西法寺農園リターンズ

野菜栽培はあきらめて、畑は花を咲かせることをめざすことにしました。

手前はダッチイリス

真ん中はオクロレウカ

奥はアヤメです。

和歌山のお母さんからいただきました。ありがとうございました。

しかし、いただいた球根がまだあります。

さらに畑を掘り返し、白水仙も植えました。

「お寺さんに聞きたいことがある」

昨日、町内の食堂で昼食を食べていた時の話です。
その店は常連さん憩いの場所で、私含め4人は3週間ほど前にも同席した4人でした。
私は僧侶をしていると自己紹介もしていたので、「お寺さんに聞きたいことがある」と話しかけられたのです。

お一人の方は、「お墓を一つにしたいが、どう考えたらいいか」ということでした。
なんでも10個ほどの墓石があり、「将来のことを考えると一つにしたい。でも、子どもは都会に出ていて、一つにしても見てくれるかどうかわからない」

これはなかなか難しい相談です。「私だったらお墓は何もしないでそのままにしておくかなあ。いずれにしても、その思いをご家族、お寺さんにも伝えてよく相談されるのがいいのではないでしょうか」とお話ししました。

もう一人の方は、お布施への不満です。「20年ほど前の話だけど、親が亡くなった時のお布施として70万円、納骨の際にも6万円ほどかかった。ワシの時にはそんなに払うことはできない」と話されます。

「70万円もお布施をいただいたら、私ならドキドキしてお経を間違えるかもしれません」と話すと、食堂内、爆笑でした。お寺によってはお布施の額を決めているところもあります。決まっていなくても、このお寺では葬儀の時はこれくらいと暗黙のルールになっているようなところもあります。

が、しかし、「あまり気にしないことですよ」とお話ししました。

お布施の大小で判断することは僧侶が最もやってはいけないことです。今、年金は増えず、介護その他、お金がかかるのです。お寺に葬儀を依頼することだって当たり前ではない状況ですから。

思いがけずお寺談義になりました。
西法寺のご門徒さんとの関係でも、「なんでも気軽に聞いてください」ともっとアピールしていかないとけないなと気づかされました。


竜美台からの絶景

きょうは大山町の僧侶の方と相談事があり、道の駅へ。大山町からは50分、岩美町からは40分ほどのところに位置する「道の駅きらり」

温泉地ということもあって足湯があります。

相談は30分ほどで終了。12月の初めに再度集まってつづきをすることに。昨年秋に結成した鳥取宗教者平和協議会という集まりがあるのですが、開店休業なので、再開しましょうという話し合いです。12月1日は大山町に集まります。会場は樹木葬に力を入れているお寺さんでもあります。そしてお寺からは名峰大山が望めます。晴れていたら写真アップするので、お楽しみに。

さて、道の駅からの帰り道、ビューポイントの竜美台から海を眺めました。

なかなかの絶景でした。

元の家主さんの法事でした

住職と坊守が現在住んでいるのは、お寺から徒歩30秒の古民家です。きょうは数年前までこの家で生活されていたご門徒さんの法事でした。お墓もお寺のすぐ隣ですから、本堂で読経したのち、お墓の前でも読経しました。

元の家主であったご門徒さんは書を楽しんでおられました。筆と大量に残されていた半紙は、いま私が使わせていただいています。家の方には書をそのまま飾っています。

達筆すぎてわたしには読めないのですが、どなたか読んでいただけたら、何が書いてあるのか教えてください。

学術会議の任命拒否について

学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題が連日報じられています。任命を求めるネット署名も14万人を超えたそうです。また、昨日は国会で宗派をこえた宗教者が記者会見し、「学問の自由をゆさぶる」として抗議声明を発表しました。

学術会議は「戦争を目的とする科学の研究は絶対にこれを行わない」という立場を堅持してきました。戦争に協力した反省からです。任命を拒否された研究者の方たちは安保法制に批判的な立場をとっています。

首相は、「総合的、俯瞰的な活動を確保する観点」から任命を拒否したとし、「学問の自由とは全く関係ない」といいます。そうでしょうか? 「全く関係ない」どころか、政府の施策への立場を判断材料にしたとしか思えません。

反対意見をどう扱うかによって度量の大きさは測れると思うのですが。菅さんというのはこういう人なんだなということがハッキリ示されたといえばそれまででしょうか。

学問の自由は、これを保障する。

憲法を遵守する立場から、政府は任命拒否を撤回すべきだと考えます。

網代のなだばたにて

町内に引き続きお寺の通信を配っています。網代の近くまで来たので、なだばたの風景を。

波おだやか。対岸は鳥取砂丘です。

なだばたとは、井戸端の港バージョンです。みんなが集まる場所のこと。きょうも男性陣が大きな声でなだばた会議をしておられました。

配り物もあと少しで終了です。お寺とご門徒さんをつなぐために通信(寺報)をつくりましたが、コロナ禍のなかで役割を果たしてくれているように思います。先日も法事の際に、「読んでますよ」と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。

次は来年1月の予定です。新春らしい話題をお届けできるよう準備しなければ。

田後漁港にて

田後漁港にきました。車を止めて西法寺通信を配っていただいている世話方さんのところへ。世間話からお寺や地域の話題、健康、ネコのこと、人はなぜ争い事をやめないのかといったテーマまで。あっという間に夕方です。話し込みすぎたかも。せっかくきたので、しばし海を眺めて波音に耳を傾けましょう。これって贅沢な時間かもしれません。

では配りものの続きをして、帰るとしましょう。

大正に生まれた方の葬儀をつとめました

昨日は100歳近い女性の方の葬儀をつとめました。また一人、大正生まれの方がお亡くなりになったのです。

私自身は元号へのこだわりはとくにありません。それでも、ブログにも何回か書いてきた通り、大正生まれの方のご苦労を決して忘れてはならないと思っています。

西法寺のご門徒で、戦地に赴き、いのちを失った方の大半は大正生まれです。大正に生まれた日本男性の約7人に1人は戦死しています。

戦後も苦労された方がほとんどでしょう。

昨日、葬儀を勤めさせていただいた女性の方は、昭和24年に海の事故で夫を失われたそうです。なんの補償もなく、幼いお子さんを祖父母に預け働きに出られたとのこと。「母から愚痴を聞いたことは一度もありませんでした」と息子さんはおっしゃっていました。

お住まいのところから数キロ離れた墓地に歩いてお墓参りに向かわれる姿をみることもあったと親類の方から伺いました。若き日に別れた夫に声をかけていたのだろうか、どんな思いを抱えて生きてこられたのでしょうか。詳しくお話をうかがったことはありませんでしたが、「ほんとうに長い間、ご苦労様でした」と声をかけてからお経を読みました。

合掌

ささえてくれる人

坊守です。
きょうはおやすみでしたので、朝一番は本堂のお花をして、葬儀のお勤めのしたくを手伝いました。普段はフルタイム労働者なので、お花くらいはさせてもらおうと思っているのですが、きょうも1種類、名前が分からないまま使った植物がありました。まだまだまだまだ勉強。

さて、自宅に戻ると、細長い包みが届いていました。和歌山にいる私の実母の従姉妹のK子さんからです。「K子さんからの細長い物ならきっと…」と予想しながら開けると、やはり、中身は輪袈裟でした。秋冬のものを届けてくれたのです。

住職の好みの色に草文様が入っています。お礼をいうと「輪袈裟は何本あっても邪魔にならんでしょう」と、朗らかな声が返ってきました。
K子さんは、同じ宗派のお寺で、坊守をしていました。いまは息子さん夫婦に役を引き継いでいますが、なにかにつけ、我々を気にかけてくれています。

勤め人から急きょ、お寺に入ることになった私たちが頼りなくてハラハラさせているかも知れませんけれど、この進路を手放しで喜んでくれた大先輩がいることが、私にはどんなに心強いか、言葉にはできません。
ちょうど3年前の今ごろ「浄土真宗のことをわかりやすく書いた本ですよ」と、京都の本山で選んでくれた本がどっさり届いたように記憶しています。
これも、阿弥陀さんにまもられた同朋ならばこそのあたたかさでしょうか。

「困ったこと、分からんことがあったら、なんでも言うちょいで(言ってきなさい)」という御守りのような言葉が、今後も支えのひとつです。
この輪袈裟をみるたび、フワッと心があたたかくなるんだろうな。

岩美町への移住者、4年間で449人

昨日、参加しているまちづくりの会の定例会がありました。役場の方より地域総合戦略について説明があり、その後、質疑応答も。

わたしもせっかく参加しているので、発言しました。「県外からUターンした人への住宅リフォーム助成上限200万円補助はすばらしい制度です」と町にまず感謝。ついで雇用対策や6次産業(生産・加工・販売を一括して地域で行うこと)について質問しました。

総合戦略には記載がありませんが、鳥取県の最賃の低さ・全国最低の792円も、若者が定住しづらい要因だと思います。国保も高すぎます。このあたりは県や町でなんとかできる話ではなく、地方創生というのならば、この辺りに手をつけて生活への不安を和らげないとと感じます。総合戦略には、岩美町として出生率2.07を目指すとしています(どの自治体でもこのような数値が掲げられているのでしょう)。夢を語るのもいいけれど、現時点ではあまりにも空想的でしょう。

岩美町は過疎の町ですから人口は減少傾向です。しかしそのなかでも4年間で移住者が449人にのぼるとのことです。それだけ魅力があるってことでしょう。

11月には会として町長さんとの懇談をおこなうそうです。直接、意見をだせる良い場だと思うので、岩美町を巡りつつ、ご門徒さんからも声を聞かせていただいて懇談の場に出席したいと思います。