朗読と音楽 かなで

昨日、「朗読と音楽 かなで」が本堂にて開催されました。西法寺で誕生した作家・尾崎翠の誕生日でもありました。接点はありませんが、宮沢賢治と尾崎翠は同じ1896年に生まれています。ですから来年は2人の生誕130年の年にあたります。

ハーモニカ、とうふるーと演奏!! 岩美町の民話の朗読、そして尾崎翠の生涯とその作品を映像と解説と続きました。

とうふるーと演奏、いい音色でびっくりしました。豆腐ちくわは鳥取の名産品なのです。奏者はイワミノフ・アナミール・アゾースキーさん。「豆腐ちくわは、安い、食べられるのがイイ」とのこと。ダジャレ連発の楽しい方でした。

とうふるーと演奏!!

企画の最後は、翠の生涯と作品についての紹介。岩井温泉の旅館の1階に尾崎翠に関する展示ギャラリーがあります(現在旅館は営業していません)。それを映像にまとめたものが上映されました。私は何度か展示を見たことがありますが、今回参加された方の中にははじめてご覧になられた方もあったようです。「よかった」「地元のものが知らんのはいけんなぁ」など、まわりから声が上がりました。

尾崎翠さんの作品をそれほど読み込んでいるわけではありませんが、ドキッとする表現がけっこうでてきますよ。みなさんもぜひ挑戦してみてください。

食料無料市を開きました

午前中、鳥取市内の公営団地の集会室を会場に、食料無料市を開きました。
そのほか、この間、つながっている市内の方たちへの食材のお届けも。

無料市は年間3回、開催していますが、今年は初参加です。

開始前から集会室の前に行列ができるほど。私は最後までいられなかったので詳しくはわかりませんが、60名ほど利用されたのではないかと思います。きょうだい2人、手をつないできてくれた子どもも。知らない大人の中、緊張していたと思います。小さな手に袋をもって帰っていきました。



「ポストにお知らせが入っていたので、初めてきました」「こんなにたくさんいただいて、嬉しい」という女性の方。市内の葬儀会社の方からいただいた毛布とタオルを差し上げました。大きな荷物になったので、部屋まで私が持ちました。出身は中国で日本人の夫と結婚し、その後、離婚。日本人として生活されています。お子さんは都会で働いているそうです。物価が高く、生活を切り詰めている事、腰を痛めて仕事ができない状況にあることなど話しておられました。私がお寺の住職をしていると伝えるとびっくりしておられました。「困ったことがあったら電話ください」とお伝えして別れました。

私自身、お寺にいるだけでは聞こえてこない声、見えないことに出会う場がこの食料無料市という機会です。ほんのささやかではありますが「慈悲の実践」として参加しています。

次回は4月を予定しています。

支えられています

朝、地元のご門徒さんがお寺に。お願いしていた白ネギ100本、それに加えて大きな白菜6つとともに。昨日収穫されたそうです。ネギがツヤツヤしてますね。明日の食料無料市で使わせていただきます。

午前中は永代法要をお勤めしました。県外からご家族がお参りに。ちょうどこの朝、漁師さんがたくさんカニをもってきてくださったので、お参りの方にもおすそ分けです。よろこんでいただいたようでよかったです。

お寺はさまざまな方たちに支えていただいているのだなと改めて。カニを持ってきてくれた漁師さんのお父さんはすでにご往生されています。「〇〇さん、息子さんにたくさんカニをいただきましたよ」と昼前、仏前に報告しました。

昼からは明日の無料市の準備です。私の車内にはネギの香りが充満しております。絶対に眠気には襲われないでしょう。

では、行ってきます。

明日の準備中です

デジタルを使ってアナログ作業中

お寺の仕事もデジタル化がそれなりに進んでいます。前住職は様々なことを手書きでしていましたが、会計実務、宛名書、寺報、それに毎日更新しているホームページなどなどデジタル化されています。

今年の春頃だったでしょうか。ビジネスの世界でRPAということが注目されていると知りました。
「ロボティック(R)・プロセス(P)・オートメーション(A)」の略語です。ロボットによる事務作業の自動化を意味しているそうです。近年はAIの発達で、より強力に推進され、世界各国で自動運転の開発に莫大な投資が行われているとのこと。

人手不足の解消の切り札のように期待もされていますが、人減らしをいっそうすすめるようなことになれば、働く人たちはどうなってしまうのだろうという不安もあります。

近未来の社会がどういうことになっていくのか、私などには想像もできませんし、ニュースを見て、「へえ」と思っているだけですが、おそらく、手作業、アナログでしかできないことも残っていくのでしょう。お寺で考えてみるならば、法事での読経や法話はそれにあたるでしょうか。過去帳への筆を使った記載、時とともに作られてきた空間などもそうでしょう。それらも、もしかしたらロボットがかわってくれる時代が来るのかもしれませんが、やはり人でないと味気ないような…。

どうしてこういうことを考えてるのかといいますと、年末の時期は手作業をする機会が非常に増えるからなのです。デジタルを使いつつ、アナログでお寺は続いていくのかなと思う次第です。

クウちゃん血液検査をうける

昨日、クウちゃんは動物病院で血液検査を受けました。

数日前、ブドウパンをかじってしまったのです。ネコは口にしてはいけない食べ物がけっこうあるそうですが、なかでもブドウは急性の腎不全を引き起こすことがあるということです。

結果はとくに異常はみられないとのことでひと安心です。

体重は5.18キロと大きくなりました。

家では決して切らせてくれない爪も、緊張で固まっていたのか、先生のなすがままに切られていました。足裏に大量の汗をかいていたそうです。緊張していたのでしょう。

手が器用で、なんでも口にするクウちゃんなのです。空(クウ)というより、食(クウ)なのです。食べ物の管理には十分気をつけないといけないとの教訓をえました。

ネコを飼っている皆さん、お互いに気をつけましょう。

とっとりのふとんの話

楽しくみているNHKの朝ドラ「ばけばけ」ですが、今週はいよいよ怪談が登場です。トキがヘブンに話す最初の話として「とっとりのふとん」が選ばれました。小さな頃、聞いたことのあるお話です。明日の放送でトキの口から、貧しい兄弟の悲しい物語が語られることでしょう。

怪談は江戸時代に生まれた娯楽・文化です。非業の死を遂げた人が亡くなった後、幽霊となって現世に現れるという物語が多いのでしょうか。人が仏ではなく、幽霊になって化けて出る。これは、現世での楽しみが増え、仏の世界が後退した江戸時代の特徴でもあると記された著書を以前読んで、なるほどそういう見方もあるのかと思ったものです。

明日は、トキが話す「とっとりのふとん」をじっくりと聞かせていただきましょう。

みぞれ降る月曜に

夜半より、あられ、みぞれがふっています。午前中、お寺の納骨堂にご遺骨を納める納骨法要がありました。町内在住の方です。いつでもお参りくださいとお話ししました。

現在の納骨堂はとくに宣伝・広告をしていませんが、今年は葬儀や墓じまいをきっかけとした納骨が近年になく多くありました。

お墓を新たに建てることは一定の出費をともないます。継承されるかどうかという不安もあります。

何度かここで記してきましたが、納骨できるスペースがいっぱいになりつつあります。一昨年、ご門徒のみなさんに回答していただいたアンケートでも、新たな合同墓や納骨堂を作って欲しいとの声が多く寄せられました。

そうした点をふまえた対応を役員会で話しあっているところです。春ごろには具体的なお知らせがホームページでもできるようにしたいと考えているところです。

今年最後の年回法要

今日は肌寒い日曜日となりました。午前中は3回忌のお勤めです。そしておそらく今年最後の年回法要になると思います。施主さんのお子さん、お孫さん、故人さまから見ると子ども、孫、そして、まだ小さなひ孫さんが一堂に会しました。20人以上お参りされる年回法要は、この1年を通しても2件目ではなかったかと。

施主さんの奥さんによると、「最近、ダンナがYouTubeで島倉千代子さんの『しんらんさま』をよく見ているんです」とのことでした。古関裕而さんが遺してくれた名曲です。タイガースファンには「六甲おろし」の作者としても有名ですよね。105歳でご往生されたご門徒さんが、朝起きたら「『そよかぜわたる』を歌います」とおっしゃっていたなあとよく思いだすんです。「そよかぜわたる」とは「しんらんさま」の出だしです。

ここ最近の勤行集には歌詞も掲載されていません。また音源もほとんど販売されていません。私は島倉千代子さんのCDを2年ほど前に購入しました。ご自宅にうかがう法要の際には、YouTubeかスマホに取り込んだ音源を流しています。浄土真宗がこれからも大切にしたほうがよい歌だと思うのですが、なんだかもったいないことです。

昼からは住職部屋にこもって、西法寺通信第27号を作成です。17日(水)の入稿をめざしています。週末には刷り上がり、来週1週間かけて郵送・手渡しで届けて、年内にはみなさんの手元に行くようにしたいと思います。

お寺の役員会&忘年会

今日は午前中、役員会&忘年会でした。来年も節々の法要、お寺フェス、コンサートが計画されています。そのほかグランドゴルフ大会や温泉旅行をとの希望もだされました。境内の整備を具体化する年にもなります。

忘年会では、坊守が昨日から準備したおでんを囲み西法寺の1年をふりかえるクイズ、そしてカラオケ大会とつづきました。大いに笑い、食べ、歌いました。

岩井のご門徒さんにいただいた大根、美味しかったです。

忘年会参加者では最高齢のMさんは、「孫がつくってくれた」というTシャツをうれしそうに披露されました。とてもそんな年齢と思えない、お元気な方です。

生きていくことは、もちろんままならないことがつきまといます。だからこそ、「お寺は心の居場所、よりどころ」としての役割を果たしていきたい。その思いを共にするみなさんがたくさんいらっしゃるじゃないかと心強く感じた役員会・忘年会でもありました。

今年も一年みなさんにはお世話になりました。ちょっと早いですが、良いお年を!

あみださまも値上げ?!

本願寺派が発行している月刊誌「宗報」で、ご本尊などの掛け軸の価格が改定されたとの説明がありました。目を疑いました。ご本尊、そして脇軸の3つをお仏壇には飾るのですが、一番安価なものは従来の1本1万5千円から2万5千円になりました。実に1.7倍の値上げです。説明書には、「20年間、据え置きとしてまいりましたが、消費税の増額や、社会情勢の変化により、現状の冥加金を維持することが困難に」とあります。

ご門徒さんがご本尊の買い換えを希望されたり、新しくお仏壇を購入される方には、「安くはありませんが、できましたら本願寺のご本尊をお迎えいただければ」とお願いしてきましたが、紹介するのもためらうような金額だと思います。

仏具市場は縮小の一途です。本願寺が決定したこの度の大幅な値上げも、そのことを象徴する出来事のように感じます。