ネコの扉Ⅱ

坊守です。

半ドンで帰ったものの、住職もナモもタリもみんなどこかにいっちゃって、遊び相手が居ないので、工作をしました。

先日、黒猫のター助が壊した猫の扉を、和紙で作り直したと報告しましたが、みるたびに猫の造形が気に入らなかったのです。

輪郭をチョキっと切ってから、おめめとおくちもつくりました。


これならいいや、とター坊に感想をきいてみても、興味がないんだそうです。

ビフォー
アフター

豪で、SNS禁止法案可決

びっくりしました。オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁止する法案が可決されたのです。対象はX、インスタグラム、フェイスブック、TikTokなど。技術的な課題が多く、実効性は疑問視されているようですが、思い切った法案です。個人には罰則はなく、違反した企業に日本円で最高49億円の罰金を課すとのこと。

アルバジーニ首相は、SNSを介してのいじめを苦にした自死や性被害の多発をふまえての法制化であると説明しています。「今回の法律で親と子どもの会話が変わり、その変化はオーストラリアの子どもたちにとって害を少なくし、より良い結果をもたらすことになる」とのコメントも。

オーストラリアの世論は支持が多数のようです。

私たちの子ども時代には考えられなかった技術が生活に入り込み、とくにSNSは人を操るかのような現実です。負の面から小さな人たちを守らないといけないのはその通りとも思いますが、全面禁止でいいのかどうか。

世界初の試みがどうなるのか。施行ははやくても1年後ですが、注目されます。

あられ降る

今日も朝から肌寒い。それでも晴れ間がさし、岩井の方から頼まれていたお墓じまいのお勤めができるかなと思っていましたが、天候が急変し、空から白い粒が。ほんのひととき、あられが落ちてきました。約束の時間に施主さんが来られて、「なんだあ、いけんで。月曜でどんなだな?」と延期に。

最新の1カ月予報では来週後半の12月7日ごろから寒くなるようです。それまでには車のタイヤもかえなければ。

次の日曜は午後、「歎異抄を読む会」を予定しています。原文と現代語訳を輪読して、感想を出し合う形ですすめています。次は第10条から。ここは第1条から第9条までに述べた浄土真宗の教えをまとめたところです。そして「上人(親鸞)の仰せにあらざる異議ども」について、第11条以下でとりあげていくことを唯円さんが嘆きつつ記しています。

朝から原文と解説書を読みました。さまざまな本、解説本がありますが、原文を目で追うなり、可能なら声に出して読んでみる、そして意味を考えてみる、というのが頭に入ってくるように思います。

今日はなんの日?

11月28日、朝から肌寒いです。我が家の庭を居所と決め込んだハクは、坊守の作ったダンボールハウスで暖をとっていました。

近くにいたシマちゃんもカメラを向けると珍しく近づいてきて、

ど迫力。ピントがあいませんでした。

午後、田後と網代へ。報恩講に懇志をよせていただいたご門徒さんへ受納書と記念のタオルを進呈です。

1262(弘長2)年11月28日、親鸞聖人が90年でご往生されました。

全国の真宗寺院で、今の時期、報恩講がおつとめされています。

この時期はお講凪とよばれ、おだやかな日和がつづくということなのですが、田後の海は波風ともつよく、冬の到来を感じさせられました。

ゆかむり班の日

今日は医療生協の班会・ゆかむり班の日です。はじめて来られた方も加えて7名。少しずつメンバーが増えてきました。いいことです。1人あたり100円の班活動援助金をいただけますし。

手指を使った頭の体操、脳トレです。みなさん、こんがらがって笑いつつ。私も危ないところです。

頭の体操、フレイルの度合チェック、合間におしゃべりと、いい時間を過ごせたのではないでしょうか。「家族が生協病院に世話になり、色々と調べてくれ、とてもありがたかった」と職員のTさんにお礼を述べる方もありました。

来月は12月25日の開催です。

葬儀をおつとめして

今日は葬儀をつとめました。長く施設で生活されていたご門徒さんで、残念ながら私はお会いしたことがありません。

昨日朝の臨終勤行のあと、娘さんから思い出話をうかがいました。しつけに厳しいお母さんで、曲がったことが大嫌いだったとのこと。「母に叱られて小屋からだしてくれなかったことも。となりのおばあちゃんが助けてくれました」「厳しくもやさしい母でした」。定年まで会社勤めをされ、退職後は野菜づくりに精を出していたそうです。

葬儀が終わり、お参りされていたご門徒さんから、「新しく仏壇を買うことになったので、ご本尊をよろしく」と声がかかりました。本願寺では免物(めんもつ)、仏壇に掛ける軸を扱っています。中央にご本尊、両脇にお脇掛けという形になります。軸のサイズは「代」で表します。

話をうかがいながら、先日読んだ記事のことが頭をよぎりました。

今年元旦の能登の地震で被害にあったある真宗ご門徒さんが、二百代のお仏壇を廃棄せざるをえなかったという内容です。二百代というのは、軸の大きさ縦約80センチ×横約30センチです。さぞかし立派なお仏壇に違いありません。手放すことになったご家族も残念な思いでいらっしゃることでしょう。

火葬場に移動し、荼毘にふし、最後はお寺での還骨法要です。蓮如さんの「白骨章」を拝読。

「それ、人間の浮生(ふしょう)なる相(そう)をつらつら観ずるに、おおよそはかなきものは、この世の始中終(しちゅうじゅう)、幻の如くなる一期(いちご)なり」

本当にその通りなのです。

法要が終わり、昨日お預かりした過去帳にお母さんの法名、お名前を記載してお返ししました。亡き方をごえんに、施主さんご家族がご本尊に手を合わせられることでしょう。

合掌

なもなもサロン…健口くん大人気!

今日は月一回のなもなもサロンの日です。12名が集まりました。そして特別ゲストも。鳥取医療生協のTさん、測定器「健口くん」です。

5秒間、パ、タ、カとそれぞれ発声して口腔機能を測定する医療器具です。回数をはかるというのがやる気に火をつけたようで、真剣に、楽しく測定されました。みなさん成績優秀だったようです。

そのあとは健康体操を少し。「またやって欲しい」の声が多数あがりました。

唾液をだしやすくする口の体操がよかったのか、その後のお弁当、いつもよりおいしくいただいたように思います。

91才のMさん手作りのお餅、坊守のりんごケーキ、和歌山のみかんとデザートももりだくさん。

来月は12月23日の予定です。みなさんまた会いましょう!

仕事を終えてしばしの休日

今日は午前中、3回忌の法事でした。今年の6月、念仏奉仕団で本願寺に参拝した際、ご家族に分骨を託されて大谷本廟に納骨しました。兵庫県にお住まいの息子さん夫婦は京都にお墓参りを思い立って行かれたそうですが、閉門時間の直前でお参りできなかったとのことです。「子どもが京都にいるので、また行ってみます」。

法事が終わり、Aprilさんへ。頼み事も快諾していただきました。カレーはもちろん美味でした。サラッとしたプリンセスかおり米とスパイスカレー、実に相性がいいです。

店内に陶窯展の案内チラシがあり、その足で会場の日本海新聞社へ。

全国的にも名前が知られる牛ノ戸焼の小林さんがろくろ実演をされました。短時間で見事な器が次つぎに。間近で手仕事を楽しみました。

同じ町内の浦富焼のコーヒーカップ、牛ノ戸焼のネックレスを買いました。

陶窯展は明日まで鳥取市冨安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールで開催されています。

猫ドアバラバラ事件

生き物係の坊守です。

今月の日記でナモが自慢していた猫ドアについての報告です。
おとついの晩、黒猫タリが家の中を走り回っていると思ったら、ガタン!と大きな音がしました。
その直後においたん(住職)の「あーあ!」という情けなそうな声。「ターちゃんが猫ドアを壊しちゃったよ」

ニンゲンのドアに穴をあけてつけた猫専用の扉が、3つに分かれて床に落ちているではありませんか。

6キロ超えの体躯が全力疾走に近いまま、猫のドアに当たったため、アクリルの窓を留めていた木枠を真っ二つにしたようです。
いつか壊すだろうとは思っていましたが、ひと月とは!
このままでは猫だけでなく冷気も通りたい放題です。ドアの前に座り込んで、布か板切れで塞ぐことを考えましたが、戸棚に和紙があったので、
紙のドアを作ることにしました。

紙ではドアの向こう側が見えないので、猫たちが通るかどうかが心配でしたが、彼らがおばちゃんの工作を目の前でみていたせいか、何事もなかったように使われたのでした。
猫も応用ができるのですね。
お利口、お利口。

ネコのベット。ター坊には小さくて入りたいのに入れません

柚子もようやく

例年なら報恩講の頃には黄色くなっているはずの柚子ですが、今年は暑かったせいなのでしょう。1週間ほど遅れてようやくいい色になってきました。ただ今年は不作で、大きくならなかった実が多いようです。

桃栗3年、柿8年、柚子は大馬鹿18年という言葉があります。物事は一朝一夕にできるものではないということです。

万事そのように思ってとりくめば、そう慌てることもないのかもしれませんが、なかなか難しいですね。

それにしてもこの柚子の木、なにも手入れをしていないのに毎年、実をつけてくれます。前の家主さんに感謝です。

来週はなもなもサロンがあるので、欲しい方にお分けしたいと思います。

報恩講のお礼のハガキと記念タオルを配り歩く予定でしたが、雨がつよく今日は断念。せっかくなので、柚子湯にでもつかりましょうか。