人は去っても、その人の微笑みは去らない。
人は去っても、その人の言葉は去らない。
人は去っても、その人のぬくもりは去らない。
人は去っても、拝む手の中に帰ってくる。
浄土真宗本願寺派の勧学を勤めた中西智海さんの言葉です。今日の葬儀は、この気持ちをもってあたりたいと思います。
人は去っても、その人の微笑みは去らない。
人は去っても、その人の言葉は去らない。
人は去っても、その人のぬくもりは去らない。
人は去っても、拝む手の中に帰ってくる。
浄土真宗本願寺派の勧学を勤めた中西智海さんの言葉です。今日の葬儀は、この気持ちをもってあたりたいと思います。
大正に生まれた女性の方のお通夜がありました。この時代に生まれた方のご苦労と思いを引き継がなければと思います。
同時代に生まれた日本男性の7人に1人は戦死しています。女性の方たちも大変な思いをされ、戦後を生きてこられたのです。
『無量寿経』のなかに『志求無上道」とのことばがあります。お名前に志という漢字がある方でしたので、釋志道と法名をつけさせていただきました。
ご家族の方がお経を手に取られたとき、亡き方をなつかしく思っていただけたら、そして、のこされた私たちは、険しくとも、みんなのいのちが大切にされる無上の道をめざします、という思いを込めました。
合掌
坊守です。
この週末は、お寺のことはできず、東京に居ました。
職場(寺じゃない方。Wワークはややこしいですね)で担当している若手職員たちの学習プログラムのお世話オバさんをするのが目的です。
1年通じて、医療以前のコト(人権とか平和とか)を学ぶゼミを作っているのですが、今年の通年テーマは「貧困」。2019年は年越し派遣村があってから10年になる年でもありました。
で、机上の学習だけでなく、フィールドワークしよう、と路上生活者の支援をしている皆さんのもとに行ったわけです。
40キロの米を炊き、何十キロか分からない野菜を20人のボランティアさんとともに切り、都心の公園の炊き出しと衣類配り、生活相談を見学しました。

ほぼ1年ぶりの東京は、オリンピックを前に、ますます開発がすすんでいましたが、その陰で、見た目の悪い野宿者を排除する動きもあるそうです。公園のにも立ち入りさせないためのフェンスができていました。
一方で、おおっ!と思ったのは、炊き出しに協力していたのがお寺だったことです。大人数の調理をする場所と水光熱費を提供されていました。
ビル風の吹く寒い公園で、百数十人が衣類や食べ物を配る場所に行列するという鳥取にはない光景、医療相談に通っているボランティア医師の話、濃い2日間を若い医療従事者たちがどう受けとめたか?
…気になりますが、ここからは自分のアタマで考えて、動いてほしいと思います。
今朝、話をしてくれたドクターは、ガンジーのこんな言葉を紹介して話を終えました。
『あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。』
年末・年始の案内のためまわっていましたが、強風と豪雨のため途中で断念。網代のなだばたさんで昼食をとろうと店に入ると、「こられるときはいつも嵐だが」「嵐を呼ぶ男だが」とおばちゃんたちに歓迎?されました。
嵐を呼ぶのではなくて、気候変動の嵐をなんとかしなきゃと思うわけです。現在、スペイン・マドリードで開かれているCOP25関連のニュースに関心があり、新聞やネットで配信された読んでいます。
2050年までに温室効果ガス排出をゼロにする目標を立てた企業が117社にのぼるそうです。リーバイス、シャネル、ヒューレッドパッカード、IKEAなど世界的な大企業が名を連ねています。日本企業では、マルイ、小野薬品、アシックスが入っています。
火力発電の新設計画をもつ日本政府は国際NGOから化石賞を2週連続で受賞しています。会議で最も後ろ向きな発言をした国に贈られるわけですが、これではいけません。
世界では若者たちが立ち上がっています。そのうねりはおそらく日本にもやってくることでしょう。負の遺産を残さないよう、もっと社会全体が関心をむけるときではないでしょうか。
昨日の話題ですが、今年の漢字は「令」でしたね。
数年前までは元号で表記した経験がほぼありませんでしたが、僧侶の世界に入ってみると、元号表記が普通のようです。
一例をあげると過去帳という法具に法名、俗名、ご往生の日にちなどを記載します。ご往生の日付の表記は、当寺院の場合、元号です。ただし元号表記のみだと、いったい何年前なのか分かりづらいと思います。過去帳については、西暦と元号を併記するように改めようかなと考えているところです。
私個人でいうと、今年の漢字は「縁」でしょうか。これほどたくさんの方にお世話になった年はありませんでしたから。
みなさんは今年をどんな漢字であらわしますか?
以下は、全日本仏教会のホームページからの引用です。
http://www.jbf.ne.jp/activity/3474/3483/3781.html
ヒバクシャ国際署名活動への協力のお願い
国連では、核兵器を法的に禁止するための議論を2015年から本格化し、2016年の国連作業部会そして国連決議によって、条約発効のための交渉開始が決定されました。
核兵器禁止条約は、2017年7月7日、122ヵ国の賛成投票により採択され、2019年10月18日現在33ヵ国・地域が批准しています。しかし、条約の発効には50ヵ国以上の批准が必要です。
本会は、仏陀の和の精神をもとに仏教文化の宣揚と世界平和を願う立場から、ヒバクシャ国際署名によって核兵器が廃絶され、世界の平和と環境、人権を尊重する世界が実現することに賛同し、署名活動への協力をしてまいります。
ヒバクシャの表記について 核兵器禁止条約の前文で、ヒバクシャ(hibakusha)と記載されています。
条約の発効について
核兵器禁止条約は、50か国目の批准書が国連事務総長に寄託されてから90日後に発効 します。
ヒバクシャ国際署名については、下記をご覧ください。
https://hibakusha-appeal.net/about/shomei/
以上が引用です。
先日のローマ教皇の訪日も後押しになったのでしょうか。
NHKの直近の世論調査では、日本政府は条約に参加すべきが66%、しなくてもよいが17%でした。全部とはいかなくとも、多くの寺院がお参りする方に案内するだけでも、署名は広がると思います。
午前中かけて年末・年始の案内を手に岩美町内を回りました。
銀山→長谷→浦富→田後→網代です。町内を山から海辺までご門徒さんの住んでいるところは広範囲です。約50キロほどの運転となりました。




田後では道端でご門徒さんと出会い、しばらく立ち話。寒ければそれどころではありませんが、きょうは変な天候です。強い風ですが、まったく寒くありません。

では帰ってナムちゃん(子猫)のご機嫌をうかがうとしましょう。

除夜の鐘・修正会、そして年明けのごあいさつの日程を案内するための作業を午後行いました。あす、町内を配って回ります。
元旦会・修正会は初めての開催となります。
修正会は1月の法会のこと。浄土真宗の修正会は、初詣のように、叶えてほしい願い事をするわけではありません。むしろ、それらのことに心を煩わして生きている私の心を見つめ直し、仏様の教えに照らされて生きていこうとの思いを、改めて確認する機会です。
どうか大雪にならないように。おっと、こういうのが叶わぬ願いなのかも(苦笑)
きょうは坊守日記です。
きのうの午前中は、庫裡の台所で味噌づくりをしました。
Uターンするまでは、出来上がりを貰うだけの私たちでしたが、昨年からは、仕込みから参加。

茹でた大豆をつぶして、麹や塩を混ぜ込み、ぎゅうぎゅうのぎゅう!と、お団子にして容器に投げ込んでいきます。指揮官は前坊守。泥団子づくりの腕をかわれた小学1年生の姪っ子も参加して、楽しく作業しました。台所には、湯気と香ばしい匂いがたちこめます。
ここからは、麹菌たちに頑張ってもらい、3か月もすれば、完成。

アルコールで殺菌はしますが、さらに用心をして、アルミカップにワサビを5センチほどいれて、お味噌のてっぺんにのせ、カビ対策としました。

気温が下がってきましたが、こんな季節も、手作り味噌で作った根菜のお味噌汁があれば、ホカホカです。
お味見を希望の方は、お声かけ下さい。
戦前の日本が、ハワイ真珠湾、イギリス領であったマレー半島のコタバルを奇襲した1941年12月8日から78年の日を迎えました。
「かれらもわたくしたちと同様であり、わたくしもかれらと同様である、と思って、わが身に引きくらべ生きものを殺してはならぬ。また他人をして殺させてはならぬ」(『ブッダのことば』岩波文庫)
「仏が歩み行かれるところには、国も町も村も、その教えに導かれないところはない。そのため世の中は平和に治まり・・・民衆は平穏に暮らし、武器をとって争うこともなくなる」(『仏説無量寿経』より)
これが仏教本来の教えです。しかし、浄土真宗は、これを貫けず、戦争を肯定し、戦争に乗じてアジアに500弱の拠点をを作っていった歴史を持っています。戦後、接収・破壊されたのは当然のことでした。
前ご門主の大谷光真氏は、1995年に次のように述べています。
「人間の罪業ともいうべき戦争は、人間の根源的な欲望である煩悩にもとづいて、集団によって起こされる暴力的衝突であります。そこでは非人間的行為が当然の事となり、『いのち』は物として扱われ、環境が破壊されます。それへの参加を念仏者の本分であると説き、門信徒を指導した過ちを厳しく見据えたいと思います。宗祖の教えに背き、仏法の名において戦争に積極的に協力していった過去の事実を仏祖の前に慚愧せずにはおられません」
改めて不戦への決意を迫られる12月8日です。