カエルはどこにいるでしょう?

本堂の壁にへばりついたカエルの擬態。ふだんは緑色なのに、なぜこんなに見事に化けるのか不思議です。

お盆参りも3日目です。お参りの時間の目安を事前にお伝えしたのが良かったのか、お盆参りではじめてお会いできた方も。

先日、納骨を済まされたご家族も初盆でした。何かお話をしなければと思っていたのですが、暑さのせいなのか、あまり浮かばず、いってみると子どもさんも多かったので、仏さんに手を合わせる合掌と、神様に手を合わせる柏手の違いをお話しました。お子さんよりも年配の方が興味深そうに聞いておられました。子どもさん向けじゃなかったかな。

お盆の時期やお墓参りでは合掌し、なにか願い事があると柏手を打つ。私は日本人のこころはおもしろいなあと思います。

あれがだめ、これはいいなんてあまり思わず、歴史や文化を大切にする、そのなかから自分にあったものを見つければいいのではないかなと。そういう気持ちがあれば、国や民族が違えば信じるものや、大切にするものは違うことにも寛大になれるし、多様であることがおもしろいってなるんじゃないかと。

自分の価値観を絶対化して他者に押し付けることの誤りを、悲劇的な形で示すのが戦争であるといえないでしょうか。

そういえば阿弥陀経の中に、青色青光、黄色黄光、とそのままの色で輝け、という表現があります。

かえるの見事な擬態に自然の不思議さを感じつつ、人が擬態しなくても生きていけるのだってすごいことだなと思うのでした。

もしかしたら、まわりにあわせすぎて自分を見失うなよと、このかえるさんは教えてくれるためにやってきたのかな? あるいはその逆かも?

昭和20年8月12日往生

盆参り2日目です

浄土真宗の仏壇には基本的に位牌はありませんが、過去帳といって、往生された方の氏名、日にち、法名、行年を記載する法具があります。

あるお宅で、昭和20年8月12日、お名前、法名、そして行年23歳と記された過去帳が開かれていました。

ご家族にうかがうと、中国で戦死された方とのこと。終戦まであとわずかで若い命を失ったのです。

仮にこの方が生きておられたら、いま90代後半です。ことしの春、この方と同い年の方の葬儀がありましたから、もし戦争がなかったらと思わずにはいられません。

その過去帳をながめながら、私たちは何をしてはならないのか、何をしなければならないのか、考えさせられるのでした。

こどもたちがいるご家庭に散華をもってまわったところ、思いのほか喜んでくれました。しおりがわりにいいですよ。

お盆参り始まりました

坊守です。

はじまりました!

お盆参り2019

一軒あたりのお勤めは時短モードですが、時間内に抜かりなく回らせていただけるのか? 熱中症で倒れやしないか?などなど、ハラハラしどおしの数日間です。

指定された時刻に迎えに来たのですが、住職は姿を現しません。

サンシェードをフロントグラスに、サイドの窓には手ぬぐいをはさんで簡易カーテンとし、運転手の熱中症予防といたします。

帰ってきた住職の襦袢は、しぼれるほどの汗でした。暑い中の勤行を心配した檀家さんが、行く先々でお茶やスイカで水分補給させて下さった模様です。

住職は、「今年はじめてスイカを食べたなぁ」と上機嫌でした。

お墓まいりをされる方へ

きょうは葬儀がありました。

葬儀をおこなった会館の職員の方に聞くと夏になって急に葬儀が増えたとのこと。西法寺としても今週お2人目です。この異常な暑さのせいもあるのでしょうか。

収骨もご一緒したのですが、待ち時間に思い出話がたくさん聞け、私のように地元にいなかったものにとってはありがたい時間です。

お盆は13-16ですが、あすから盆休みの方も多いと思います。帰省の時期に台風が近づくとのこと。被害が出ないよう、こればかりは願わずにいられません。

お寺にとってお盆は年間でいちばんお勤めが集中する期間であると思います。

うちのお盆参りは11日から15日までです。仏壇の前でのお勤めが基本ですが、お墓の前でお経をあげてほしいと希望される方もでてきました。実家は地元にすでにないという方でもお墓は地元にあるという場合があるからです。

そうそう。この時期にお墓まいりをされる方、お花、ろうそく、線香に加え、蚊取り線香を持って行かれることをお勧めします。ハチにも注意しましょう。それから飲み物を忘れずに。供物はカラスが喜ぶだけですから、すぐに持ち帰る方が良いと思います。

暑い、暑いといってしまいます

今日の鳥取は37度をこえたようです。

午前中から網代に来て、地図ソフトにご門徒さんの住所を入力し、場所をはっきりと覚えていないお宅は、そこまで行って確認しました。

家の前で作業されていたご門徒さんにごあいさつしたところ、「普通の格好だから、どなただろうかと思いました」と。もっと出歩いて覚えていただかないといけないですね。

だいたいは頭の中にはいっていたので、14日の盆参りはスムーズにいくかな。

それにしても暑い。

島田洋七さんのおばあちゃん、かばいばあちゃんは、

「暑い」「寒い」と、うるさく言うな。

夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。

と口にされていたそうですが、なかなかそうはいかないですねー。

暑い、暑い、暑すぎるー。

お墓に上がるのも大変です

昨日、暑い時間帯に納骨をされたご家族がありした。集落の墓地のいちばん上にあり、みなさん汗だくになっての納骨でした。熱中症対策でお茶は準備していきましたが、蚊取り線香も必要でした。

お墓は、何代もの方たちが納骨されている古いお墓でした。

ヘビ、ムカデ、ハチなどの歓迎を受けつつ掘り起こして納骨しました。

手を合わせているとあたりはヒグラシの合唱です。

年配の方にとっては、ここまで上がってくるだけで大仕事のようでした。ご遺族のなかて地元に住んでおられる方はほとんどいません。

家族の形が変わり、お墓のあり方が変化するのも仕方がないことです。

ご門徒のみなさんが困らないよう、西法寺も納骨堂のご案内をしっかりとしておかなければと思うのでした。

いっしょにお経を読む

今日は葬儀がありました。暑い一日でクーラーのない本堂での最後のお勤めはお茶で水分、飴で塩分を補給していただいてからはじめました。

葬儀では、手作りの経本を手にとっていただくようにしています。読み上げる内容は、ルビ付で全て記載してあります。それは、ぜひいっしょに声を出して欲しいからです。今日はお参りの中学生の方が途中から若い声でいっしょに読んでくれ、頼もしく感じながらのお勤めでした。

年配のお参りの方のなかには、節回しが難しい念仏や和讃(親鸞聖人がつくった詩文)もいっしょに唱和してくださる方もいらっしゃいました。

お経は僧侶のためにあるのではなく、みんなで読むためにあるということを教えていただいた葬儀でした。

葬儀は悲しみをともにする時間であるとともに、亡き方への感謝を胸に刻む時間であると思います。葬儀で声を出してお経をあげることは、悲しみと感謝を表明すること、そう私は受け取っています。

葬儀は少ない方がいいのですが、そうもいきません。なるべくみんなでお念仏する、お経を読む、そうなるように改善、工夫を続けたいと思います。

戦前の手紙に思う

きょう、ご門徒の方から戦前の御文章を貸していただきました。御文章とは室町時代の蓮如上人の手紙をいうのですが、貸していただいた御文章には、戦時中の勝如上人の消息が収められています。内容をひとことでいうならば忠君愛国の精神をもって生活しましょう、そんな手紙です。

初めて目を通し、びっくりしました。これは戦争を肯定し、推進する恥ずべき歴史の証人です。阿弥陀さんや浄土を戦争推進の道具として使うところまで堕落し、国家神道にのまれたのが当時の真宗だったのです。

そして肝に命じました。歴史の事実を知らなければ、苦しい局面に立たされた時、都合よく教えをねじ曲げかねないのが私たちである、ということをです。

お盆の法要で、私は戦前の消息を一つ読み上げてみようと思います。

子どもたちに教えてもらう

寺子屋を開いて思ったのですが、小学生の子どもたちは実に一生懸命に話をしてくれます。

子どもの世界の話なので、よくわからないこともありましたが、へぇ、そうなの?と聞いていると、もっとよくしゃべってくれます。そうすると、話はさらに細かい話になっていってついていけないわけですが。

彼らには聞いて欲しいことがたくさんあるんだろうなぁと。

あと、お寺はそれなりにスペースがあるので、子どもたちは元気に走り回って遊んでいました。ちょっとしたスロープなんかは滑り台にして遊んでいるわけです。

今日、あるお父さんが、「僕らの子ども時代と違い、アニメは5時半からの再放送じゃない。好きな時間にユーチューブで動画を見て、ゲームをして夜更かししている。外で遊びまわることもあまりないんですよ」と話していました。

うーん、お寺を子どもさんたちが駆け回って遊べる場にできたらなぁと。こんど子どもたちに声を聞いてみなきゃ。