珍しいお客さま

このところ、ナモがパトロールに精を出しています。夜になると玄関から中庭、そして縁側と駆けめぐり、最終的には玄関から動かず、寝ています。玄関先にはあきらかに侵入者の影が。

それが、昨日わかりました。報恩講の案内のため、午前中、網代集落を歩き回って家に帰ってやれやれしていると、ナモが猛ダッシュで中庭の見える窓際へ。

私も中庭をのぞいてみると、犬とは違う動物の姿を確認できました。

侵入者はキツネでした。中庭でタヌキはみたことがありますが、キツネをみたのは初めてです。コケの上に体をこすりつけ、しばらく寝転んでどこかに去っていきました。

キツネは警戒心が強く、人里には滅多に姿を現しません。山にえさがとぼしいのでしょうか。

シマちゃんが玄関で食べ残しをしていきます。それを食べて飢えをしのいだのかも。彼らは野生に生きる動物です。こんなところに姿を現さないよう、えさの片付けをきっちりしないといけませんね。

38年前の記憶

高校1年生だった1985年のちょうど今ごろのことです。
平日の午後の記憶です。

クラスの一人が、先生に見つからないように耳にイアホンをして、うつむき加減で授業を受けていました。休み時間にピンポン球とホウキでいっしょに野球をする友だちだったので、「何してたの?」と学校の終わりの時に声をかけました。

「日本シリーズをラジオで聴いていた」
彼は阪神ファンだったのです。

当時、日本シリーズは平日も週末も午後1時が試合開始でした。試合が気になって、ラジオを持ち込んでいたのです。

私は彼のような度胸のない、阪神ファンでした。

今から4年前、鳥取市内で、その級友とばったり会ったことがあります。
「山名くん?」と向こうから声がかかり、私は、「どちらさんでしたか?」と聞き返しました。名前を告げられて、「えっ、○○くん?」と記憶が蘇りました。

昨日の監督インタビューで岡田さんは、前回の日本一のとき、27歳だったと話され、感慨に浸っているようでした。

1985年から実に38年。
私もその間、いろいろあって、いままた鳥取にいます。

長年の阪神ファンの中には、自分の人生と重ねあわせて、この日本一をかみしめている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

すきまを防ぐ

今年の法事もあと数件となりました。最近の困り事はカメムシの大発生です。おつとめの最中にぶーんと飛んでくるので、お参りの方も気になって集中できません。

何もお寺だけの話ではありません。昨日、近くのスーパー2件いきましたが、布テープはいずれも在庫切れでした。布テープが、いまのところ人類が発明した最高のカメムシ対策のグッズだからです。大発生していて、みなさん困っています。

前坊守は毎朝の日課で本堂に入ってきたカメムシをつかまえています。私は黒い袈裟を身につけている時は殺生しないと決めています。

どの程度効果があるかわかりませんが、古いすきまテープをはがし、新しいものにはりかえる作業をはじめました。テープを10m分とりあえず買ってきました。扉すべてにはりなおすとすると、60m分は必要のようです。いちばん進入してくると思われる大きなすきまから、まずテープをはりなおしました。

カメムシが標識を読めるなら境内に進入禁止の看板をだしたいところです。

すきまをうめる作業のさなか、ご門徒さんが納骨堂にお参りでこられました。食料無料市のことをきにかけて、この間、寄付をよせていただいています。きょうも、「ボランティア」と記した封筒を預けてくださいました。

ボランティアというのはすきま風をふせいで、する方もされる方も少し暖をとるようなものなのかもしれせん。

ありがたく使わせていただきます。

ナモの日記(2023年11月)

ナモです。

きょうはアタイがにっきのおとうばんです。たーちゃんのあんよがいたくなってから、おいたんもおばたんも、たーちゃんをいれたかばんをかかえて、なんどもびよいんにいっています。けがをしたとき、たーちゃんは、へんなこえでなきました。どうしたの?!とみにいったら、あるけなくなっていました。

しゆうつしてからは、あたまのうしろにおおきなおわんみたいなものをつけてかえってきました。こわかったので、ハーッ!!といってやりました。
おうちにかえってから、いたさをへらすおくすりと、ばいきんがはいってわるさをしないようにするおくすりをのむことになったそうです。「クスリをいやがるかもしれません」と、だいがくのおいしゃさんがいったので、おいたんはしんぱいしました。おばたんがおくすりをお水でとかして、おやつにまぜると、たーちゃんはいれてもらってあるさーくるのでいりぐちをアタマでつっついて「はやく!」と、せかします。そして、おさじにのったおくすりとおやつを、ぺろぺろぺろりんとたいらげます。


たいいんしてから、いっしゅうかんめにおいしゃさんにみせたら「おくすりはもらったものをのみきって、おしまいでいいね」といってもらえたそうです。
「くいしんぼうでよかった!」とおいたんがいいました。

アタイは、たーちゃんがらんぼうすると、いやだなとおもうこともあったけど、おいかけっこができないの。それで、おいたんやおばたんのあしにたっちして、はしってにげるあそびをひさしぶりにしています。
はやくげんきになってね。たーちゃん

予定外のター坊の通院日誌②

坊守です。

暑いといって良いほどの1日でしたが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
ワタシは朝からター坊のサークルの前で右往左往し、かかりつけの動物病院に彼を連れて行くという既視感のある任務にあたっていました。
はい、またまたター坊のギプスに不具合が。本人が立ち上がれずになんどもひっくり返るくらい、派手なズレ方をしていたのです。縫い合わせた手術跡もむき出しになる程でしたので、おやすみを承知で動物病院に電話をすると電話はつながり、処置してくださることになりました。
祝日でも診察を受ける患畜は割と居たようで、我々も滑り込むことができました。
預けたのは9時半、15時に迎えにくるように、とのこと。
そのまま職場へ行って(近いのです)、家で作ろうと思っていた報告文書をちょうど良い時間までにやっつけることができました。

処置して下さった先生によると、手術後に作ったギプスが、脚の腫れがすっかりひいたのでゆるくなったのだろうとのことでした。いい話とトラブルは背中合わせであります。


ター坊は気の毒でしたが、これで自分でオシッコやウンチに行けるようになりました。きょうの包帯はピンク。しばらくこれで頑張ろうね。
わたしも、住職がなぐさめに買っておいてくれたたこ焼きと、時間調整してくださった美容室で髪を切ってもらえて、元気を盛り返しています。

住職より

ということで、予定外の通院日誌②を坊守に書いてもらいました。

明日はナモの日記です。毎日、追いかけごっことプロレスに明け暮れていた相棒の一大事をナモはどう感じていることでしょう。

ター坊の通院日誌①

今日はター坊の手術からちょうど1週間。午前中、鳥大の動物医療センターに。車中、ター坊は大暴れでワーワー鳴いていました。わかるのかもしれません。病院に着くと緊張しているのか、じーっと動かなくなりました。

鎮静剤をいれて、患部を確認。経過は良好のようです。ギプス・包帯をまきなおしてもらって、今日の治療は終了です。

ター坊にとって大変な日々でした(いまもですが)

先週月曜夕方の転落事故、そしてかかりつけの病院へ。木曜に鳥大で手術、金曜に退院し、その直後に暴れてエリザベスカラーとギプスをみずから外してしまい、緊急の処置のため、夜、かかりつけの病院へ。

再度、家に帰ってからは、半畳ほどのサークルで日中、おとなしく過ごしているようです。おしっこやウンチも工夫してしています。毛づくろいはできませんが、そのつもりでエリザベスカラーを舐め回しています。かゆそうなところをなでてやるとゴロゴロいってまんざらでもなさそう。

ふだんほどの食欲はありませんが、もらったことのないおいしいごはんを坊守からよばれています。いただいたちゅうるも食べてますよ。朝と夕方、夜のケアの方は坊守が大半を担っています。私は日中の見守りと病院につれていく係です。

さてター坊、お家に帰りましょう。

次回の通院日は8日の予定です。「ター坊の通院日誌②」をお送りします。

報恩講に向けて

11月になりました。しかし気温は25度近くにも。外では異常発生中のカメムシが飛び回っています…。

さて、11月17-18日はお寺での報恩講です。親鸞聖人のご命日を縁とした法要です。700年をこえる歴史があります。本願寺では1月に、全国では11月から1月にかけておこなわれます。

さて今年は親鸞聖人ご誕生850年の節目の年です。週末に本願寺から届いたリーフを町内のご門徒さんにお配りしようと思います。参拝された方にはささやかですが記念のお箸をプレゼントします。

みなさま、ぜひお参りください!

本日、日本縦断こころ旅は岩美町

妹からラインがあり、「こころ旅に岩井が出てる」。たしかに岩井の風景です。しかもうちのお寺と真近くを火野さん自転車で通過されました。

旧岩井小学校の校舎にも訪れていました。いまは廃墟で、観光名所とは言い難いのですが…。

朝版は15分の短いバージョンです。

NHK BS プレミアムで夜7時からは30分の放送です。

アニメFree!の聖地岩美町にきてくれた観光客の方たちとの出会いもあるみたいです。

みなさん、ぜひご覧ください!

(放送をみて)

秋の岩美町はほんとうにキレイだなと再確認できました。車を停めて海岸を眺めるような心のゆとりをもちたいものだなとも。遠い北海道から岩美町にきてくれて、好きになってくれてありがとう。いつか移住の夢がかなうといいですね。

「宗教2世」をみて

昨日、NHKスペシャル「宗教2世」をみました。宗教2世とは、「特定の信仰をもつ親のもとで、その教えの影響を受けて育った子ども世代」のことです。

番組では旧統一教会、エホバの証人の信者を親にもつ子どもの姿、思いを紹介していました。

こうした新宗教の大きな問題の一つは、入信しのめり込んでいった人たちが、家族にまで影響を広げることだと思います。人格は別のはずなのに、「幸せ」のために家族をも巻き込んでいきます。親のために娘が工面した生活費が全額「先祖解怨(せんぞかいおん)という先祖供養のために寄進され、「生活費がない」と親からいわれた子どもの気持ち…。これが真っ当な宗教の活動といえるでしょうか。

社会と折り合いのつかない活動(寄進の強要、昼夜わかたぬ布教など家族を犠牲にした活動)にのめり込み、子どもたちを深く傷つけていきます。けれど、「大好きな親のやっていることだから理解したい」というのもまた、子どもの心です。

エホバの証人の信者だった女性の方が、子どもに「お母さんは、私を思い通りにしようとしている」と言われて我に帰ったという話をされていました。気がつけて本当によかったと思います。その女性の親は輸血拒否をして病死。そのことを許してしまった自分の中に深いトラウマを抱えて生きてきた姿も映し出されました。

番組では若い統一教会の信者(職員)の姿も。「どうしたら社会と折り合いがつくのか」と、涙していました。脱会した信者の方との対話では、教団を批判する発言に対し、「それは家族の問題では」と話をすり替えようとしていました。現に、今なお被害を拡大させていることを、この若い職員はどのように考えているのでしょうか。その涙は、「わかってくれない」という涙であり、彼女らの親の世代が繰り返してきた反社会的な布教活動への反省ではないようでした。一刻も早い解散命令、宗教法人格の剥奪が必要だと感じました。

伝統的な宗教の中には、カルト被害者に支援の手を差し伸べている方たちがいらっしゃいます。教団として、この宗教2世の抱えている深刻な悩みに何かできることはないのでしょうか。考えさせられました。

きょうはお寺で勉強会

肌寒いなか、ご門徒さんに集まっていただいて勉強会をひらきました。昨年10月の住職入院で延期して以来の開催です。

テーマは「浄土について」

中世から近世、そして現代にいたる死生観の変遷、そして親鸞聖人が書に記されたお浄土についてお話ししました。

今週はター坊の一大事もあり、思うような準備ができませんでしたが、親鸞聖人の『教行信証』を最後まで読み通すことができたのは大きな収穫でした。源信が記した『往生要集』も斜め読みですが一読したことも。地獄の描写がとにかくこわいです。

住職の勉強に付き合っていただいているような時間ですが、来年も引き続き開催したいと思います。

追伸

ター坊は今日はおとなしく過ごしています。そして、エリザベスカラーをときどきなめています。毛繕いできないから、そのつもりになっているのかな。