「卅」はなんと読む?

午前中、四十九日、そして納骨のおつとめでした。
お墓にうかがうと、自然石の大きな墓石がドーンと。
施主さんが、「納骨するにしても、お墓の前の大きな石を動かさないとできません」とおっしゃっていた意味がわかりました。人力で動かすのは難しいでしょう。石材店の若い職員さん2人が「チェーンブロック」で石を吊り上げて、ご遺骨を納骨されました。個人さまのお墓ですから写真は遠慮しましたが、初めて目にしました。どんな道具なのか興味ある方は、「チェーンブロック 三脚」で検索してください。

お墓の形は年月のなかで移り変わり、こうした自然石の墓石を目にすることは減っています。維持をすることも大変だと想像します。施主さんは、「子どもには、『私はここに入れてよ』っいっているんですが、どうなるでしょうね」と苦笑しておられました。

ところで、大きな墓石の後ろに昭和卅年建立とありました。「卅」という表記を日常目にすることはほとんどありませんが、過去帳や、古いお墓にうかがうと目にすることもある漢字です。さて、なんと読むのか、みなさんお分かりですか?

クウちゃん、お接待する

午前中、法事のため岡山からTくんご家族がお見えになりました。
古家にも来ていただいてネコたちとご対面。
シマちゃんはネコの小径で日光浴中でした。

家に入ると、居間にはナモとクウ。こたつの中にノノがいました。
ター坊は、猛ダッシュで2階に駆け上がって行きました。

Tくんが、お土産のチュールを開けるとクウは近づいてきてぺろぺろ。
ナモの分まで横取りして立て続けに2本をお腹のなかに。

さらにすりすりまで。
「かわいい〜」とTくんも大喜びです。なかなかのお接待ぶりでした。
ナモは寝ぼけ眼でしたが、身体をなでさせてくれました。

Tくんに来年のネコカレンダーをプレゼント。
またいつでも遊びに来てください。

「祭」の意味

数日、冬らしい天候が続きましたが、積もるほどの積雪もなく、助かりました。

この数日は報恩講のお礼ハガキづくりと届け、日曜の責任役員会の準備、来年の年回法要の確認などにあててきました。年回法要の案内は来週初めにはできそうです。西法寺通信も来週、一気に作成する計画です。本堂に掲示する年回札は年末になるでしょうか。

お世話になっている大工さんにお寺に来ていただいて来年の境内の整備計画について相談も。県内外で活躍されている大変忙しい方なのですが、この数年のあいだ、古屋の2回の改修、お寺の鐘撞堂の修繕、本堂のエアコン設置、そして女性の方から「おしゃれですねー」と声が上がる洗面台の設置などさまざま力を貸してくださっています。責任役員会、そして13日の役員会で境内の整備計画についての相談をするので、その事前の打ちあわせです。

今年ごえんがあって葬儀をつとめさせていただいたご家族から、「仏壇を買い求めたい」との電話がありました。日々、手をあわせる生活をはじめられるということです。そこまでお考えとは思っていなかったので、うれしさと共に、ちょっとびっくりもしました。今月中にお寺に来ていただいてお話をうかがうことになりました。

永代法要をご希望されている県外の方からも連絡をいただいて日程が決まりました。

「冠婚葬祭」という言葉があります。「祭」は法事のことです。5年ほど前、「チコちゃんに叱られる」を見ていて教えてもらいました。人は、「葬」で終わりではないということです。

日々、仏前で手をあわせることも、それがなかなか難しくて永代法要を希望される方も、年回法要にお参りいただくご門徒さんも、その思いは、いのちをつないできてくれた亡き方への感謝なのです。

来年1月は、障害を持って生まれた私のおばさんの13回忌でもありました。ふだんは施設で暮らし、休みの時だけお寺に帰って来られていました。おばあさんが本当に可愛がっていたことを思い出します。施設の職員さんの親身なケアを受け63年の生涯をまっとうされました。亡くなられた時は、まさか私が法事をおつとめするようになるとは考えもしませんでした。当時は僧侶ではありませんでしたから。「葬」で終わりではなく、「祭」の機会を与えてくださったおばさんに感謝なのです。

ナモの日記(2025年12月)

ナモです。

アタイがおうちにきてから6ねんになるそうです。


きのうのばん、ゆきがふりました。おひるからは、バラバラバラバラとおおきなおとをたてて、あられもふりました。

さむいひがあっても、アタイは、おこたのふとんのはしっこにくぼみをつくって、そこにうもれているので、へいちゃらです。


このまえ、りびんぐにおこたをだしてもらったので、たーちゃんたちは、おこたのなかにもぐりこんでばっかりです。とくにののちゃんは、ごはんと、といれがすんだら、おおいそぎでこたつにいきます。おふとんを、はなのさきでじょうずにめくってすーっとはいりこむの。よほどおこたがきにいったのね。


「きょねんのふゆは、おそとで、おなかをへらして、さむさにふるえていたんだから、ウチにきてよかったなあ!のの」と、ニンゲンたちがはなしかけています。

ノノちゃん
ター坊

クウはおこたにあんまりはいりません。さむいおげんかんにもよくいくので、あんまりおりこうではないかもしれません。こないだも、カメムシになんかいもさわって、くさいにおいをさせてあるいていました。

雪をながめるクウちゃん

寒波の襲来

朝から冷たい風が吹き、昼過ぎに大きなアラレが降ってきました。そして雪も。強い寒波の影響で寒い1日となりました。

昨日は網代で納骨のお勤めがありました。おだやかな天候だったので、今日は真逆です。今日なら延期しないといけないところでした。坊守は昨日、冬タイヤに交換できたそうです。2月の雪の際にSOSを求めてやってきたクウやノノは寒い目にあこともなく、屋根に積もった雪が落ちるのを家の中から見ています。

さて今日はデスクワークです。網代分の報恩講のお礼ハガキは昨日、世話役さんに届けました。今日はそれ以外の約50枚ほどを印刷。お寺の過去帳を眺めて、来年の年回法要の確認も。1、2月にあたっているご家庭には早めに知らせないといけません。7日には責任役員会も予定されているので、その準備も。

次の土曜日には、我が家のネコのことをいつも気にかけてくれているTくんがおとうさお母さんと共にご法事でお参りされます。ナモとクウは接待してくれることでしょう。ノノは美味しいものさえあれば大丈夫。果たしてター坊は? 来年の猫カレンダーなど用意して、Tくんをお迎えしたいと思います。

夕方、雪が激しく降り出しました

報恩講の受納書づくり

今日は昼から網代で納骨のお勤めがあります。それまでに、報恩講懇志の受納書づくりです。

100ずつ用意した記念タオルとせんべいも、懇志を寄せてくださった方にあわせてお配りします。ささやかですが、お寺からのお返しなのです。数も足りそうです。

「お寺の名前が入っていて、タオルはもったいなくて使えん」という声も。来年以降も毎年作る予定ですから、遠慮なく使ってください。

近年ではいちばん多いのべ70名での報恩講となりました。現役世代の方にもお参りしていただけるよう、もう一工夫、みなさんと知恵を絞りたいと思います。

今年もあと1か月

今日から12月です。月日はあったという間に過ぎていきます。

あたたかい日がさし、シマちゃんはゴロンと横になっています。

今月、年回法要はほとんどありません。四十九日が2件、永代法要が1件予定されています。

13日には役員会・忘年会、20日には食料無料市が市内で行われます。同日午後は本堂でまちづくりの会のイベント、22日になもなもサロン、23日には医療生協の班会が予定されています。

来年の法事の案内、そして本堂への掲示。これはかなり時間を要する仕事です。西法寺通信の作成と届けも年末までにやりきらないといけません。そうこうしているうちに大晦日になることでしょう。

雪があまり降らないといいのですが。

みなさん、体調に気をつけて過ごしましょう。