第15回心のコンサートを開きました

午後、本堂で「第15回心のコンサート」を開きました。
出演は大須賀ひできさん、玉木孝治さん、拓人さんです。

初めて参加された方、そして2度、3度と参加されている方、あわせて41人が歌を楽しみ、そして一緒に歌い、楽しい2時間を過ごしました。

懐かしのフォークソングをいっしょに歌い、そして、デューク・エイセスの名曲「女ひとり」。冒頭、「京都 大原 三千院」のリズムがなんとも心地いいんです。今回も聴けてよかった!

ことしは戦後80年。谷川俊太郎さんの詩「死んだ男の残したものは」を熱唱した大須賀さん。ベトナム戦争当時に生まれた反戦歌です。
ガザの子どもたちに爆音のない日常を
再び、日本から戦死者を出さないように
そんな思いで聴いていました。


2日連続で大須賀さんの歌を聴く機会に恵まれたことに感謝なのです。

災害被災地、そしてガザの子どもたちを支援する募金があわせて40,180円寄せられました。連休明けに半分ずつを赤十字とユニセフに送金したいと思います。

ケーブルTVの取材をうけました

アンコールで歌った「また逢う日まで」。はい、また来年あいましょう!

午後、吉岡温泉へ

午後、吉岡温泉の教蓮寺さんへ。大須賀ひできさんのお寺をめぐるコンサートの初日です。当地では初開催となります。心配なのでかけつけましたが、たくさんの方が来場されてホッとしました。

フォークの名曲をいっしょに歌い、みなさん大盛り上がり。大須賀さんはデューク・エイセスの名曲「いい湯だな」「おんなひとり」そして平和を願い「ひまわり」を熱唱。「ふるさと」の大合唱でフィナーレです。あっという間の2時間でした。

後ろの席のから「お寺のコンサートええなぁ」「楽しかったー」の声も。「来年もやりましょう」と私からもプッシュ。

大須賀さんは来年、古希を迎えるそうですが、ますますお元気そうです。

あした、よろしくお願いします。

城原(しらわら)海岸線展望台より

晴れ間がひろがった日中、西法寺通信を配って回りました。車は大谷→網代→田後と海岸線を走ります。

網代から田後に向かう道は絶景ポイントがいくつか。なかでも城原海岸展望台は雄大な海がのぞめます。私もしばし車を停めてながめていました。心地よい風が吹いています。観光客の方たちも眺めを楽しんでいました。10月に入って雨ばかりでしたから、今日来られた方は運が良かったですね。

私も歩いて50軒ほど配りました。それ以外に百軒分ほどは地域の世話役さんに配っていただきます。

残るはあと2つの地域です。こちらは明日の午前中に配り歩きたいと思います。

おごそかに、あたたかに

今日は朝から小雨まじりです。朝、昨日の寺院葬のお飾りをはずして通常の本堂の姿に戻しました。施主さんがお花をたくさん飾られ、そのうち一つをお寺用として提供していただきました。土曜の「心のコンサート」まで美しく咲いてくれていることでしょう。

昨日は葬儀会社の若いスタッフが何人かこられていました。先輩職員の方によると寺院葬の経験ないスタッフに勉強を兼ねてきてもらったとのこと。熱心に先輩に質問をする姿が印象的でした。

寺院葬は今年3件目でした。施主さんは、「お寺の葬儀はなんだあよかったで。これからふえるでしょうなあ」と。奥さんは「がんばって野菜作るけえ、またもってあがるけえ」と。よろしくお願いします。

本堂は横に広く、ご本尊を正面にしたおつとめになります。光り輝く阿弥陀様が「我に任せよ、そのまま救う」とのお姿で見つめてくださっています。「おごそかに、あたたかに」が寺院葬の特徴だと思います。

葬儀会社の方が、「寺院葬はいいですね」とおっしゃっていました。また機会があればお世話になることでしょう。みなさんのおかげで無事、終えることができました。新しいみなさんもどうかご奮闘ください。でも馬車馬のように働かなくてもいいですよ。

ノノちゃん、動物病院へ

動物係の坊守です。腎不全のノノ氏、10月の診察日でした。
バスケットに入れられた途端、哀れな鳴き声をあげつづけていましたが、診察室に入ってバスケットをあけると、完全にフリーズ。2か月ぶりの血液検査と、爪切りを固まったまま受けました。
そして、気になるコンディションは…
体重は5.08㎏で、先月の4.48㎏から大幅増加。食べるご飯の量が多いので、病的な変化ではなさそう。貧血は改善して正常値に。腎機能の値は慢性腎臓病のステージ3から4の状態で横ばい。リンを吸着するお薬を始めることにして、現状維持をはかります。
脱水の気配もないので、2日に1回していた皮下点滴は、週に2回で様子をみることになりました。
7月に退院した際は、いつどうなってもおかしくないと主治医はみておられたそうです。いまの様子が維持できたら、温かい部屋で皆と冬を過ごせるでしょう、と言っていただけました。
おもしろかったのは、帰宅してからのノノの様子です。バスケットからピョコタンと、飛び出し、いつもの場所で足を投げ出して伏せました。そして、ご褒美の美味しいものをもらったあとは、ニンゲンのかたわらまで来て、コロリンコ。上機嫌です。保護してからこの姿を見るのは、わずか2度目です。恐怖の時間(病院では優しくしてもらっていますが)をくぐり抜け、自由だ〜!と、叫んでいることが、言葉にならない言葉で伝わってきました。

ターミナルの見立てがひっくり返ることはありませんが、今に感謝して、1日1日を大切に過ごしましょう。

寺院葬儀となりました

今日、明日は寺院葬儀となりました。2日前、お世話になっている御門徒さんからお父さんがご往生されたとの電話がありました。数ヶ月前に、「もしものときはお寺で葬儀をお願いしたい」との話をいただいておりました。

夜9時過ぎ、病院からお寺に直接、搬送していただき、お仏壇のある部屋にお迎えしました。「なんだか呆気なくて」と施主さん。次の日の朝、臨終勤行をおつとめし、今日の夕方がお通夜、明日が葬儀となります。

故人さまは長年、専業の農家としてコメ、タバコ、椎茸など栽培されていたそうです。施主さんが子どもの頃、ウチの先先代の住職が、よく家に野菜をもらいにきていたのだとか。もう半世紀以上昔のことです。そのころのお寺は、幼い私の目から見てもボロボロでした。本堂にはコウモリの姿もあったりして、ちょっとしたお化け屋敷のようだったのです。

平成17年に故人様はじめ多くの御門徒のみなさまの大変な尽力で、本堂は修復され、今に至ります。

この春に寺院葬説明会を開き、その後、本堂での葬儀は3件目となります。本堂の阿弥陀さまは、「我に任せよ、そのまま救う」と働きかけてくださいます。そのお慈悲を感じつつおつとめさせていただくことほどありがたいことはありません。施主さんご家族に感謝申し上げます。

ナモの日記(2025年10月)

ナモです。
きのうはお客様のお接待がありましたので、アタイの日記のおとうばんは、きょうになりました。


おいたんはきのうのばんから、おてらにいったりきたりしていそがしそうです。おばたんも、おてらにいったり、クリをむくおしごとをしていました。おおきなクリがあったので、あまくにておくんだそうです。いたずらネコのクウは、クリをひとつぬすんで、つつきまわしてあそびましたが、クリがたくさんあるから、おこられませんでした。おひるごはんでおばたんがやっとイスにすわったので、おおいそぎでおひざにのりました。ねむいので、おめめがあけていられません。

にかいのかべに、ぬのがいちまい、かかりました。おばたんが、おみやげにいただいた、あふりかのぬのなんですって。カンガというなまえで、はしっこに、あふりかのことばがかいてあるの。うちのぬのには、「かみさまをしんじないと、ぜんぶがむだになるよ」と、かいてあるそうです。「とおいくににも、だいじにされているかみさんがあるというのは、ふしぎで、おもしろいね、ナモちゃん」と、おばたんがいいました。

お客さまを迎えて

坊守です。
ようやく涼しくなって、ホッとしています。
わたくしには今週、2025年最大の山場が続いた怒涛の1週間(大袈裟)でした。1日1日をこなして、しめくくりは、遠方からひとり旅をして我が家に泊まりに来てくれた友人と鳥取を巡る1日でした。「鳥取が初めて」で「海なし県の出身」という人にどこをみてもらえばいいか、鳥取観光にはうとい私です。

前夜は、お魚を食べて、岩井温泉につかってもらい、朝は西法寺→網代の千貫松原→城原海岸経由で田後→浦富の荒砂神社前の海岸→ブエナビスタカフェでお昼→鳥取砂丘(雨模様のため馬の背を見るだけ)→喫茶店でコーヒー→砂の美術館というコースでした。
浦富の海岸もブエナビスタも砂の美術館も、お客様のおかげで初めて私も足を運ぶことができました。

でも、なにより良かったのはおしゃべりの時間です。出会いは2008年末から2009年新年にとりくまれた年越し派遣村でした。ボランティアの中心で粘り強く、あたたかく、リーマンショックの余波を受けて仕事も家も無くした非正規労働者をケアしていた彼女です。
ケアに関わる職業の人たちを育成するために、どんな工夫をしているか、私にもヒントになる情報がたくさんありました。

そうそう、お客様が苦手なター坊も姿を見せて、ニャァニャァ話しかけ、スリスリしにいきました。ナモは昨夜から、お客様のお布団の上に待機して驚かせるほどのお接待をしました。

グランドゴルフデビューします

今日はというのか、今日もというのか、早朝からクウちゃんがあちこち走り回り、朝5時前に起こされました。

そのおかげで、朝6時過ぎにはお寺に行っておつとめ、その後、本を読み、9時過ぎから1時間ほど「心のコンサート」のチラシを持ってお隣の宇治集落へ。その途中に岩井のグランドゴルフ場があります。朝からプレイしている方たち。そのなかにご門徒さんも。そういえば一月ほど前、お寺にお見えになった際、よくグランドゴルフで岩井に来るんだとおっしゃっていました。

10/18に仏教壮年会という集まりでグランドゴルフ大会がここであります。私は全く経験がなくはじめての参加です。ビギナーズラックで優勝しちゃおうかな。

さて、宇治の集落へ。あちこちで彼岸花と秋桜が咲いています。

かえりがけとわさんによって生姜せんべいを購入。店主さんのお母さんから、「忙しかったみたいで」と。毎日のブログチェックありがとうございます。

お寺に帰って歩数は6500歩。朝からいい運動になりました。

納骨法要をおつとめ

今日の朝、納骨法要をおつとめしました。納骨堂を申し込まれた施主さんはふだん、上海で生活されています。田舎にある先祖のお墓のことを気にかけておられたそうです。このほど、地元岩井のお墓をしまわれ、祖父母が過ごした同じ地に安置してほしいとのことで、西法寺の納骨堂を利用していただくことになりました。初めて訪ねてこられたとき、私も墓地がどこなのかわからず、地元の親戚の人に教えていただきました。墓地はお寺の近くで、山のきわ。ここにお墓があったということを私はその時、初めて知ったのです。

今日は首都圏に住む弟さんもお越しになりました。祖父母のご遺骨を前に私と3人で納骨法要をおつとめし、その後、納骨堂へ納めました。施主さんは年に2回ほど、日本に帰国されるそうです。上海は都市交通網が整備され、空港へのアクセスもよく、飛行機に乗れば2時間半ほどで大阪に着くとのことでした。そんなに近いんですね。新型コロナへの対応の変化、中国社会のネット事情、国慶節(10月1日〜8日)の帰省・旅行など、興味深いお話も聞かせてもらいました。

遠路ありがとうございました。

私もどこか遠くへ行きたい気分になりました(笑)