなと思います。

第3回 お寺フェスを開きました

五月晴れとはいきませんでしたが、曇り空のもと、お寺フェスを開きました。

本堂では落語です。満丸屋團地さん(素人)、桂小鯛さん、桂出丸さんの話芸に、大いに笑わせていただきました。小鯛さんは、「反対俥(いらち俥)」というネタでした。人力車を引く車屋とお客のやりとりで話が進んでいきます。大きな身振り手振りでの大熱演でした。

桂小鯛さん

出丸師匠の「禁酒関所」というネタ。禁酒のおふれが出ている城内の侍からお酒を注文された酒屋が、どうにかしてお酒を持ち込もうと苦心するお話です。

出丸さんは師匠の師匠にあたる故桂米朝さんの人柄にもふれてくださいました。派手なことが嫌いで個人後援会も作らなかったそうです。若くして戦争で亡くなった同級生を想い、華やかなことは極力固辞されたというのです。そして、落語家は何も作らない(生産しないという意味)からこそまわりに感謝しなければならないのだとおっしゃっていたそうです。

入りきれないほど満席でした

「日本一派手な高座」と出丸師匠にも認定していただいています。来年以降も、この高座でお3人さんの話芸を楽しみたいと思います。

桂出丸師匠

境内では、鹿カレー、イワナの塩焼き、鶏のから揚げ、焼きたてパン、クロワッサンたい焼きなどなど、とさながらミニフードコートでした。

鹿カレー、美味しかったです!
お楽しみ抽選会も


魚の行商歴半世紀の網代のMさんのカレイの干物はあっという間に完売!

鳥取医療生協さんの健康チェックは今年も大好評でした

初めて出店いただいた地元岩井の「お菓子 とわ」さん
鳥取を代表する仏具店「お仏壇のふじた」さん
料理が映える見事な器を作り続ける牧谷窯さん
ありがとうございました。

昨日の準備、そして今日の本番と、お寺の役員が力をあわせ、無事開催することができました。私の1日の歩数は20000歩近くでした。足が痛い!

午後は永代経法要

「ブログを見てきました」と声をかけていただいたり、法事の際にお知らせした若いご夫婦がきてくださったり、新聞社につとめているご門徒さんが取材を兼ねてきてくださったり。ありがたいことです。

来年は5月31日(日)の開催を予定します。よろしくお願いします。

お寺フェスに向けて⑨前日準備

午後、ご門徒さんに協力いただいてお寺フェスの準備にあたりました。3回目ですから、みなさん手慣れたもので、1時間ほどで終了。

派手な高座が完成。

本堂の縁は雑巾掛け。

牧谷窯さんもこられて、器がキレイに並べられました。

落語、健康チェック、地物の一夜干し、キッチンカー(焼きたてパンやカレー)、牧谷窯展示販売、お菓子とわさんの生姜せんべいと喫茶コーナー、仏具販売ともりだくさん。お楽しみ抽選会も。

ご近所のみなさん、明日、遊びに来てください!

お寺フェスに向けて⑧準備着々

お寺フェス2日前です。朝、岩井の「お菓子 とわ」さんがお見えになりました。集会室で生姜せんべいを販売し、兼喫茶スペースも。4月末に開店以来、大忙しとのこと。あさっては店をお休みしてきてくださいます。来場するみなさん、ぜひお買い上げください。

昼前に音響の設置のためIさんが来寺されました。落語家さんの名人芸をすばらしい音響でお楽しみください。

さらに鳥取医療生協さんも健康チェックの機器をもってこられました。当日のシュミレーションも。

私の方は、お寺フェスの準備をしつつ、午後の永代経法要でお話しすることを思案。パワーポイントで資料を作成しました。パソコン、プロジェクターとスクリーンを使ってお話しさせていただきましょう。

日曜の天気は曇り予報に。小雨の心配はありそうですが、ホッとしています。

お寺フェスに向けて⑦抽選会あります

蒸し暑いですねー。

昼前、町内のコメ農家Yさん宅へ。今日は草刈りを朝からしているそうです。5月末には田植えの予定。苗床で育てられた苗が出番を待っていました。

今年のお寺フェスもお楽しみ抽選会があります。1等はYさんのおコメ(きぬむすめ)5キロ!です。前日、住職自ら精米しました。

そのお礼というほどではありませんが、当日の昼食券をプレゼントするためにおじゃましました。

「コメの価格が高すぎて困ったもんです。生産者がもうかってるわけじゃありませんで。誰がもうけてるだ?」

この眺めの素晴らしいこと。コウノトリが飛来し、蛍が舞う田園風景です。

「田んぼに水をはったら、カエルの大合唱だで」

Yさんにはプレゼンターとして登場していただきます。当日よろしく!

お寺フェスに向けて⑥掃除をはじめる

今日は本当によい天気になりました。朝から過去帳を書き続け、その合間に本堂や集会室、廊下の掃除です。ルンバにも大いに頑張ってもらいました。

昼過ぎまでかかって過去帳は完成。合計13人のお名前と法名を記載しました。
そして午後、逮夜法要に。「過去帳は土曜日の四十九日の時にお渡ししますから」とお伝えすることができ、ホッとしています。お勤めのあと施主さんと四十九日・納骨の打ち合わせを少し。娘さんからは、お父さんから引き継いだ畑の話。「動画でいろんな農法が紹介されているから、どれがいいだろうと試してるんですよ」と。スイカを植えたとのこと。「お父さんのスイカはいつも美味しかったですよ。いいのができたらお寺にお供えしてくれません?」と私。「中が白かっても知らんで」と。楽しみにしてます。

帰り道、散歩中のご門徒さんを発見。「ああ、住職さんでしたか。こけないように気をつけながら、近所を歩いてるですが」。今年、91歳になられます。

お寺に帰って掃除の続きを少しばかり。明日も天気がもつようなので、境内の草刈りをしましょう。備品の確認も。それとお寺フェスの午後はお寺の法要で、住職の法話の時間もあります。その準備も。

夕方、今日何回目かの日曜の天気予報を確認。曇りで午前中弱い雨が降るという予報でほぼ一致しています。何度見ても変わりません…。
今日みたいなさわやかな晴れということには、ならないようですね。

昼に帰るとクウは敷物と一体化して寝てました