「困りごとアンケート」をまとめたので…

坊守です。
今朝は、県庁に行ってきました。私は非坊守(ぼうもらず)で、平日は医療関係の職場にいますが、去年末から「困りごとアンケート」にとりくんでいました。
コロナの影響は、客商売はじめ、様々な方が受けています。「困ってる」「助けて」と言いづらい昨今の世情に、鳥取の県民性を加味すると、生活の見通しが立たない状態の人が独りで耐えていることがあってもおかしくありません。女性の自死が増えたというデータもこうしたことが要因かもしれません。
アンケートの最後に「相談がある方は連絡先を書いてください」と添えて返信用封筒もお配りしました。
すると、40人を超える方から「相談に乗って」という反応がありました。役場に相談に行ったのに、使えるはずの制度が案内されないまま、私たちとつながった方、ご飯を1日一食に抑えざるを得ず、痩せてしまった方も。

アンケートの回答からも、収入が減ったり支払いが滞ったりしている世帯がかなりあることが分かりました。

そういう情報を、自治体に共有することで、支援策の検討材料にしてほしいと要望しました。

鳥取県は、コロナ対策では全国で一番うまく対応した県だとする研究もあります。こんどは、県民の生活の応援もうまくやってほしいと思います。

短時間の意見交換でしたが、車の中に入れておいたレモンスカッシュがホットレモンになっていました。

住職の社会見学

本日は昨日に引き続き西法寺通信の取材に。網代港で底曳船(そこびきせん)の見学です。船に入ったのははじめてのことです。

沖合底曳漁業についてはこちらを

操縦室。電子機器が並んでいます。

網を巻き取るウィンチです。

ロープを巻き取るウィンチ。ロープの長さは約1900メートルにもなるそうです。

冷凍庫。-50度でとった魚を冷凍します。

こちらは保冷庫。

船員さんのベッドルーム。横幅70センチと決まっているそうです。

台所。IHコンロ

シャワースペース

現在は漁の休みの期間です。港では網の補修作業が行われていました。

インドネシアからの実習生の方が網を直していました。本来なら3年で本国に帰るところ、引き続き網代にとどまっています。コロナの影響です。「あなたのとってくれた魚を食べて私たちは生きているんです。ありがとう」とごあいさつ。

いい体験させていただきました。みなさん、夏からの漁もがんばってください。

漁師さんにお話をうかがう

今日は午前中法事、午後は役員会、その後、西法寺通信のインタビューと慌ただしい1日でした。

お寺の通信も次号で第9号となります。網代の漁師さんに出ていただくことになり、今日、お話を聞かせていただきました。現在は漁からは引退されていますが、漁協の役員として活躍されています。

19歳から漁に出て、はじめは網代から船で約30時間。大和堆(やまとたい)という漁場でイカを取ることからスタートしたそうです。

波の怖さを知ること、船の安全性を知ることが事故を起こさないために大切です。
船主として嬉しいのは、「ここ」と思ったところでたくさんとれたとき。
漁師は昼間にホタルイカやハタハタをとって、夜にカニをとります。海に出たら24時間、休みのない仕事です。
うまくいかない時もあります。そういう時は早く引き上げて、「顔を見に帰ったでー」と妻にいうんです。
船から降りてやっと畳で寝られるようになりました。

漁師さんの苦労とやりがいを、ほんの少しですが知れたような気がします。

あしたは、息子さんが船主をつとめる底曳船の写真を撮りにうかがいます。



ご自宅でのお勤め

午前中は中陰のお勤め、午後は百箇日のお勤めが、いずれも網代でありました。「葬儀から慌ただしくて。今日はお経を読んで、久しぶりにゆったりとした気持ちになれました」「朝晩、仏壇の前で主人に1日の報告をするのが日課になりました」。こうしたお話を聞かせていただけるのは、ご自宅でのお勤めならではです。

お勤め帰りに久しぶりにナモのふるさと、ネコの泉にいってみると、白いネコが。

法事の間は道場の草刈りです。その合間に、らっきょうきりに精を出す地域の方に話しかけたり、ご門徒さんのところにうかがって近況を聞いたりと網代を歩いた土曜日でした。

ナモの日記(2021年6月)

ナモです。

きのうから、おうちに居なかったおばたんが、かえってきました。
お勝手からお顔をつっこんで「なにごともなく?」と、おいたんにたずねました。
おいたんは「へいきだったよ」といってから「あなたのへやで3回オシッコしたよ」と、いいつけました。

おばたんは、おうちをひとまわりして、あたいがきのうのばんにやったことをみつけました。

ばんに、おなかがへったのでほしたお魚のふたをあけておいたら、ありんこがおそとから、あつまっちゃいました。
あたらしいはこを、がりがりしたのも、みつかりました。

「はんにんは、だれだ?」と、おばたんがいうので、こうやってがりがりしたのよ、とみせてあげました。

ごはんのあとは、おばたんのぱそこんのかいぎがはじまったので、あたいもでてみました。

ナモがきてから初の外泊です

坊守です。

今週は木・金と県西部に出張が入りました。この1年は、インターネットで色んな業務を済ませてきたので、100キロの運転も外泊も久しぶりです。環境が変わると集中できて、すばらしい能率で仕事をこなし中。

それはさておき、今朝は本堂のお花を換えて出発せねばと、いつものお店で調達しようとしたのですが、あるはずの大きな菊が置いてありません。
モジャモジャの花がついたスモークツリーの枝と白い百合などを確保しました。スタンダードでないので落ち着きませんが、とりあえず新鮮なお花をお供えしましたよ、と阿弥陀さんに声をかけて、岩美を出発。駐車場の脇で密集する巨大ミントも密かに混入させました。

今夜の心配のひとつは、住職とネコが、仲良く過ごせるか?ということ。
2者はいい遊び仲間ではありますが、ナモは毎晩、私の掛け布団の上の足の間の凹みに埋もれて寝ているのです(おいたんの布団にはだいたいお漏らしをするので出入り禁止中)。

さあ、いったいどうなるのでしょう。ナモはおばちゃんが帰ってこないことに、いつ気づくのか。
結果は明日のナモの日記で…

衣替えの季節ですね

学生さんや制服のある会社員の方たちも衣替えをされたでしょうか。

実は、6月1日から僧侶も夏用の衣体(えたい)に衣替えをするんです。
黒い袈裟(けさ)はメッシュになり、下の白衣(はくえ)が透けて見えます。

葬儀の際につける七條袈裟、お通夜などの際に着る黒衣、法事の際に着る色衣、肩からかけて身にまとう五條袈裟、首から下げる輪袈裟(わげさ)など夏ものは薄手です。白衣や襦袢、足袋も夏用は薄手のものになります。Tシャツ半襦袢という便利な商品があります。Tシャツに半襦袢の衿がついていて、1枚で済みます。暑い時は私も着ています。

夏用の衣体、着てみての感想としては、そんなに涼しいというわけでもないのです。それでも見た目は涼しげに見えます。

街でお坊さんを見かけたらお袈裟に注目を。透けていたら夏用なのです。
夏用の衣は9月30日まで。10月1日から秋冬春用の衣となります。

お寺の掲示板(2021年6月)

雨の日は 雨の中を 風の日は 風の中を(相田みつを)

相田みつをさんは、雨や風について、人間の悩みや迷いのことといわれています。確かに、人生は晴れの日ばかりではありません。雨や風が吹く現実をあるがままに受け止めつつ歩んでいきましょうということになるのでしょうか。なかなか難しいことではありますが、イライラしたり、不安になったりしたときに、自らにいい聞かせてみることで、前を向く力になる言葉だと思います。

雨の中の掲示板を撮りたかったのですが、ここ数日、雨が降りません。カエルは毎日、元気よく鳴いているのですが。

5月も終わりです

ゴールデンウィークからあっという間に5月も終わりです。今日は法事のお礼の葉書作り、町内会の仕事、たまっていた会計作業、経産省のアンケート(経済センサス活動調査)への回答、さらには坊守からのお願いで梅(我が家に梅がなりました)をつけるための容器を買いに行ったりと、月末らしい?時間を過ごしておりました。
買い物先では今年97歳を迎えるご門徒さんのご家族とばったり。部屋からそらんじたお経を読む声が聞こえるそうです。お元気でお過ごしのようすで何よりです。

さて、鳥取県東部には17日に新型コロナ警戒事態宣言が発令され、6月20日まで延長となりました。先週、平井知事は、病床の使用率が10.0%と全国で最も低くいものの、近県では50%を超える状況となっていて、警戒を高める必要があるからと延長の理由を説明されていました。町の防災無線では、連日のように公民館の各種行事を警戒事態宣言が発令されている限り中止するという案内が流れます。網代公民館での習字もこの分では中止でしょう。

一方で、道の駅に行けば県外ナンバーの車がたくさん。私も東京に暮らしていたので気持ちがよく分かります。都会は便利で、楽しいことも多いのですが、狭い空間に人が密集していると疲れるのです。家だってそんなに広くもない。鳥取のように空気もいい、緑もある、しかも、感染のリスクが都会に比べて高くないと思われるとなれば、、、。ある意味、当たり前のことだと思います。

昨日、お寺の責任役員会では、この状況が夏まで続く場合に、お盆の宅参りをどうするのか議論しました。2年続けて中止ということは避けたいのですが、警戒事態宣言が発令されたままであれば宅参りを中止せざるを得ないのではないかという方向に。

事態の好転のためには、私たち個人の努力ももちろん必要ですが、感染の広がりが見られる地域での対策強化が欠かせないと思います。自宅待機のまま医療機関にかかれないで亡くなってしまう、病院ではいのちの選別が実際に行われているなど、痛ましい状況があります。

影響は多方面に広がっています。県内の学生さんを対象に、無料の食糧支援を行っている人たちによると、支援を受けたある学生さんは「月6000円の食費でしのいでいる」と話していたそうです。今日のニュースでは、大学生の間でメンタル不調を訴える人が増えていると報じていました。

見えない出口の中で、私たちにの側には緩みが、そして不安や生活苦が広がっています。検査を拡大して、広がりを把握し、抑え込むこと、ワクチン接種を急ぐこと、生活や営業を支える抜本的な補償を行い、感染を抑止することなど、いのちと暮らしを守る明確なメッセージを発してほしいところです。

6月はどんな月になるのでしょうか。

お寺の勉強会

今日はご門徒さん11人を前に、お寺の勉強会(念仏者のつどい)でお話しする機会がありました。

テーマは、浄土真宗では繰り返し読む『正信念仏偈」です。今日お話ししたのは、前半部分です。私たちが普段読むのは漢文の詩です。書き下し文と現代語訳を読み上げる形でお話ししました。

「わかりやすくてよかった」「むずかしい!!」

さまざま感想を寄せてただきました。

「この時間、自分が素直になれていると感じ、気持ちのよい時間を過ごすことができています」と感想を書いてくださった方もありました。

みなさんには、私の勉強につきあっていただいている面が大きいです。「むずかしい」話をよく耐えて聞いてくださいました。住職を育てているのだという気持ちで、ぜひ次回もご参加ください。

次回は7月25日(日)午後2時から4時までです。

「西法寺のホームページを毎日見ています。心が安らぎます」と感想を寄せてくださった方も。ありがとうございます。それを励みに、毎日更新を続けていきます。