西法寺通信と来年の法語カレンダーをほぼ、配り切りました(と思います)。配っていただいた世話役のみなさんありがとうございました。手元に残ったカレンダーは10冊ほど。あと何冊かはお渡しするとして、お寺の分は年が明けるまで保管です。1週間ほど前、町内を配って歩いていた時、「毎年何が書かれているか、楽しみにしているんです」とある御門徒さんがおっしゃいました。そういう方は少なくないと思います。
しまう前に、来年はどんな言葉が出ているのかなあとめくってみたのですが、8月の言葉に、「そうだよなあ」とうなづかされます。
関係あるのに関係ないと遮断してしまうのが私たちです。関係ないいのちと線引きすることは争いの原因にもなります。私たちは網の目のようにつながって生きている、生かされているのですから。お釈迦さまの説かれた縁起をわかりやすくいうならばこうなるのかもしれません。
どなたの言葉かな?と最後のページを確認すると、なんと永六輔さんの言葉だったのです。どこでおっしゃった言葉なのか。本願寺出版社から出ている『月々のことば』を早速注文しました。法語カレンダーの解説本なのです。
お寺に生まれた永六輔さんは、ラジオ番組で「南無阿弥陀仏」のお念仏の意味をお話しされたことがあり、それを収録した岩波新書を今も時々、読み返すことがあります。
何年か前に、毎月の言葉を法事の際の法話でお伝えすれば12バージョンできるなと思って挑戦しようと思ったことがあったのですが、ひと月分もできませんでした。毎月とはいかなくとも、せめて1月は頑張ってみて、できたら次の月もという感じで、再チャレンジしようかなと思います。