仏事のイロハ

来月、四十九日の法要を予定しているご家族がお見えになられました。当日の式次第を確認。その後は質問タイムでした。

お仏壇の給仕を主に担っておられたお母さんがご往生され、聞きたいこと、確認したかったことがおありのようでした。

浄土真宗本願寺派には優れた手引き書があります。『新・仏事のイロハ』。「これはどうだっけ?」と迷ったときは、この本を読めば大丈夫です。

仏壇のお給仕、焼香の作法、お経には何が書かれているのか、お布施について…。

私も、何か尋ねられることがあるときは、だいたいこの本の内容でお答えしています。

本をお渡しして、何かあったら開いてみてくださいとお伝えしました。

読書の秋というほど、秋の風情は感じない今年の秋ですが、私もこの機会に読み直してみたいと思います。

皇帝ダリア

朝から天候にも恵まれ、網代道場の草刈りです。写真ではお見せできないほど草に覆われていたのですが、午前中の作業で地面が見えるようになりました。

ついでに、これまた草に覆われていた花壇をきれいにしました。すると、枯れたと思っていた皇帝ダリアに新しい芽が。

西法寺農園の皇帝ダリアは雪で完全に枯れていまいました。道場のダリアはまた大きくなってくれるのでしょうか。経過観察したいと思います。

ことしも「わけもん」をいただく

最近、ご門徒さんからわけもんをいただいてばかりです。わけもんとは、海の幸をおすそわけして分け合うことです。

数日前はハタハタをいただいて、煮付けと唐揚げに。昨日もハタハタ、そしてカレイをいただきました。

今日は岩のりをいただきました。ご門徒さんが岩場からとってきたものです。

「軽く炙ってたべて。珍味だで」とのこと。その通りにして口にしてみると、パリッとして、磯の香りもして美味!

さらに、別のご門徒さんから手作りの焼き豚もいたただいていたので、豪華な即席ラーメンになりました。

ご門徒さんによると岩のりはもっと寒い時期にとれるそうですが、今年はすでにたくさんとれるのだとか。「なんだか気候が変だで」。

気候変動の影響がさまざまなところにおよんでいるようです。

病室でも阿弥陀さんはご一緒です

入院治療中のご門徒さんから電話をいただきました。病院に一旦入ると外にはでられないそうです。治療の方は順調にすすんでいるとのことでした。

入院前に私からは、携行用の阿弥陀さんをお貸ししました。

阿弥陀さんに手を合わせ、スマートフォンで法要を見ているとのこと。ご門徒さんが懇意にされている鳥取の養源寺さんがアップされている法要の動画です。養源寺さんから案内があったそうです。

私はアナログで、養源寺さんはデジタルで。こういうコラボもいいなって思います。ただ、私もできるようにならないといけないのですが。

「あの阿弥陀さんはええわ。(スマホで)お経も聞けてありがたい」とご門徒さんは喜んでおられました。病室でも工夫次第で日常大切にされていることができるってことなのですね。

あっそうそう、阿弥陀さんに手を合わせ、スマホでお経をきかれているところ、病院の方に一枚、写真とってもらってください。できれば、でいいので。

では、引き続き養生してください!

ひまわりが満開です

葬儀を勤めました

本日は葬儀のお勤めでした。

元漁師さん。70代半までイカ漁専門だったそうです。夫婦で海にでることもあったとか。奥さんはすでにご往生されています。日課の散歩の前には、「行って来るで」、帰ってきたら、「帰ったで」と仏壇に語りかけていたそうです。今ごろ、二人三脚で頑張ってきた奥さんとの再会を果たされたのかもしれません。

夕方、地域のみなさんと海辺に座って語らっている姿によく出会いました。多いときは10人くらいの80代と思われる方が集まっていたりするのです。

私はその姿にふれるにつけ、田舎は捨てたもんじゃないと思っていました。

以前、東京に住んでいた頃のこと。平日にショッピングモールに行くと、一人でいるお年寄りをよく見かけるのです。「地域で、お年寄りが過ごせるところが少ないんです。巨大施設がお年寄りの居場所になっている」と知り合いの区議会議員の方から聞いてびっくりしたことがあります。

海辺に座って語り合っているお年寄りの姿は、実は田舎の豊かさを表しているのではないでしょうか。そこにはつながりがあり、仲間がいるのです。

もうその姿を海辺にみつけることはできないけれど、「あっ、○○さん」と話しかけると、ちょっとニコッとしてあいさつを返される姿を忘れず、覚えておきたいと思います。

合掌

民藝!!!

坊守です

先日、いつものように本堂の花を買い出しにパレットとっとりに行ったところ、気になる看板を見かけました。
2階のホールで民藝の陶器や型染めの展示会が開かれていたのです。器と型染めという好物が2つも揃った展示なら、休憩時間が残り15分でも、行かねばならぬ!(激しい鼻息)

………数分後。

型染めは、芹沢銈介を思い出すような色味に作家さんのユーモアが加わった絵柄が並んでおり、ストライク!!!
こうしたものを愛する友人たちの顔も浮かび、てぬぐいを何本か購入しました。

自分用にはポチ袋を。
これにお小遣いを入れて、甥や姪に渡す気はありません。職場に戻る道すがら、スマホを出し、通信販売で小さな額を2つ注文。週末に届いたのでさっそく飾りました。
うまく収まってくれて、幸せ。こうしたモノを作れる人たちをリスペクト!

時間があればやってみたいことのひとつが、型染めでした。
なんのあてもありませんが、時々図案を描いてみることから始めようかな。

そして後日、住職に依頼され、カップを四客確保しました。ブルーグリーンと黒のツートンの牛ノ戸焼。大胆なコントラストの清々しいこと。いつか窯元も、訪れてみたいものです。

雨の日、道の駅にて

午前中、町内での配り物を終えて、夕飯のおかずでも買おうかと道の駅へ。するとご門徒さんの娘さんも買い物途中でした。「あっ、お寺さん、いいところで。相談したいことがあるんです」とのことでした。内容は書けませんが、こういう悩みを抱えておられたのかと思いました。ずいぶんすっきりされたようで、今度お寺にお参りに来ていただくことになりそうです。

浄土真宗は聴聞を大切にする宗派です。以前にも書いたことがありますが、聴には聴きに行く、という意味が。聞には聞こえて来る、という意味があるそうです。お寺参りすることは聴きに行って聞こえて来ることがある、仏のみ教えを聞かせていただくという意味があります。

私自身はそれと同時に、外に聴きに行って聞こえて来ることも聴聞であると思っています。

さまざまな人生があります。どなたに対しても敬意をもって接すること、もし何か困りごとがあれば、私にできることは私が、できないことはできる方をまた頼りにして。それが縁というものではないでしょうか。

水は清きふるさと

朝、山間の銀山へ。いつ来ても和みます。ここは、山は青きふるさと、水は清きふるさとなのです。

銀山の田んぼでは稲刈りのシーズンを迎えたようです。地域のご門徒さんは田畑を持っている方がほとんどです。

この辺りを走っていると、田んぼのある風景っていいなぁとつくづく思います。あるご門徒の方が「仕事をリタイアしたら、荒れ放題になっている土地をおこそうと仲間と話し合っている」とおっしゃっていました。「私も興味があるので、その際は、ぜひ声をかけてください」とお願いしているところです。最盛期の1/10ほどにまで工作面積は小さくなり、野生動物たちが人間のすぐ近くまで下りてくるようになったそうです。

この美しい風景を未来に受け継ぎたいにゃあ。

網代のトロナマズ

午前中、網代を歩いていたところ、お店の前におかれたトロ箱に、朝、水揚げされたばかりの魚が並んでいました。

アカハタ、キス。美味しそうです。

そして大量のドギです。うーむ。

店先には網代のご婦人方が買い物に。次々に売れていきます。「ドギ、苦手なんですよ、ヌルヌルしていて」と私。実は食べたことがありません。スーパーでよく見かけますが、手がのびないんです。すると、「網代ではトロナマズっていうですが。見た目はナマズに似ていているし、トロっとしているから。網代に嫁いできた頃は鼻水を食べているようで好きじゃなかったけど」との声が。煮物が一般的ですが、干物にしても美味だとか。

それにしてもトロナマズとは、ピッタリの名前です。

ドギは日本海側での名前で、正式名称はノロゲンゲです。底曳漁であがります。魚屋さんで見たことがある方、いらっしゃるでしょうか。

ドギを見ると、ご門徒さんから以前うかがった話を思い出します。

「何か食べたいもんがあるか」と聞いたら、「ドギの煮物が食べたい」っていうですが。持っていったら「美味しい、美味しい」って食べて。その数日後に病院で亡くなりました。私の妹みたいな子でかわいがっていたから、淋しくて。

Aさんの好きだったドギ。この秋はいただいてみましょうか。

法事のない日曜日

今日は法事のない日曜。事務作業に取り組んでいます。

例年、9月にお寺の会費(護持会費)を各ご門徒さんより納めていただいています。そのための準備作業です。

今年は冬に雪に何度も見舞われました。雪の重みで本堂の瓦が一部ずれて修復が必要です。保険が適用され、あとは瓦職人さんに工事に来ていただく段取りとなっています。

みなさんに納めていただいた護持会費を保険料にあてています。ご門徒さんによってお寺は守られているのだと実感する出来事でした。

実際に集金で回っていただくのは岩美町内の場合、世話方さんとなります。20名をこえるご門徒さんに担っていただいています。

明日はお一人お一人のお宅にうかがう予定にしています。