南無阿弥陀仏をとなふれば

今日は昨年105歳でご往生された御門徒さんの1周忌のお勤めがありました。
朝から思い出していました。99歳のとき、西法寺通信のインタビューでお会いした際、新しいお経本をプレゼントしたのです。そのとき、御門徒さんは、経本を、おしいただかれたのでした。おしいただくというのは経本を大切に扱うことで、両の手でもち、顔の前まで持ち上げる動作のことです。ふと、自分はそのように扱っているのかなと。大切なことを教えていただいていたのだと今更ながら。

90代後半まで熱心にお寺にお参りされたご門徒さんでした。先人たちが称えた南無阿弥陀仏のお念仏は、本堂に染み込んで、この空間を作ってくれているのだと思うのです。

南無阿弥陀仏をとなふれば 十方無量の諸仏は

   百重千重囲繞して よろこびまもりたまふなり

親鸞聖人の和讃を読み上げました。すでに仏となられた御門徒のみなさんが、今、南無阿弥陀仏とお念仏申す私たちを幾重にも取り囲んで、喜び、そして守ってくださっているのではないでしょうか。

そんな話を今日はみなさんに聞いていただきました。

お寺掃除の日

今日はお寺の清掃日です。掃除は年に4回で今日は3回目です。4回目は仏具みがきを11月に予定しています。

それにしてもこの暑さは! 9月は秋とはいえない気候になってしまったのでしょうか。

本堂の内と縁の掃除を中心に、集まっていただいた4人のご門徒さんと私と坊守の計6人で短時間行いました。

終わりに私のコーヒーメーカーでアイスコーヒーをいれていっぷくして解散しました。ふだんなかなか行き届かないところまできれいにしていただいて感謝です。

わけもんをいただく

昨日の朝、漁師のご門徒さんがお寺にトロ箱いっぱいのハタハタをもってきてくださいました。煮ても焼いても揚げても美味しい秋の味覚です。

底曳漁ははじまったばかり。ご門徒さんの息子さんがいま船主としてがんばっています。「今年はようとれてるみたいだで」とのことです。20センチをこえるようなビッグサイズも。

漁村には「わけもん」という風習があります。魚たちは私たちにたべられるためにいきているわけではありません。そのいのちをいただいて人はいかされています。そのおめぐみにみなで感謝する、わかちあうということではないかと思います。

分かち合うことを仏教では「ダーナ」といいます。「檀那さま」ということばはここからきています。「布施」も同じ意味です。

これはちょっと蛇足ですが、「法をもって集め、勤勉によって富を得たときに、飲食をもって食乞う者どもを正しく喜ばしめる」とお釈迦さまはおっしゃいます。貧しい人に対して施し、与えることをお釈迦さまはほめたたえているのです。「財を集めるということも、結局は、それによって人々に幸福や利益を分ち与えることを目ざすのであります」(中村元著『原始経典を読む』から)。今日の社会においては強者が財を集めることに血眼となり、それが行きすぎた結果、さまざまな混乱が世界中で日々、起こっていると思うのです。

話を戻して、せめておいしくいただだかなければ、漁師さん、そして魚たちに申し訳ないなと思います。都会暮らしではそんなこと考えもしませんでした。こういうことを、「もったいない」というのかと。

わけもんをいただいて、いつも思うことです。なによりも安全操業を、そして豊漁を。

ナモの日記(2025年9月)

ナモです。


今日は4日なので、アタイがにっきのおとうばんです。そういえば、なんでまいつき4の日にアタイがおとうばんするかというと、あじろで、のらの子ねこだったアタイが、ここのおうちにつれてこられたのが、12月の4日だったからなんだって。

いまは、のらねこのときのことは、あんまりおぼえていません。こないだの、おぼんのお寺のほうようで、あたいにごはんをくれていたおじさん(坊守注:ナモの実家)が、「こねこのなかで、いちばんヤンチャなのを、住職がひきとってくださったですが」と、いうていたそうです。

いまはすっかりかいねこなので、おうちのなかを、じゆうじざいにあるきます。このごろ、よるは、おばたんのおふとんでねることもあります。アタイがニンゲンのおふとんでねんねしたくなるということは、まいにちあっついけど、だんだんすずしいじかんもある、ということなの。
みなさん、もうすこしあつさにきをつけてすごしましょう。

尻尾隠さず

昨日の夕方から夜にかけて鳥取市と岩美町は激しい雷雨に見舞われました。市内では道路が冠水した地域もあったようです。

我が家のクウちゃんは雷が怖くてこの通り。

ノノちゃんも押し入れに隠れてしまいました。

県内は8日まで熱中症特別警戒期間となっています。あわせて雨予報も出ており、ひどい降り方をする日があるかもしれません。昨日、坊守は車はの前が見えないような豪雨に見舞われたそうです。気候がおかしくなっているのは間違いありません。

さて、朝から9/21の慶讃法要の横断幕、経本をパソコンで作成したり、郵便局や銀行に行ったり、食材の買い物にでたりの日中でした。郵便局の前で近所のご門徒さんから参加の申し込みがあり、現在のところお寺からの参加は35名となりました。参拝された方へのささやかな記念品を50セット用意しています。足りなくなることはないと思うのですが…。

そうそう、いつもブログを読んでくださっているTさん、いっしょにお参りしませんか? ご自宅の近くの遊覧船乗り場からマイクロバスに乗車できますよ。めったにない法要ですから、ぜひぜひご検討ください。

ノノちゃん、かたまる

午前中、市内の動物病院へ。ノノちゃんは貧血治療の注射です。

道中は「ナー、ナー」と鳴いていましたが、診察室に入ると鳴きもせず、緊張のせいなのか、完全にかたまっています。身動き一つせず、この体勢のまま注射を打っていただきました。

体重は4.48キロでした。「体重を維持しているのはすごいです」と担当の先生はおっしゃいます。

診察が終わり、車では鳴き声をあげ、家に帰ると、やれやれという感じで、玄関の方に駆けて行きました。

家ではよく食べ、よく水を飲み、排泄し、36時間毎の点滴を時に抵抗しつつも辛抱強く受けています。あとの時間の大半は、お気に入りの敷物の上でゴロンと寝ています。そして夜中、お腹をすかしたター坊と、いつも食べ物を探しているクウちゃんと連れ立って私と坊守を起こすのです。

次の通院はひと月後です。9月も機嫌よく乗り切ってくれたらと願うばかりです。

「いっしょに参ろうで」

昨日は朝、田後港から底曳船の出港を見送り、夕方は再び田後で役員さんとともに9月21日の法要の案内で歩きました。夕方は少し日がかげり、小雨模様。お盆にお預かりしたお布施の受納書と法要のチラシを手に、10数軒まわり、3人のご門徒さんが新たに参加されることに。好感触だった方も何人か。地域の顔である役員さんの「いっしょに参ろうで」のプッシュが素晴らしかったです。この一言が最大の力です。心からそう言ってくださる方をどう広げていくのか住職に問われているなと。記念品で押そうとしている私は邪道だなと反省…。

今日から9月。16日の本堂での秋彼岸法要、21日の法要、28日の役員会が軸です。10月11日にはチャリティーコンサートも控えていて、チラシ作りと案内。10月発行の西法寺通信の作成、お寺の会費の集金、納骨堂への納骨法要も複数あります。サロンや医療生協の班会も。日々のネコたちのお世話も。やるべきことがけっこうありそうです。みなさんの力も借りて猛暑が続きそうな今月を過ごしていきたいと思います。

それと勉強します!(決意)

出港の朝

明日から底曳漁が解禁となります。今日は町内の田後港、網代港から底曳船が出港します。法事がない日曜です。朝、田後港にやってきました。ご門徒さんが見送りに来ておられ、しばし立ち話です。

午前9時、家族が手を振る中、底曳船は汽笛を鳴らして出港していきました。

イカ、エビ、ハタハタ、カレイ、そして松葉ガニ。豊かな海の幸は、漁師のみなさんの昼も夜もないきびしい仕事によって私たちのところまで届くのです。こちらに帰ってきて肌身に感じます。せめて一年に一度くらい、この姿を目に焼き付けておかなければという思いです。

どうか安全に、そして豊漁を!

地区別福祉座談会に出席する

午後、網代で開かれた表題にある座談会に出席しました。ご門徒さんも数人いらっしゃって、「住職なおっただか?」「坊守さんにはうつらんかったか?」と声をかけていただきました。声がもとにもどりきっていませんが、体調はよくなりました。

さて、座談会では町の地域福祉活動計画について説明がありました。

「誰もが孤立せずにつながりある岩美をめざす」というのが計画の柱。①担い手づくり、②居場所づくり、③安全安心の地域づくり、この3点を推進する、これによって計画の達成をめざそうということでした。大事なことだと思います。行政と住民がともに手をたずさえてこそですから、私にできることをこれからもやっていきます。

運営で改善を求めたいことがあります。座談会をうたうのであれば、座談会をして欲しかったです。地域活動の担い手をされているみなさんが、どういう苦労とやりがいをもっておられるのかを語りあってこそだと思います。会議時間が1時間しか取れないなら、報告は手短に、座談会を長めにとできなかったでしょうか。岩美町社協でがんばっているYさん、「住職がこんなこと書いてますよ」と職場で共有よろしくお願いします。社協さんにはいつも感謝しております。ここに記した以上の他意はありません。次回はぜひ座談会をしましょう!

受納書を作成

お盆参りが終わり、はや2週間です。うち1週間はコロナで寝ていましたが…。

まだ全体の1/4ほどですが、お布施の受納書を作成し、印刷しました。今年は蓮が20以上も咲きましたので、その写真を掲載です。

明日の午後、網代コミュニティーセンターで地域の福祉座談会が予定されています。なもなもサロンにも案内があったので私も参加します。お弁当づくりや地域の老人会の活動をされているご門徒さんもいらっしゃることでしょう。

座談会ですから意見交換の場ということでしょう。サロンをはじめ地域・社会活動への参加、特に担い手になることが健康にもたらすプラス面について、みなさんにお伝えしてこようと思います。