お寺から東に目をやると県境の山々が一望できます。その向こう側が兵庫県です。昨日、兵庫県知事選挙が行われました。県民のみなさんがどんな選択をするのか注目していました。というのも、パワハラの疑いなどで斎藤県知事は告発され、県議会から不信任を決議され、失職して今回の選挙となったからです。
結果は大方の予想を覆えし、斎藤氏の再選ということになりました。投票率が上昇し、無党派層、特に若い世代から斎藤氏は高い支持を集めたようです。選挙が終わった直後ですが、そのことがよくわかる分析を読みました。
https://netcommu.jp/Report/hyogochijisen2024
インターネット上では斎藤氏の勢いが非常に大きかったということです。
記事の最後の部分はこうです。
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2024年のアメリカ大統領選挙では、メディアがハリス氏を支持する一方で、トランプ氏に対するネガティブな報道が相次ぎました。このような、特定の候補者を支持するかのような一方的な報道が影響し、「既存メディアは偏向している」と考える人が増加したという調査結果も報告されています。その結果、多くのアメリカ国民がメディアの信頼性に疑問を抱くようになったといわれています。
こうした状況の中、イーロン・マスク氏は、Xなどのソーシャルメディアが偏向を是正し、真実を伝える場として重要な役割を果たしていると主張しました。しかし、専門家による調査では、偽情報の拡散においてもXが中心的な役割を担っていると指摘されています。さらに、トランプ氏の再選後、ヨーロッパの複数のリベラル系日刊紙がXとの決別を宣言する事態も見られました。
一方、日本では、斎藤氏を支援する目的で出馬した立花孝志氏は、自身の強力な発信力を活かし、「デマを流すマスメディアvs真実を伝えるネット」という対立構図に持ち込み、大きなうねりを作り出しました。
今回の兵庫県知事選挙は、
・東京都知事選、衆院選を経て日本におけるネット選挙は新たなフェーズに突入した
・動画、特に、縦のショート動画、ライブ配信の重要性がますます高まっている
・トランプ現象はどこの国でも起こりうる
とあります。
パワハラを告発した職員を探しだし、結果、自死してしまうという痛ましい問題から始まった選挙だったはずです。それが、「パワハラはなかった」などというニセ情報が拡散し、選挙結果にも影響を与えたようです。
選挙への関わり方が、とくに若い方たちは全く違ってきているようです。ベテラン世代の選択が政治を決めていると言われてきましたが、若い層が選挙に行くと結果も左右し始めているのではないかと。
いままでの政治では希望がないから、変えようとしているように見える人、動画やネットなどで身近に感じる人に支持が向かっているようにも思います。もちろんその選択が若い人たちにとってよい結果をもたらせばいいのですが…。
今日は真冬並みの冷え込みです