今日は朝から病院だ。血液検査は「いうことないほど正常」とのこと。3ヶ月後に検診の予約を入れる。1年ぶりの胃カメラだ。気持ちが少し沈むが、仕方がない。忙しく働く職員たちに少し会釈して病院を出る。
そういえば寝坊をして朝飯を抜いてしまった。横断歩道をわたり、歩きながら腹ごしらえの算段をする。
「よし店を探そう」
いや探すまでもなく、目の前にはカレーのエイプリルがあるじゃないか。
開店前の店に入る。スパイスが鼻をくすぐり、食欲を刺激するのだ。
馴染みの店長と、これまた馴染みのバイトくんに迎えられる。
オーダーは玉ねぎベースに魚介スープ、そして豚肉をトッピングする。唐揚げも追加してしまった。
「いーじゃないか、いーじゃないか」
うーん、うまい。病院がえりだからなのか、いつもよりうまい。オレはカレーのなかで、間違いなくここがいちばん自分に合っていると思うのだ。このプリンセスかおりというコメ、炊飯器ではなく鍋で炊くのだという。サラサラしていて、スパイスカレーのために生まれてきたのではないかと思うほどだ。脇役ではなく主役の存在感だ。付け合わせの漬物は名脇役だ。
いい気分で唐揚げにかぶりついてしまった。慌てるな、舌が焼けてしまうぞ。
と、いつもと調子が違ったテキストになってしまいました。
実はエイプリルさんで、「孤独のグルメ」の原画展が歩いて10分ほどのギャラリーで開催されているとうかがって、ついその気になってしまいました。作画の谷口ジローさんは鳥取出身です。
原画を間近にして、谷口さんの熱量を感じました。店内や料理を見事に写実されています。
展示は2/9まで。そして映画「孤独のグルメ」は全国で上映中です!
見たいと思ったのですが、市内では上映されてません…。
「がーんだな。出鼻をくじかれた」