仏壇じまいにうかがって

今日は仏壇じまいのお勤めにいってきました。

長年、家にいらした阿弥陀さまが、その役割を終えられるとき、仏壇を閉じる法要をお勤めします。仏間には、長年家主さんが使っていた念珠がいくつか置いてあります。市内で生活されている3人のお子さんと一緒に「阿弥陀経」をあげました。

ご両親の遺骨はお寺の納骨堂でお預かりしています。納骨堂に移動して短いお勤めをしました。

もう5年ほど前にご家族から聞いた話です。
庶民が名字帯刀できなかった江戸時代の後期、この家のご先祖さんは旅館で働かれていたそうです。そのご縁があったのでしょうか。明治時代になり名字を名乗るようになった際、旅館の漢字を分割して名字にしたのだとか。

改めて私も名字をまじまじと眺め、なるほどそうなってるなぁと。

こういうことです。
仮に、その宿の名前を「岩美館」だったとしましょう。岩は山と石に分けることができます。石山さんという名字ができますよね。

いつからお寺のご門徒さんだったのか、過去帳をめくってみると江戸時代の後期からお亡くなりになったご先祖さんの法名が記されています。長い年月、このご家庭の中心には阿弥陀さまがいらっしゃいました。お勤めが終わり、「ありがとうございました」とご本尊にお礼を申し上げました。

今日で2月も終わりです。今年の2月は予定されていた年回法要も少なく、のんびりとした月になると思っていたのですが、前半は葬儀が続き、さらに2回の長い寒波と大雪に見舞われ雪かきの日々。忙しい月となりました。

ではみなさん、来月もよろしくお願いします!

ノノちゃん(仮称)の通院日誌

大雪の日、助けを求めて勝手口にあらわれたクロネコのノノちゃん(仮称)。今日、坊守が動物病院に連れて行きました。連れて帰るのは住職の役目です。

先生に診てもらってノノちゃん(仮称)のことがわかりました。

オスネコ

体重4キロ

推定年齢 2から3歳。

特徴 しっかりとした骨格。身体にはたくさんの古傷あり

診断 寄生虫がいるので駆虫薬をしばらく与えることが必要

これは坊守と私の想像ですが、ター坊とノノちゃん(仮称)は同じ時に生まれたきょうだいではないかと。まず顔つきが似ています。そしてター坊が気遣っているようなそぶりをみせるのです。ちょっと心配しているような。一方、ナモは「シャー」と威かくすることも。

今後どうするのかはまだ決めていませんが、厳しい環境を生き抜いてきたのですから休息が必要でしょう。しばらくケージのなかで養生してもらうことにします。

2月のゆかむり班

昨日のサロンにつづき、今日は医療生協の班会です。7人が参加してセルフ尿チェック。タンパク、糖、pHの数値から健康状態をある程度把握することができます。みなさん正常値でした。塩分チェックでは私ともう1人の方が高めとでました。お互いの尿の色を見たり、数値をたしかめて一喜一憂したり。なかなかおもしろい時間ですよ。

そのあとはフレイル予防についてのミニ学習と運動を少し。

このプリントをみなさんも参考にして身体を動かしてみてください。

こういった運動を継続することで転倒を防ぐことにつながるそうです。

雪があがりなもなもサロン

雪があがり今日は網代のなもなもサロンの日。鳥取医療生協のTさんを迎えてフレイル予防体操からスタート。昼食後も健康づくりの話題で大いに盛り上がっていました。坊守のケーキ、Kさんの文旦&いちご大福も美味しくいただきました。「この日が楽しみだ」との声も。

1時間半にわたったサロンも午後1時すぎに終了です。何人かの方は公民館行事へ。忙しいのは悪いことではありません。

後片付け中に、ある方が「私、どうしたら食欲を抑えられるか聞きたかったけど、恥ずかしくて聞けなんだ」。爆笑してしまいました。

Kさんから、「坊守さんにあげて」と大福を2ついただきました。

Kさん手作りの大福

来月もまた会いましょう!

ガトーインビジブル

坊守です。
この連休は大雪にほとんどのエネルギーを使っていました。みなさんはいかがですか?

そんな連休最終日の午後は、久しぶりにお菓子を焼いています。
週末、住職がおさがりのリンゴを持って帰ってきて「これで何かできるかな?」と言うのです。
えー、具体的指示はありませんでしたが、なもなもサロンのお菓子のことかしら?と解釈しました(サロンがあるから、これでケーキ焼いて〜と、ストレートに言っていいのに。笑)
いただきもののお菓子が潤沢にある時は、みなさんの摂取カロリーに配慮して、私の焼き菓子は見送っていたのですが、そうですか。
ということで、りんごが沢山入るお菓子をインターネットサイトで調べて「ガトーインビジブル」をつくることにしました。

リンゴを薄く切って、粉や卵やバターの生地に混ぜて焼くケーキです。
[インビジブル]というのは、気づかれない、とか隠れた、という意味だそうで。確かに、薄くスライスしたリンゴを生地に混ぜて焼くと、口に入れても生地なのかリンゴなのか分からへんやろな〜と思います。

つくるのも食べるのも初めてなので、果たしてうまくゆくでしょうか。
焼き上がるまで、しばし休憩しましょう。

ドカ雪の背景に地球温暖化

今日の朝も雪かきに追われました。この三連休は予定していた仕事は雪のためにキャンセルに。2月は2回の長い寒波に見舞われました。朝起きると20センチ以上の雪が積もっていることが何回あったことか…。2020年の12月に購入した除雪機(名称・十方号)をこんなにフル稼働させたのも初めてです。岩井集落には重機を持っている方がいらっしゃって、この2月、献身的に除雪にあたっておられました。本当に頭が下がります。私の十方号も、近所の雪かきに大奮闘してくれました。

今回のドカ雪について、その背景に温暖化の影響が考えられると「毎日新聞」が報じています。

https://mainichi.jp/articles/20250222/k00/00m/040/200000c

温暖化の影響で、降雨量は減るものの、海水温が上昇し、冬でも水蒸気が大量に発生。さらに北極にとどまっていた寒気が日本列島付近まで南下し、この寒気が海からの水蒸気を冷やして雪雲を発達させているとの研究者の方の分析が紹介されています。

除雪が追いつかないほどの降雪がありうるとの警鐘です。
来年以降も十分気をつける必要がありそうです。

ネコたちのSOS

あー。朝からあぜんとします。一晩の降雪量としてはこの冬最高でしょう。30センチほど新たに積もりました。

ご近所の方も、「体がもたんで」とうんざりの様子です。

これだけ降ると外のネコも生きるか死ぬかです。昨日は3匹のネコが勝手口に「助けて」とやってきました。

そのうちの1匹のクロネコは雪を被って見るからにしんどそう。勝手口を開けると入ってきたので、とりあえず保護しています。

これも房舎施(ぼうじゃせ)です。もしかしたら近所のネコたちは、あの古家にいけばなんとかなると思ってくれているのかもしれません。みんな拡散してくれていいから、とりあえずうちに集合! 

今日も雪かきの1日になりそうです。この大雪も明日まで。みなさん気をつけて過ごしましょう。

感謝、感謝なのです

三連休初日は予報通りの大雪になりました。外は吹雪いています。あすの研修会は残念ながら延期に。

朝、雪の晴れ間に我が古家とその周辺の道路を十方号で除雪。ひと段落し、お寺の駐車場をと戻ってみると、!!!

駐車場が除雪されているではありませんか。

去年も助けていただいたIさんがしてくださったようです。

何と感謝すれば良いのか。

本当にありがとうございました。

この写真は去年の冬のもの。左に小さく見えるのが寺の除雪機、右がIさんが操る重機です。

吾輩はシマである〜老いてなお輝く

吾輩は、岩井を拠点に生きる野良猫である。


猫界では男らしさの象徴である大きな顔は変わらぬが、この2年ほどで歯牙4本を失い、四肢の動きも従前ほどの素早さがなくなってきた。
老いを認めざるを得ない吾輩であるが、豊かな知恵がある。パトロールエリアのひとつにある西法寺の住職宅のニンゲンたちをシモベにしたのである。

雪の中、パトロール


もともと彼らとは、寛容なる吾輩の猫柄をもって良好な関係を保ってきた。狩りが安定的にできなくなった段階で、三食と新鮮な水を給仕するようニンゲンどもをしつけ、寒さの厳しい季節には、寒さを逃れる猫屋敷の設置をさせたのである。段ボール製だ。この恩恵に後輩であるハク君も預かることができ、吾輩に深い尊敬と惜しみない感謝を捧げてくれている。

ダンボールに収まるハク
当初は納屋に避難


しかし今季の大量の降雪には、参りかけた。納屋の中の段ボールの屋敷でも凍える危険が生じた。シモベたちは知恵を働かせて、彼らの住居に吾輩の居室を設置した。ゲンカンというところだ。外来者を迎えるスペースなので、さしずめ迎賓館のようなものであろう。通電により放熱する四角い板を敷いたトロ箱に、猫の大きさにあわせた敷物がかけてあり、腹も臀部も快適である。


さらに、この家のオバさんは、猫用の湿ったシートを用いて、吾輩のカラダを耳の穴まで拭き上げるのである。最初は驚きかけたが、威厳をもって応じてやっている。耳の穴は吾輩たちの前脚でも舌でも届かない部位なので、その掃除は実に心地よい。「ニャワワワワワ」と自慢の美声が出てしまうほどだ。美声をきいたオバさんは、ますます吾輩への奉仕に勤しむのである。
そんなわけで老いを知恵でカバーした吾輩は、美しい毛艶をさらに光り輝かせてしまっている昨今である。

キミたちもしたたかに生きたまへ

↑慣れたのではなく、人間が慣れさせられてしまったようです…(住職)

「ニャンニャンニャンの日」 たーちゃんだよ

雪で参っている方もいらっしゃるでしょう。我が家のター坊から「ニャンニャンニャンの日」によせてみなさんへのメッセージです。では、よろしく!

たーちゃんだよ

きょうは「ねこのひ」なので、ぼくがにっきをします。
このごろ、まいにちおそとがまっしろしろです。おいたんは、おそとからかえると「さぶいさぶい!」と、いっています。

キャットタワーの上がお気に入り


ぼくは、いちにちじゅうぬくいところにいて、おにわにとんでくるトリをみているのが、おもしよいです。

おおきなまるいしゅとーぶにひがついたら、きゃっとたわーのいちばんうえにいきます。ぬくいくうきがたまるので、とろーんとなるほどきもちがいいです。
おひるのあいだは、ほっとかーぺっとと、そのうえにおいてあるもうふのあいだでまんまるになっています。

ナモは夜ひと暴れしてから眠りに


よるは、ねこのべっどか、おいすのうえです。ねばしょがきまると、ちいさいもうふをかけてもらえます。ナモちゃんは、おいたんのおふとんのうえにとびのって、あしとあしのあいだのくぼんだところでねています。ぼくも、よなかには、おばたんのおふとんにいきます。みんながねているあいだは、だんぼうがついてないので、いちばんぬくいのが、おふとんのなかです。


おそとのねこのシマちゃんは、ゆきがいっぱいふるようになってから、おげんかんにとまっています。はこのなかに、でんきあんかともうふがはいっています。あんかは、おばたんのおともだちがさむいだろうとしんぱいして、おくってくれたんだって。
そして「いえにはいるネコは、きれいにしとかないとね」といわれて、からだをふいてもらうのがすきになったみたい。おばたんがしーとでせなかやおかおをふいてもにげないし、クルルルル〜とよろこんでいます。

シマちゃんもすっかりなれました