今日も快晴にめぐまれました。
網代の道場も田後の薬師さんも階段をのぼったところにあります。高齢のご門徒さんのなかには階段の前まで手押し車で、階段は杖をたよりに登ってこられる方があります。本当に尊いお姿なのです。
いまはカニ漁の最盛期。今日も早朝に荷揚げがあったそうです。仕事を終えかけつけてくださる方はお疲れです。頭が揺れつつ聴聞される姿に胸を突かれるものがありました。

「仏法には、明日と申すことあるまじく候。仏法のことは、いそげ、いそげ」
いま、いましか、本当に大事なことに目覚めるときはないのですよと室町時代の蓮如上人はおっしゃるのです。
私にとって本当に大切なものは何か、それを忘れて刹那的に生きているのではないのか。その私を救わんと仏の慈悲と智慧がとどいている。だからこそありがたいのだと。
私自身、そう聞かせていただいておりました。
すると、92歳のおばあちゃんが法要の終わりに「ありがとうございました」と大きな声でおっしゃいました。仏のみ教えにふれた喜び、感謝なのです。

3会場のべ70名で報恩講をお勤めすることができました。土日開催によってお参りしていただける方がふえたようです。
ご講師さん、そしてみなさん、ありがとうございました。






















