本堂で研修会

午後、お寺で研修会をひらきました。2月、大雪で因幡組(いなばそ)連続研修会が中止となりました。研修会は3月で終了しましたが、今日は、希望する方に集まっていただいて、2月に予定していたテーマ「お寺の可能性について」、1時間ほどお話しさせていただきました。

浄土真宗について1年間かけて学んできたみなさんです。その教えを生活のなかで生かしてほしいという思いで、「いっしょに慈悲の実践をしましょう」と。

どんなにささやかであっても、他者と手をつなぎ、喜びと悲しみをともにしましょう、できることをさせていただきましょう。

それができるところに「お寺の可能性」があるのではないかと思うのです。

みなさんどう受け止められたことでしょう。もちろん、これは自分自身に向けて発信している問いかけでもあります。

そこを軸にして、お寺やご門徒さんの得手、つながりをいかしてやってきましたという具体例(お寺フェス、サロンなど健康・居場所づくり)を、スライドにして紹介しました。

居場所があったり、地域や社会とのつながりのある人は認知症リスクが低下する、寿命にもかかわるといったデータも示して、

「住職は、『あの人は元気だからお寺に来る』と思っていましたが、『お寺にくるから元気になる』ということだったんです」と。

休憩後、1時間ほど討論の時間です。そこで出しあわれた意見を紙に貼っていただきました。たくさんの意見がよせられています。今後の研修会に生かします。1年間、お疲れ様でした!

意外なことでしたが、ご本尊が前屈みに立っておられることを新鮮に感じられた参加者がありました。法事の際、このことをお伝えすると、ハッとされる方があります。その姿に触れる時、手があわさり、頭が下がり、思わず、「なんまんだぶ」と口からでてくるのではないでしょうか。

4月最後の週末です


午前中、四十九日法要、その後、お寺の納骨堂へ納骨させていただきました。施主さんは私と中学時代の同級生です。他県で生活されていますが、自分の家にもご本尊を迎えたいとのことで、この間、小さいご本尊を本願寺より購入されました。私も持っている「携行本尊」ですので、入仏法要もあわせて。8月16日に予定しているお盆法要にもお参りしたいとのことでした。

携行本尊は本願寺のHPより購入することができます。
https://www.hongwanji.kyoto/topics/000850.html

法要を終えて網代公民館へ。今日は公民館を利用している方たちの作品の展示会と昼食会、そして午後はeスポーツと健康マージャンの練習会です。

私もギリギリ間に合ってカレーをごちそうになりました。

みなさんの力作を見学して、午後は、宇治と長谷集落へ「お寺フェス」のチラシ配りです。2時間ほどかけて100軒ほどにポストイン。

農作業に精を出している方がたくさんいらっしゃいました。庭先に植木鉢を数十個、置いておられる方があり、「これはなんですか?」とたずねると「イチジクです。種類がたくさんあって。3年ほどで実がなるようになるけど、まだ美味しくない。まあ趣味です」とのこと。鉢植えで育てられるとは知りませんでした。

ホームページ6周年

忘れてました! 2019年4月24日に開設した西法寺のホームページは昨日で6周年だったのです。当初は毎日書く予定ではありませんでしたが、ここまで続けてくることができました。みなさまに感謝!

今日は午前中、鳥取生協病院へ。先週の検診の結果は「異常なし」でした。

明日は四十九日とお寺の納骨堂への納骨が予定されています。掃除を少しばかり。

境内では桜が散り、いまは藤が満開、つつじも咲き始めました。

藤の花のまわりでは熊蜂が飛び回っています。額に白っぽい毛が生えているのがオス。ブーンと羽音も大きく、「怖い」と感じる方もいるかもしれませんが、オスは針がありません。メスは毒針をもっていますが、めったに人を刺すことはありません。GWに藤をみに行く方もいらっしゃるでしょう。こちらから刺激することはせず、あたたかくみまもってあげてください。

ゆかむり班で血管年齢測定

きょうは医療生協の班会の日です。血管年齢やストレスチェックを測定し、医療生協職員のTさんから見方についての説明を受けました。

みなさん正常値だったようで、「今日は来てよかったなー」と最年長のYさん。

私のデータはこの通り。

あくまでも目安ですが血管年齢は実年齢より若くでました。

尿のセルフチェックも行い散会です。

5月18日の「お寺フェス」では今年も健康チェックをおこないます。毎回、大好評です。血管年齢を測定して一喜一憂しましょう。ご近所のみなさん、ぜひお越しください。

日曜の研修会にむけて

朝から予報通りの雨です。日中は、次の日曜の研修会の資料づくりです。といっても2月に大雪で中止になった研修会のかわりという形ですから、一からではなく、その際に準備した資料の見直しです。

「お寺の可能性について」がテーマの研修です。1年間浄土真宗について学びを重ねてきた参加者の方たちとこれからのお寺について考えてみましょうという時間にできれば。

ここでは何度も記してきたことですが、2018年に帰鳥して以来、他のお寺さんに学んだこと、私や坊守の目からみて手直ししてきたこと、新たにとりくんできたことなどが中心です。

なかでも鳥取医療生協のさんや社会福祉協議会さんの力も借りてすすめている「お寺を健康づくりの場に」ということについて、少し資料も追加しました。

仏教の教えは苦悩する者のためにあります。その教えを実践しているご門徒さんの姿も少し紹介したいと思いたち、資料を追加しました。

午後、逮夜法要へ。先週水曜のブログを、ご門徒さん(故人さまのごきょうだい)がご家族に紹介したようです。

「毎日たいへんじゃないですか?」と施主さんの娘さん。

「先週のはいつもより長かったで。住職が困ったときはネコが登場するで」とご門徒さん。

毎日読んでいただいているのでよくご存知なのでした。

朝から岩井を配り歩き

今日は地元岩井集落にお寺フェスのチラシを配って歩きました。午前、午後と4時間ほどかけて約200軒にポストイン。さすがに疲れて3時前に終了。16612歩のカウントでした。10キロ弱になるでしょうか。こんなに歩くのはいつ以来でしょうか。すでに足が痛いですね。

途中、なじみの大工さんにばったり。旅館の浴場の改修にあたっているそうです。第一回から参加されているご近所さんは日課のウォーキング中。「今年も楽しみにしてます」と声をかけていただきました。理髪店さんやお土産屋さん、共同浴場さんには掲示をお願いしました。岩井を盛り上げたいという思いもあって始めたフェスです。ぜひ遊びにきてください。

山からはウグイスの鳴き声が聞こえ、畑では作業されている方たちの姿をあちこちで見かけました。

明日は雨予報です。時間をみつけて今週中には周辺の集落、宇治、真名(まな)、長谷(ながたに)、白地(しらじ)を歩きたいと思います。

つながりの力

朝はお寺で法事、それから市内でひらかれた医療生協のブロック別総代懇談会へ、午後は県中部の湯梨浜町のお寺さんで会合とあわただしい1日でした。

朝の法事はご門徒さんからの依頼です。懇意にしている方のご家族が亡くなられ、直葬をされたそうです。そのことを聞かれて、「お経をあげてもらえないだろうか」との相談が数日前にありました。そして今日、ご家族にお参りいただいたのです。30分ほどおつとめして少しお話しさせていただきました。

ご門徒さんのなかには、このような形で「慈悲の実践」をされている方があります。この言葉を私は、「つながりあって、喜びと悲しみをともにする」という意味で使っています。もちろん私たちにできることは限られたことです。ですが、それを分かった上で、つながり、協力しあえば結構なことができます。今日もそのことを感じました。ご門徒さんがつながっていたから、私とご遺族がつながりました。ご門徒さんの「慈悲の実践」のお手伝いをさせていただいたということです。

法要が終わり、医療生協の集まりへ遅れて参加です。報告者は坊守でした。同じテーブルの方が、「わかりやすい話をされるなあ」と関心されていましたよ。

私が注目したのはこの表です。

「つながり」が健康に影響大

みなさん、病院というと、病気になっていくところと思われるでしょう。しかし、医療生協はひと味ちがいます。患者(組合員)同士が横につながり、班をつくって定期的に集まって茶話会をしたり、健康チェックをしたり、ときには社会や政治についても学び、できることを考えたり行動したりするのです。出資者でもありますから、医療生協の活動に参画することができるので、こうした懇談会も開かれるのでしょう。6月には懇談会を経て総会がもたれます。

高齢化とそれに伴う孤立・孤独がひろがるいま、医療生協が重視している「つながる」「集まる」ことの効果は絶大です。お寺でも医療生協の班会を月一回開いていますが、みなさん生き生きと参加されています。

このユニークな活動をPRすることに長けたら、医療生協はもっと地域に根をはることができると思います。

午後の会合では、年に数回しか顔を合わせる機会のない県中西部(伯耆組)のお寺さんと共同の研修などについて意見交換してきました。学ぶべき実践もあり、因幡組の活動にも生かしていきたいと思います。

途中の道の駅にて

なんでも自己責任や自己決定を強いる社会風潮が苦を拡大していると思います。つながり、集まり、生きていきましょう!

「てっぺん」へ

きょうは法事のない日曜日です。坊守とともに久しぶりに新温泉町春来(はるき)の「そば処てっぺん」へ。

国道から脇道に入って山をのぼったまさにてっぺんに位置しています。道中、鹿2頭が道を横切っていきました。

人気のお店ですから、午後1時をすぎても店内はお客さんでいっぱいです。

歯応えのあるそばと、カリッと揚がった天ぷら。美味しいですね!

いい気分転換にもなりました。

5/18のお寺フェスまであとひと月あまり。門徒さんへの案内は終わりました。次週は岩井と周辺集落にウォーキングを兼ねてチラシ配り歩く予定です。

食料無料市をひらきました

春の食料無料市を本日午前、開催しました。


この4月に入職した職員たちも、研修を兼ねてスタッフ参加。春の無料市に新人が出るのは、今年で3年目(人事教育部長のポストに居て、たまにはいいこともあります)。

先輩職員をあわせると60人が出動したため、市内3ヶ所で一挙に開催できました。

もともとは、コロナのために生活困難におちいった人たちとつながろう、という目的の食料配布でしたが、いまは物価高騰の打撃を受けた、より多くの人たちとつながろう、というモード。
若手からは、「近いスーパーでも歩いて3〜40分かかる」「朝昼晩で白いご飯は昼だけ、という方が居た」「楽しい活動だった。また来たい」「困ったことはない、と最初は言っておられても、会話をすすめると、抱えておられる問題が出てきた」などの報告がありました。


私が参加した団地では50世帯から来られて、受付のメンバーが相談(何らかの働きかけ)が必要と判断した世帯が10軒にのぼりました。
「でも、今日、会えた方々は氷山の一角なのかもしれません」と、帰りのクルマの中で、新人看護師が語りました。

今日は住職は法務で参加できず「よろしくな!」という声を背に、お寺からマイクセットとお米30㎏、雑貨類などの物品が出動しました。

門徒さんやブログ読者さんからの物資や募金も活用させていただきました。
ささやかな活動ですが、「次は夏やね」と確認して散会しました。

胃カメラは苦手です

今日は午前中、鳥取生協病院で健康診断をうけました。そして年に1回の胃カメラも。待っているときに看護師さんに、「胃の検査も将来はやり方がかわって、超音波検査みたいに外からあててというやり方にならないんですか?」と聞いてみましたが、「なりません」。中身が詰まった臓器は超音波検査ができるけれど、胃は袋状なので、胃カメラで直接、調べるしかないそうです。それもそうですね。

例年通り、吐き気におそわれつつの検査です。「もうすぐ終わりますからね」と先生がおっしゃってからが長い! 検査結果は、「キレイな胃ですよ」

胃カメラは誰でも苦痛ですから、ものすごく細いカメラが開発されるのではないでしょうか。

午後は鹿野の浄徳寺さんで鳥取因幡組の会計監査に立ち会いました。会計担当のお寺さんがきっちりと実務をされていたのでスムーズに進行しました。

ゴールデンウィークあけに組の総会が予定されています。各寺院さんと連携して、実りある活動ができるようにしたいと思います。