蓮が咲きました

雨が降り続く中、境内では蓮が咲きました。

朝7時すぎ
午後1時過ぎ

開いているところを撮り損なってしまいました!

いま4つの甕から計10個の花芽が上がっています。次々に咲いてくれそうです。観賞したいかたはお寺までお越しください。

今年は植木屋さんが心配して追肥してくれたり、気にかけてくださったのがよかったのかもしれません。おかげできれいに咲いてくれそうです。

明日にでも咲きそうです

9月、記念法要に向けて

今日は市内のお寺さんで因幡組の執行部会がありました。9月21日に予定している組(そ)の法要(親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要)の詳細についての相談です。法名をさずかる帰敬式も行うことになりました。2年前、西法寺でも式をおこないましたが、希望する方もいらっしゃることでしょう。はやくお知らせしたいと思います。

(シマちゃん情報)夜中、庭先でネコ2匹のケンカの声。うちのネコたちも、どこかで寝ているター坊以外、「なにごとか」と玄関に集合しました。坊守が探しに出たところ、劣勢のシマちゃんはお隣さんの境の溝でじっとしていたようです。坊守が声をかけると玄関先にやってきて、ひとまず避難。幼い頃のター坊、最近では野良時代のクウちゃんを可愛がってくれた気持ちのやさしいシマちゃんなのです。朝、ご飯をあげてほほを撫でるとぐうぐういって喜んでいました。

シマちゃん負傷する

坊守です。

昨日の朝、温泉へ行く際のこと。お風呂のバケツを持って出たら、道と我が家の敷地の境界の苔の上にシマ氏。
家からニンゲンが出てきたら、走ってくるはずが、目を細め、うずくまるような姿です。これには既視感あり。そおっと近づくと、右眉の上あたりに数本の引っかき傷が…そして左にも一本赤い筋。このところ、他所からほかの野良猫がやってきているようで、明け方争う声が聞こえることがありました。
先日も住職が、右の肩口に傷がある、といっていましたので、また…なのでしょう。
以前はこういう傷がきっかけで体調を大きく崩し、ちゅーるでさえ食べられないピンチにおちいったシマなので要注意。
食欲が出るようウエットフードをあけると、ゆっくり勝手口に歩いてきました。
クウが飲み残した抗生剤があったので、それもご飯に混ぜて、いちおう完食。
外から戻ると、大雨を避けるつもりか、玄関のすだれの裏に横たわっていたのですが、やはり元気はない。


カツオを蒸したおやつを出すと、3本立て続けに食べ、カリカリも食べることにしたよ、とでもいうように、自分のお皿の前へ移動。とりあえず大丈夫かな?
それにしても、本当に歯がないので、美味しいものをやる時に、間違えて指までパクりとされてもまったく痛くありませんでした。牙も去年すべて抜けたので、これで外来の個体を追い払うには、かなり苦労していると思います。シマよ、がんばれ。

葬儀をおえて

今週2件目の葬儀が終わりました。故人さまは先日、退職したばかり。元の職場の方たち含め100人近い方が葬儀に参列されました。私もひと月ほど前に、「体調が悪くなりまして」と連絡を受けたばかりです。その後、奥さまから少し詳しくようすをうかがっていました。なるべくこの日が遠ければと念じていました。残念でなりません。私もしばらく棺に眠る故人さまのお顔をながめておりました。

しょっちゅう泊まりに来ていた小さなお孫さんが遺影を持って霊柩車に乗りました。あなたの成長はこれからおばあちゃんが見届けて、仏前に報告してくれることでしょう。

畑に咲いたアリウムを坊守が仏華としてたててくれました。

境内の蓮もつぼみがずいぶんふくらんでいます。その蓮の上に阿弥陀さまは立っておられます。今日はご家族とともに泣いておられるのではないでしょうか。

合掌

法事、納骨、「なだばた」へ

今日は午前中、自宅での法事にうかがいました。お孫さんを連れて娘さんが里帰り。途中起きることなくスヤスヤと寝ています。

話題は先月の「Free!」イベントです。いま町内のケーブルテレビで当日の様子が紹介されています。近所に浦富海岸遊覧船乗り場があり、たくさんのファンが当日訪れたそうです。「岩美町に住んで60年。あんなに満員のバスははじめてみた」。施主さんは元田後の方です。田後は「Free!」のロケ参考地で、ファンにとっては聖地です。数年前、田後で開催された「Free!」関連のイベントの際に食べ物の店を担当されたそうですが、あっという間に売り切れてしまったとか。施主さんは「オレはアニメ、3回みたで」。

玄関先にはきれいな丸い花が。うちの畑でも今咲いていて、しかし名前が出てきません。調べたらアリウムという花でした。

その後、網代のお墓に納骨でうかがいました。集落の墓地の上の方にあるお墓です。車を停めてお墓の方に目をやると、施主さん家族が「おーい」と手を振っています。「あんなに上だったか!」 息を切らせてお墓へ。海に目をやると遊覧船がちょうど通過していきました。

納骨が終わり、久々に「なだばた」さんへ。地元ケーブルテレビが先日のお寺フェスを紹介してくれたようで、店のおばちゃんたちに、「いまでとったで」と。私はまだみていませんので、そのことはまた後日に。

スパイシーな冷麺

坊守です。
きのうは住職が総代として出てくれた総代会の運営側でした。ブログは、配偶者の職場のことを手放しで褒めたりして、身贔屓(びいき)が強い住職だと笑われていないか心配しています。
でも、ケアの仕事につく専門職や、地域で安心して暮らし続けるために、と知恵を出し汗も流している組合員さんは、尊敬に値する集団なのです。
さて、しかし、ひと息つくまもなく、気づけば明日は研修です。誰がこんな日程組んだんや?!と、自分に向かって怒るワタシ。講義しなくて良いのですが、
だんどりをする時間はわずか。朝からWEBの会議で、話をふられてもボーっとしたこたえしか出てきません。
午後も真面目な会議があるのに大丈夫かしらということで、スパイスで目を覚ますべく、エイプリルさんへ。
なんとまだメニューにない「冷やし印度」ができますよ、とおすすめが。唐揚げとともにいただきました。スパイシーなのに冷麺。不思議な食べ物です。

これで、明日まで頑張れそう。

いいじゃないか、鳥取医療生協

日中、市内で鳥取医療生活協同組合の総代会がひらかれました。私も総代の1人です。

冒頭、理事長さんがあいさつされました。そのなかで、年間の消費税負担が2億円にもなること、減税は医療を守ることにもつながると発言されました。医療費は非課税ですから、埋めることができず、税負担のみがしいられているのです。衝撃でした。

次に専務理事さんから報告がありました。楽しく集まっての健康・居場所・つながりづくり、そして核兵器廃絶に向けた署名活動など。報告によると、毎月約1000人がこうした取り組みに参加しているそうです。これらへの参加で、要介護認定率・認知症発症は低くなるということもあきらかになっています。

日々、患者さんとその家族が直面する問題に、親身になって対応しているスタッフの努力も紹介されました。

総代会の発言では、「常設のたまり場をつくって1年。健康まつりを開催し、大にぎわい」「鳥取医療生協がすすめるたまり場づくりが内閣府の孤立・孤独対策モデル事業に」「病院の中だけで終わらず、暮らしの接点で、人と地域を支える」など興味深くきかせていただきました。看護部長さんは、看護師定着に努力してきたこの間のとりくみを発言され、また病院の敷地内で花壇づくなどボランティアにとりくむ方からの発言もありました。共通しているのは、「私の、私たちの病院」という愛着であり、誇りです。

医療をめぐる状況は、「政府に見捨てられた」と悲鳴が上がるほどです。その中にあっても住民と手をつなぎ、医療を、いのちを守るその値打ちが光っているなと感じさせられました。

いいじゃないか、いいじゃないか、鳥取医療生活協同組合と改めて。

お寺としょうがせんべい

今日も蒸し暑い1日でした。

午前中、葬儀をお勤めして、火葬場へ。それからお寺に帰って1周忌、そのあと還骨法要とつづきました。スケジュールがきつきつでしたが、無事終了です。

葬儀の施主さんは、お寺で食べるしょうがせんべいがお好きとのこと。還骨法要の前にご家族みなさんで一休みされていました。「とわ」さんが開店して、しょうがせんべいが復活してよかった! この間、お参りのご門徒さんにもよろこんでいただいているようです。今日の一周忌にお参りされたのは元は岩井の方です。しょうがせんべいを懐かしんでおられました。おかげで私はひんぱんに「とわ」さんに足を運んでいます。

夕方、ご門徒さんがお見えになり、しばらく相談に。帰りにこの看板に目をやっておられました。

こら、バカ首相、でてこーい!

『佐々井秀嶺、インドに笑う』という本を読みました。


ヒンズー教が人口の圧倒的部分を占めるインドにおいて、実は仏教徒は1億5千万人を抱えています(国勢調査上は人口の0.7%、約840万人)。カーストの外に置かれた人々(不可触民・ダリット)が続々と仏教徒に改宗したからです。インド仏教徒の中心的な存在が佐々井秀嶺さんです。

佐々井さんは若き日、色情に悩み、自殺未遂を3回。山梨の真言宗寺院で師に助けられ、仏門へ。東京、タイ、そして導かれるようにインドへ。身分による差別を許さず、「貧しい人たちのために」と身を粉にして生きる姿を女性ライターの白石あづささんが、あたたかくぬくもりのある筆致で記し、一気に読ませます(初版は2019年)

・不法滞在で逮捕された際には、抗議署名が60万人から寄せられ、1988年にインド国籍取得
・1998年、インド政府の核実験に抗議し、国会議事堂前に向かってデモ行進。「こら!! バカ首相、でてこーい!」と拡声器で叫ぶ
・ヒンズー教徒によって管理されているブッタガヤ大菩提寺(ブッタがさとりをえた場所)の奪還運動

など、エピソード満載です。

白石さんの「仏教のいいところって何でしょうか?」の質問に、
佐々井さんは、「『無我』。『我がない』ということだ。自分よりも相手の気持ちを思うことだ。自分がお腹が空いていても、困っている人がいたら食べさせる。インドの仏教徒はそうだ」

好物はあんぱん。まるでアンパンマンのような佐々井さんの生き様です。

岩井32℃

今日は朝から大変な蒸し暑さ。吹く風があつい! 午後2時過ぎには気温は32℃まで上昇しました。住職部屋にも今年初めてクーラーをゆるめにいれています。今週は高温がつづくようです。


環境を整え、あす、あさっての通夜・葬儀の準備です。法名を考え、板に墨で記し、通夜の席でお話しする原稿をつくりました。

もう一つ、衣替えです。6月頭の葬儀は冬服でお勤めしましたが、さすがにもう無理です。薄い衣の夏用の七条袈裟、色衣、袴をタンスから出してカバンに収めました。6月から9月末までが夏服の期間になります。

本堂にクーラーがあるおかげで、夏の法要もみなさんにしんどい思いを強いることもなくなりました。近隣の真宗寺院でもエアコンを設置する寺院が増えています。私の知る限りでも今年3つのお寺で設置されました。ご門徒のみなさんもきっと喜ばれていることでしょう。