出会いは青年団

午前中、ご門徒さんの臨終勤行へ。昨年、ご主人がご往生され、このたびは奥さまです。ご夫婦の出会いは地域の青年団。ご主人が会長、奥さまは副会長だったそうです。結婚後は地元の水産会社で定年まで働かれました。

一昔前ですが、盆明けの休漁の時期には毎年、本願寺への参拝旅行を行なっていました。ご夫婦で生前法名もお持ちです。息子さん2人がご臨終に立ち会われ、左右の掌をそれぞれ握り、「ありがとう」と声をかけたとのことです。

午後は逮夜参りです。

今日は快晴。気になっていた網代布教所の草刈りをその合間に1時間半ほど。毎月、サロンや法要などで集まる機会があります。草刈りができておらず、気になっていたのです。

Kさんがお世話してくれている皇帝ダリアが芽をだしています。これからぐんぐん大きくなることでしょう。咲くのは晩秋ですが、月日はあっという間にめぐっていくのでしょうね。

晴れていれば5/4の午前9時から草刈りの続きをします。お茶と生姜せんべい付き。可能な方はお越しください。

「お菓子 とわ」さんオープン

本日、岩井に新しいお店がオープンしました。「お菓子 とわ」さんです。

昨年4月、「岩井で店をしたい」という話をうかがって丸一年、ついにこの日がきました。

お菓子づくりを一から始められた店主さんです。何度か練習で焼いたものを味見したこともありました。

店頭には手焼きの生姜せんべいをメインに、和菓子も並んでいました。

お祝いを兼ねて生姜せんべいを購入しました。パリッとして、生姜の風味もいい感じです。お茶うけにいいですね!

岩井に来られた際には、ぜひお立ち寄りください。

インスタグラムは

お菓子 とわ

網代のなもなもサロンにて

今日は網代のなもなもサロンの日です。いつものお弁当にうれしい一品が。ふきの葉を甘く味付けしたごはんの友をKさんがもってこられました。「足が痛いだで」とぼやいておられましたが、「山でモノとるときは忘れっだがー」。みなさんご飯にそえて美味しくいただきました。

いつもブログを読んでくださっているYさんは昨日が誕生日だったそうです。そして、義理のお父さんの命日、お子さんの誕生日も同じく4/26。「旦那が、『きょうは命日と誕生日で、なんだあ忙しいで』といってました。いつもよりていねいに仏さんに手をあわせました」

6/30に予定している日帰りバス旅行は県中部の燕趙園(えんちょうえん)、先日、新規オープンした「道の駅 ほうじょう」にいくことになりそうです。

道場の境内ではつつじが満開です。花言葉は「初恋」。

草ものびているので、GW中に一度、草刈りにこようと思います。

本堂で研修会

午後、お寺で研修会をひらきました。2月、大雪で因幡組(いなばそ)連続研修会が中止となりました。研修会は3月で終了しましたが、今日は、希望する方に集まっていただいて、2月に予定していたテーマ「お寺の可能性について」、1時間ほどお話しさせていただきました。

浄土真宗について1年間かけて学んできたみなさんです。その教えを生活のなかで生かしてほしいという思いで、「いっしょに慈悲の実践をしましょう」と。

どんなにささやかであっても、他者と手をつなぎ、喜びと悲しみをともにしましょう、できることをさせていただきましょう。

それができるところに「お寺の可能性」があるのではないかと思うのです。

みなさんどう受け止められたことでしょう。もちろん、これは自分自身に向けて発信している問いかけでもあります。

そこを軸にして、お寺やご門徒さんの得手、つながりをいかしてやってきましたという具体例(お寺フェス、サロンなど健康・居場所づくり)を、スライドにして紹介しました。

居場所があったり、地域や社会とのつながりのある人は認知症リスクが低下する、寿命にもかかわるといったデータも示して、

「住職は、『あの人は元気だからお寺に来る』と思っていましたが、『お寺にくるから元気になる』ということだったんです」と。

休憩後、1時間ほど討論の時間です。そこで出しあわれた意見を紙に貼っていただきました。たくさんの意見がよせられています。今後の研修会に生かします。1年間、お疲れ様でした!

意外なことでしたが、ご本尊が前屈みに立っておられることを新鮮に感じられた参加者がありました。法事の際、このことをお伝えすると、ハッとされる方があります。その姿に触れる時、手があわさり、頭が下がり、思わず、「なんまんだぶ」と口からでてくるのではないでしょうか。

4月最後の週末です


午前中、四十九日法要、その後、お寺の納骨堂へ納骨させていただきました。施主さんは私と中学時代の同級生です。他県で生活されていますが、自分の家にもご本尊を迎えたいとのことで、この間、小さいご本尊を本願寺より購入されました。私も持っている「携行本尊」ですので、入仏法要もあわせて。8月16日に予定しているお盆法要にもお参りしたいとのことでした。

携行本尊は本願寺のHPより購入することができます。
https://www.hongwanji.kyoto/topics/000850.html

法要を終えて網代公民館へ。今日は公民館を利用している方たちの作品の展示会と昼食会、そして午後はeスポーツと健康マージャンの練習会です。

私もギリギリ間に合ってカレーをごちそうになりました。

みなさんの力作を見学して、午後は、宇治と長谷集落へ「お寺フェス」のチラシ配りです。2時間ほどかけて100軒ほどにポストイン。

農作業に精を出している方がたくさんいらっしゃいました。庭先に植木鉢を数十個、置いておられる方があり、「これはなんですか?」とたずねると「イチジクです。種類がたくさんあって。3年ほどで実がなるようになるけど、まだ美味しくない。まあ趣味です」とのこと。鉢植えで育てられるとは知りませんでした。

ホームページ6周年

忘れてました! 2019年4月24日に開設した西法寺のホームページは昨日で6周年だったのです。当初は毎日書く予定ではありませんでしたが、ここまで続けてくることができました。みなさまに感謝!

今日は午前中、鳥取生協病院へ。先週の検診の結果は「異常なし」でした。

明日は四十九日とお寺の納骨堂への納骨が予定されています。掃除を少しばかり。

境内では桜が散り、いまは藤が満開、つつじも咲き始めました。

藤の花のまわりでは熊蜂が飛び回っています。額に白っぽい毛が生えているのがオス。ブーンと羽音も大きく、「怖い」と感じる方もいるかもしれませんが、オスは針がありません。メスは毒針をもっていますが、めったに人を刺すことはありません。GWに藤をみに行く方もいらっしゃるでしょう。こちらから刺激することはせず、あたたかくみまもってあげてください。

ゆかむり班で血管年齢測定

きょうは医療生協の班会の日です。血管年齢やストレスチェックを測定し、医療生協職員のTさんから見方についての説明を受けました。

みなさん正常値だったようで、「今日は来てよかったなー」と最年長のYさん。

私のデータはこの通り。

あくまでも目安ですが血管年齢は実年齢より若くでました。

尿のセルフチェックも行い散会です。

5月18日の「お寺フェス」では今年も健康チェックをおこないます。毎回、大好評です。血管年齢を測定して一喜一憂しましょう。ご近所のみなさん、ぜひお越しください。

日曜の研修会にむけて

朝から予報通りの雨です。日中は、次の日曜の研修会の資料づくりです。といっても2月に大雪で中止になった研修会のかわりという形ですから、一からではなく、その際に準備した資料の見直しです。

「お寺の可能性について」がテーマの研修です。1年間浄土真宗について学びを重ねてきた参加者の方たちとこれからのお寺について考えてみましょうという時間にできれば。

ここでは何度も記してきたことですが、2018年に帰鳥して以来、他のお寺さんに学んだこと、私や坊守の目からみて手直ししてきたこと、新たにとりくんできたことなどが中心です。

なかでも鳥取医療生協のさんや社会福祉協議会さんの力も借りてすすめている「お寺を健康づくりの場に」ということについて、少し資料も追加しました。

仏教の教えは苦悩する者のためにあります。その教えを実践しているご門徒さんの姿も少し紹介したいと思いたち、資料を追加しました。

午後、逮夜法要へ。先週水曜のブログを、ご門徒さん(故人さまのごきょうだい)がご家族に紹介したようです。

「毎日たいへんじゃないですか?」と施主さんの娘さん。

「先週のはいつもより長かったで。住職が困ったときはネコが登場するで」とご門徒さん。

毎日読んでいただいているのでよくご存知なのでした。

朝から岩井を配り歩き

今日は地元岩井集落にお寺フェスのチラシを配って歩きました。午前、午後と4時間ほどかけて約200軒にポストイン。さすがに疲れて3時前に終了。16612歩のカウントでした。10キロ弱になるでしょうか。こんなに歩くのはいつ以来でしょうか。すでに足が痛いですね。

途中、なじみの大工さんにばったり。旅館の浴場の改修にあたっているそうです。第一回から参加されているご近所さんは日課のウォーキング中。「今年も楽しみにしてます」と声をかけていただきました。理髪店さんやお土産屋さん、共同浴場さんには掲示をお願いしました。岩井を盛り上げたいという思いもあって始めたフェスです。ぜひ遊びにきてください。

山からはウグイスの鳴き声が聞こえ、畑では作業されている方たちの姿をあちこちで見かけました。

明日は雨予報です。時間をみつけて今週中には周辺の集落、宇治、真名(まな)、長谷(ながたに)、白地(しらじ)を歩きたいと思います。

つながりの力

朝はお寺で法事、それから市内でひらかれた医療生協のブロック別総代懇談会へ、午後は県中部の湯梨浜町のお寺さんで会合とあわただしい1日でした。

朝の法事はご門徒さんからの依頼です。懇意にしている方のご家族が亡くなられ、直葬をされたそうです。そのことを聞かれて、「お経をあげてもらえないだろうか」との相談が数日前にありました。そして今日、ご家族にお参りいただいたのです。30分ほどおつとめして少しお話しさせていただきました。

ご門徒さんのなかには、このような形で「慈悲の実践」をされている方があります。この言葉を私は、「つながりあって、喜びと悲しみをともにする」という意味で使っています。もちろん私たちにできることは限られたことです。ですが、それを分かった上で、つながり、協力しあえば結構なことができます。今日もそのことを感じました。ご門徒さんがつながっていたから、私とご遺族がつながりました。ご門徒さんの「慈悲の実践」のお手伝いをさせていただいたということです。

法要が終わり、医療生協の集まりへ遅れて参加です。報告者は坊守でした。同じテーブルの方が、「わかりやすい話をされるなあ」と関心されていましたよ。

私が注目したのはこの表です。

「つながり」が健康に影響大

みなさん、病院というと、病気になっていくところと思われるでしょう。しかし、医療生協はひと味ちがいます。患者(組合員)同士が横につながり、班をつくって定期的に集まって茶話会をしたり、健康チェックをしたり、ときには社会や政治についても学び、できることを考えたり行動したりするのです。出資者でもありますから、医療生協の活動に参画することができるので、こうした懇談会も開かれるのでしょう。6月には懇談会を経て総会がもたれます。

高齢化とそれに伴う孤立・孤独がひろがるいま、医療生協が重視している「つながる」「集まる」ことの効果は絶大です。お寺でも医療生協の班会を月一回開いていますが、みなさん生き生きと参加されています。

このユニークな活動をPRすることに長けたら、医療生協はもっと地域に根をはることができると思います。

午後の会合では、年に数回しか顔を合わせる機会のない県中西部(伯耆組)のお寺さんと共同の研修などについて意見交換してきました。学ぶべき実践もあり、因幡組の活動にも生かしていきたいと思います。

途中の道の駅にて

なんでも自己責任や自己決定を強いる社会風潮が苦を拡大していると思います。つながり、集まり、生きていきましょう!