アンケートに回答する

大正大学から「葬送儀礼の実態に関する調査」とのアンケート依頼があり、朝、回答しました。

内容は昨年、何件通夜、葬儀を勤めたか、葬儀会社からの依頼や仲介で出仕したことはあるか、家族葬、参列者20人以下の葬儀の割合、通夜、葬儀のうち法話をした割合、葬儀のお布施でもっとも多い、少ない金額は、などです。

一番最近では9日通夜、10日葬儀ということになります。その9日の通夜の際の法話で、おばあちゃんが100歳のときに寺参りされたことに感じいって記したブログをそのまま紹介しました(9日のブログに記した内容です)。翌日、葬儀の前にお孫さんから、「家族みんな、住職さんのお話に感謝しています」と声をかけられました。棺にはおばあちゃんの似顔絵とともに「〇〇家の宝」と書かれた紙が枕元に。100歳記念のお祝いだったのでしょう。家族がそういってくれるおばあちゃんの人柄が私にそういう話をさせてくれたのでしょう。

葬儀の後の還骨法要の際、「100歳のときお寺にお参りされたおばあちゃんが大きな声で読経されていたことを思い出して、私も口を大きくあけて、大きな声を出していたので、いまアゴが痛いです」と話しました。これにはご家族から笑いが起こりました。

大学からの質問の最後に「葬送儀礼について思うことを」とありましたので、私は、

「人間としての証であり、尊厳を守る儀式」

と記しました。

屋根から落ちた雪

金子みすゞ『積もった雪』

上の雪
さむかろな
つめたい月がさしていて

中の雪
重かろな
何百人も載せていて

中の雪
さみしかろな
空も地面も見えないで

雪が積もると、除雪作業は大変です。時間を取られ、腕も痛くなります。
作業中は雪の身になって考えることはできませんが、朝、屋根から落ちた重い雪をながめていると、ああ、確かに、冷たいだろうな、重いだろうな、さみしいだろうなと、ふと思うのです。


親鸞聖人の和讃

罪障功徳の体となる
こおりとみずのごとくにて
こおりおおきにみずおおし
さわりおおきに徳おおし

聖人の詩は、こおりを煩悩、みずを功徳に例えています。
煩悩が多ければ多いだけ、それが転じて功徳になるということでしょう。
転じさせるのは自分の力ではありません。煩悩にまみれた私のところで、阿弥陀仏が働いてくださっていると親鸞聖人はおっしゃっています。それが他力の世界です。

こおり(雪)は放っておけばいずれ溶けてみずになります。
しかし、お寺にお参りされる方がありますので、これは自力で片付けるしかありません。

屋根から落ちた雪はとても重くて硬い。まるで氷のようです。上に目をやると第2弾の雪が、さあ落ちてやるぞと待ち構えています。

取っ手がないととっても困る

坊守です。
みなさんのところの寒さはいかがですか? 岩井はかなり積もりましたが、雪がある方が寒くないのは気のせいでしょうか。でも、私はうん10年ぶりにしもやけができました!

さて、仕事がお休みのきょうは、気になっていた作業をしました。先月、流行最先端のインフルエンザAで寝込んだので、やり残しがいくつかあったのです。

ひとつめ、古家の中庭で実った花柚子で柚子胡椒をつくりました。青い実の時に、青唐辛子とあわせてつくる柚子胡椒が知られていますが、黄色い柚子でも作れるのです。青い唐辛子の時期ではないので、あわせたのは赤唐辛子=一味を使いました。柚子の皮をむき、その重さにあわせて塩を投入(皮の重さの2割以上のお塩を入れると長持ちするそうです)。そして、これまた重さにあわせた一味、柚子の汁とともに、ブレンダーでえいやっ!15個の柚子から300㌘の柚子胡椒になりました。


午後からは、ふたつめの作業。本堂に置いた文机の修理です。引き出しの取っ手の3分の2が壊れていました。昔の金具はオシャレです。雰囲気を損なわない昔風の金具を探して、3つとも付け替えました。これで引き出しも使えるようになりました。


「取っ手がない引き出しをどうするの?」と知人にツッコまれて、「取っ手がないと、とっても困ります」と返事をしてありました。これで、ダジャレでごまかす必要がなくなりました。
寒そうな野良猫たちとも雪かきの合間にしばし交流。

明日明後日は、本山の報恩講の中継を聴く時間をとろうと思います。

十方号の出番です

朝起きると一面の雪景色。25センチほどの積雪です。今日は葬儀とその後の寺参りがあるので、朝2時間ほど除雪機・十方号を稼働しました。真後ろ以外、あらゆる方向に雪を飛ばしてくれるので十方号といいます。名前は住職がつけました。

サラッとした雪なので除雪作業としてはそれほど苦ではありませんが、大汗かきました。

幹線道路は除雪されているとは思いますが、少し早めに葬儀会館に向かうことにします。

おばあちゃんの説法を思い出す

毎日、ブログを記していると、後から読み返して思い出すことがあります。
昨日、100歳をこえるご門徒さんが往生されました。2年前の冬に、本堂にお参りされた際、「100歳になります」とおっしゃられてびっくりしたことがあります。年齢だけではなく、おばあちゃんの姿が印象深かったようで、このように記していました。

「今日の法事に、100歳になるおばあちゃんがお参りされました。大きな声で『正信念仏偈』を称えておられました。おばあちゃんが私に向かって説法しておられます。なんともありがたいひとときでした。お経本の持ち方、手のあわせ方など所作もていねいで学ばされました。本堂にお参りになられた方で最高齢になると思います。どうか今年もお元気でお過ごしください」(2023年2月23日に記す)

夕方にお通夜、明日が葬儀となります。

雪が降り積もりそうですが、おばあちゃんの葬儀に、都会からお孫さんも帰ってくるそうです。私も雪道には十分気をつけてお勤めしたいと思います。

雪への備え

寒気が流れ込み、時折、雪が降っています。兵庫県との境にある蒲生峠も雲がかかり、白くかすんでいます。

「寂寥の喰ひ入つた―寂寥其物である様なこの山脈は、全く巨獣の脊骨としか思はれない」(尾崎翠『無風帯』より)

翠さんが記した通り、寂寥そのものの風景です。そして寒い!

明日からは平野部でも積雪が見込まれます。除雪機用のガソリンも購入しました。

県内にはインフルエンザ警報も発令です。

雪とインフルに気をつけて過ごしましょう。

宿題に取りかかる

今日は強風が吹きつけています。午後、宿題にとりかかりました。

14日、オンライン上で研修を受けます。「お寺のビジョン作成 フォローアップ研修」といいます。2年前に本願寺に提出した寺院運営計画がどこまで進んだのかの振り返りシートです。

2018年春にお寺に帰って当初は見様見真似でやっていました。2022年に研修に参加し、少し長いスパンでお寺のことを考えるようになりました。その後は作成した計画書を意識してとりくんできたので、80点という自己評価としました。

今回の研修で、各地の経験を学び、今後にいかしたいと思います。

教会での葬儀前夜式に

数日前のことです。知りあいの方が亡くなられ、はじめて鳥取市内のプロテスタント教会へ。祭壇はお花で飾られ、その前に棺がおかれてました。プロテスタントの教会は簡素であると知識では知っていましたが、礼拝堂はまさにその通りの作りです。絵画や偶像が全くありません。

仏式ではお通夜といいますが、教会では葬儀前夜式という名称でした。牧師さんが前に立たれ進行されます。ところどころオルガンによる讃美歌が響き、牧師さんが聖書の一節を読み、生前の故人の人柄についてお話しされました。同じ信仰に生きた方の心のこもった挨拶もありました。牧師さんによる式は時間にして約35分ほど。最後にご遺族が挨拶をされ、40分ほどで終わりました。

葬儀社のスタッフの中に顔見知りの方もいらっしゃったので、帰りがけの玄関先で少し立ち話。「信仰に生きた方の葬儀は、心に染みるものがありますね。初めて教会に来させてもらい、牧師さんのお話もうかがって刺激を受けました」と私。

感心させられたのは、牧師さんが病院にお見舞いにいかれていたことです。故人が教会に熱心に通っていたこともあると思いますが、牧師さんと信者の関係が深いように思いました。毎週の日曜礼拝、聖書の勉強会などにも参加されていたそうです。自分自身の法務のあり方についても考えさせられる時間でした。

参列者には聖書も配られました。世界一のベストセラーです。一度は目を通したいと思っていたので、そちらもありがたくちょうだいしました。

網代で新年のお勤め

昨日は網代道場へ。お正月の修正会(しゅしょうえ)に、寒い中、12人がお参りしました。「正信念仏偈」をあげ、その後は茶話会です。にぎやかなお正月を過ごした方、夫婦で日帰り温泉を楽しんだ方など、それぞれの年始を交流しました。魚の行商や洋裁の職人さんとして今も働いているご門徒さんがいらっしゃいます。

「住職、正月から2回も死ぬ夢を見たで。大丈夫だろうか?」と話す方も。どういうことなのか私にはわかりませんが、不安をしゃべることでスッキリすることもあるかもしれませんね。だからというわけでもありませんが、みなさんが今年も元気でお過ごしいただけるよう、元気でお寺にお参りいただけるようにと念じる時間でもありました。

お勤めが終わり、坊守と共に鳥取市内のパン屋さん、うどん屋さんと巡りました。多くの方で賑わっていましたが、うどん屋さんではご門徒さんを発見。お母さんと一緒に昼食をとって、その後は日帰り温泉に行くとのことでした。

お寺に帰って正月の懇志の袋を開けると、網代のMさんからの便りが同封されていました。

ナモの日記(2025年1月)

ナモです。
「おしよがつ」ですね。


こんしゅうは、おうちのひとたちがいつもよりながく、おうちにいました。だもんで、アタイたちは、いつもよりちょっとはりきってすごしています。
2025ねん、はつひるね、はつひなたぼっこ、はつプロレス!

けさは、おねぼうさんです。おばたんがおふとんをかたづけるまえに、たーちゃんがしきぶとん、アタイがかけぶとんにもぐりこみました。これからおいたんおばたんが、あじろのしゅしょうえ(坊守注:新年のお勤め)におでかけするそうなので、おふとんはこのままにしてもろて、ねんねでおるすばんです。