「ありがとう、ありがとう」

肌寒さを感じつつも快晴のもと、境内の桜も満開です。

今日から3日間、午前中は網代の宅まいりです。朝8時からスタートして終わったのは正午前。午後1時からは葬儀です。お参り先の今年91歳のご門徒さんからケーキをいただいたので、腹ごしらえをして葬儀にのぞみました。

昭和35年にご結婚され以来60年余り。子どもさん、お孫さん、ひ孫さんが大集合して、悲しみの中にもあたたかい葬儀であったと思います。
私もお世話になっている施主さんが、「〇〇、これで最後か。ありがとう、ありがとう」と涙。火葬場では、奥さんのほほを優しく撫でておられました。

お寺に帰って夕方から還骨法要です。多くの方が一緒に読経され、「しんらんさま」を涙声で歌う姿も。再来週からご自宅での逮夜法要にうかがうことになりました。

施主さんと私は、ともにネコを愛するもの同士です。ナモは施主さんよりいただいたネコなのです。ネコ友としていつでも駆けつけたいと思っています。奥さんとの思い出話をまた聞かせてください。そしてどうかお体に気をつけて。

お参りの方の中に「今も毎日、ブログを読んどります。お寺に親しみが湧きます。なかなかお寺参りはできんけど」とおっしゃるご門徒さんが。いつもありがとうございます。お迎えに参上しますので、お寺の方にもぜひ。

今日の午後予定されていた、網代道場でのお勤めと住職の法話は予定を変更して茶話会に。ケーキを囲んで楽しく語りあわれたようです。明日は念珠づくり、明後日は住職が少しお話をさせていただきます。

明日、明後日とも午前中は網代での宅参りです。今日は早く寝て備えます!

古家の庭掃除

坊守です。
今週末は土曜も仕事を休めましたので、デヤーッ!!!と、自宅の庭掃除に邁進していました。雪で誤魔化せた枯葉や雑草はもう隠しようがありません。草木が小さいうちに間引いたり切り縮めたりするのは今!

ビフォー
アフター


5年ほど前に植えたツルニチニチソウがあちこちから芽吹くので、たくさん引っこ抜いて、いくつかを小さな鉢植えにしました。
西洋ススキは年々株を増やすので、元々あった2株に減らしました。


そして、花が終わりかけた頃が剪定時期だというツバキも枝をはらいました。
2日でゴミ袋6袋分になりました。
朝一番の温泉につかって足腰の疲れをとりましたが、今日は半日でおしまいにします。

ノノちゃんはター坊にごあいさつ

花見をしつつ寺報を届けに

お寺の境内の枝垂れ桜
牧谷集落の桜
JR岩美駅にて

午後、町内の浦富集落の御門徒さんに西法寺通信とお寺フェスのチラシを配って回りました。汗ばむような陽気で、桜もほぼ満開。今日はお花見をしている方も多かったのでは? 私も配りつつ、花見をしつつです。

朝、御門徒さんが往生されたとの連絡があり、臨終勤行へ。あさってが葬儀となり、午後からの網代のお勤めは坊守にピンチヒッターで行ってもらうことに。網代のみなさん、よろしくお願いします。

わがままナモの日記

ナモです。

あさ、おめめがあいたとたん、アタイはクション、クションとなっています。「かぜ、ひいちゃったかい?!」と、おいたんにいわれました。おばたんがおしごとにいくまでのあいだ、だっこしてほしかったので、なんべんもじゃんぶでだっこにいきました。おうちのなかはあたたかいし、たーちゃんもののちゃんもかぜはひいていないので、これは、あのちびっこのシマネコ(クウちゃん)のせいだとおもいます。

ちびっこは、にゃーにゃーないて、おげんかんのねどこから、りびんぐのなかにはいってきます。おはなのさきっちょで、しまっているふすまをあけるのよ。そいで、しょくたくのうえやきっちんをあるきまわって、たべるものをさがす、とってもわるいこです。だもんであたいは、ううう~とこわいこえでどなって、もうすぴーどでおいかけて、おげんかんにおいかえします。

おばたんは、「なもちゃんは、くうちゃんにいらいらしてるから、すとれすでハクションがでるんだわ」といいました。おくすりは、だいきらいだし、びよいんもきらいです。

たーちゃんは、くうをきにいって、なめてやっています。それにもはらがたつので、たーちゃんにもううう〜とどなっているんだけど、たーちゃんはプロレスごっことかんちがいしているみたいです。

ちびっこのしつけはたいへんだわ。

「あんぱん」箱推しです

やなせたかしさんと妻・小松暢(のぶ)さん夫婦をモデルにしたドラマ「あんぱん」、木曜まで視聴しました。第1週は、ヒロインののぶと嵩の子供時代からスタート。今日はのぶの父親が海外出張の帰りの船の上で亡くなるという展開でした。

やなせさんは著書の中で、「絶望したとしても、必ずまたいいことがあります」
「絶望の隣には、希望がそっと座っている」「立ち直ろうとする自分が、涙のなかから生まれてくるのです」と記されています。ドラマではありますが、嵩は悲しみにくれるのぶにどのように接するのかが明日、描かれることでしょう。

こんな調子で、知りあいの方にアツく「朝ドラ推し」をしていたら、「昨日からみはじめました。NHKプラスで初回から見直します」とラインにメールが。やなせたかしさんの本は何冊か本棚にありますし、坊守は子ども時代からやなせさんが編集長をつとめた『詩とメルヘン』に親しんでしたそうです。

姪っ子に、みんなを推すことを箱推しというのだと先日、教えてもらいました。「あんぱん」箱推しです。いや使い方、間違っているかも?

まだ見てない方も間に合います。箱推し、激推しです(^_^)

来週は網代でのお参りです

私もお世話になっている米農家のYさんが最近スマホデビューしたそうです。今日の朝、お会いする機会があり、LINE交換しました。ただYさんはガラケー時代も電話機のみの使用でメールはしたことがないそうです。70代のスマホ所有率は8割をこえていますが、Yさんのチャレンジ精神に拍手。

午後、ラインでメールを送りましたが、既読になりません。いまはラインが主な連絡手段になっていますので、メールをやり取りしたりできるようになるといいですね。まあでも、大事なことはこれまで同様、電話でいいじゃないかとも思います。

午後は市内に住むおじさんにきていただいて、来週月〜水の網代の宅参りについての相談を少し。天候は良さそうですが、お参りする午前中は気温も低めのようです。午後は網代道場でのお勤めです。初日は私のはなし(まだ何も考えてません!)、2日目は念珠づくり、3日目は茶話会です。

みなさんとお会いできること、楽しみにしています。

年度末のなもなもサロン

昨日、今年度最後のなもなもサロンの日でした。網代は岩井よりも桜の開花が早いようです。あと数日で満開でしょう。

早めにこられた方たちは玄関先の草むしり。毎月、道場を使うようになり、境内がきれいに保たれています。

サロンには14人が参加し、いっしょにごはんを食べ茶話会です。直前までお寺にお客さんがあり、あわてて出かける格好になり、何か忘れたなぁと。コーヒーメーカーを車に積み忘れ! 網代について思い出しました。参加者の方から、「あら残念だが」。

5月のお寺フェスに「長寿わかめ」(わかめのおつまみ)を出していただけるようMさん(91歳)にお願い。「大丈夫だで」

サロンでは年に1回、マイクロバスを日帰りで利用できます。昨年は観劇の際に利用しました。さて今年はどうしましょうと少し相談です。

先日、鳥取県立美術館が倉吉市に開館し、話題になっています。県が3億円で購入したことで話題の「箱」が目玉だそう。アンディ・ウォーホルの作品です。「見たいだが」の声も。

バスは、6月に利用したいと思っています。来月にはみなさんにプランを提案させていただきます。

冬をたえ満開の水仙

畑に植えっぱなしにしている水仙が、今年もきれいな花を咲かせてくれました。厳しい冬を耐え抜いて見事なものです。

職場を飾るため朝、坊守がつみとりました。この4月から鳥取医療生協に入職される方を歓迎するとのこと。新入職員の方たちは緊張と不安と期待のなかこの4月、ふみだされるのでしょう。

スペインやポルトガルが原産。中国を経て平安時代に日本にやってきたそうです。歴史ありですね。ということは世界各地でおなじような花が今咲いているということになります。

さて、私の方は朝から西法寺通信とお寺フェスのチラシの最終チェック。いくつかの間違いを発見し、訂正。そして入稿。

さらに、お寺フェスのチラシもできました。朝から調子よく進んでいます。

午前中はお寺フェスに協力していただく仏具屋さんとの打ち合わせ、そして年度末のなもなもサロンへ。

3月も今日で終わりです。早いなぁという言葉しかでてきません。

お寺の未来と可能性

午後、市内で「お寺の未来と可能性」についてをテーマに講演会がありました。講師は「お寺の未来」代表理事の井手悦郎さんです。寺院や宗派に対するコンサルティングをされています。本日の私の役割は受付でしたので、開演から少し遅れて会場内へ。

井手さんは豊富なデータをもとにお話しされました。なかでもこの図はなるほどなと。

今日は2023年に井手さんが書かれた『これからの供養のかたち』を持って行きました。

付せんを貼って何度か読み返した本です。社会、家族の在り方が変化する中で、お寺にはかわらず大切にするべきことと、変化に対応しなければいけないことがあると学ばされた本でした。

講演会には83人が来場されました。こうした研修に僧侶だけでなく、その何倍も門徒さんが来てくれる。これが浄土真宗のつよみであると考えます。

お寺からは5人が参加しました。「うちの寺は一歩踏み込んでるから。やってることも多いと思いながら聞いたで」と頼もしい感想も。それはみなさんが自分ごととして関わってくださっているからに他なりません。お寺はみなさんをつなぐことができるし、それがみなさんにとっても楽しかったりするのです。そこにこそ、お寺の可能性はあると住職は思っています。

花より団子

朝からお寺フェスのチラシ作りを続行。11時から四十九日のお勤めです。故人様のまだ幼いお孫さんが「なんまんだぶ」とつぶやいて場が和みました。式が終わると大きな声で、「ありがとうございました」。その後、お寺の納骨堂に納骨をさせていただきました。納骨堂の前には桜の木があります。今年はまだつぼみのまま。

こちらは昨年4/1の桜です。一週間後なら桜を楽しんでいただけたのですが、ちょっと残念でした。

お参りされていたご門徒さんから手作りのさくら餅をいただきました。見た目にも美味しそう。この方のお孫さんはさくらさん。寅さんが好きだからかもしれませんが、いい名前ですよねー。

今日のところは花より団子。さくら餅、ありがたくちょうだいしました。