漁協で勉強会

坊守です。
きょうの午前中は、賀露の漁協で勉強会でした。クルマを降りると潮の香りが鼻をくすぐり、海辺に来たなあと実感。


ところでなぜ漁協?と思われる方もいるかもしれませんが、JA、森林組合などの生産者組合と、わたしの職場のような消費生協は「協同組合」というグループの仲間なのです。

鳥取の海で3年前から取り組まれているブルーカーボンプロジェクトについて聴きました。温暖化ガスの一つである二酸化炭素の吸収に、海の藻場がひと役買っていること、しかし水温の上昇のために、その藻場を守るために数十年前に植え付けたアラメのような大型の海藻が枯れて、ムラサキウニが大事な藻を喰い尽くしているとのことです。
プロジェクトがそこにどう立ち向かっているか、非常に興味深いお話でした。


学習のあとは、泊で獲れた大きなサザエをさばいて壷焼きにする体験。
(壷焼きなら半世紀食べている私は、サザエの扱いなら任せて!という余裕がありました)。ふだんは、蓋の隙間からお醤油とお酒をちょっと流し込んで焼くだけでしたが、こうすれば誰でも食べやすいだろうな、と納得しました。

普段と違う時間を過ごしてしまいました。

納骨のおつとめ

昨日の午後、葬儀のご縁をいただいた故人さまのご遺骨を前に四十九日のおつとめ、その後、お寺の納骨堂に安置しました。納骨堂の正面には「倶会一処」の文字。「阿弥陀経」に記されたことばです。ともにひとつのところ(お浄土)で会いましょうとの意味です。「またお盆の時期にでもお参りさせていただきます」と娘さん。どうか気兼ねなくお参りください。

7月もあとわずか。お盆参りは暑くなりそうですが、昨年に続いて助っ人もきてくれます。熱中症にならないよう、気をつけないといけません。

今日の朝、開花して2日目を迎えた蓮の花は、ピンク色から白色にかわってきました。私は真っ白になった蓮がいちばん好きなのですが、あしたはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。

華が咲き、話に花が咲き

朝、境内の蓮をみにいって思わず、「あっ」と声が出ました。一輪、咲いてくれたのです。つぼみが出てきてからあっという間でした。本当に清らかな美しい花です。

昼にはこの通り閉じてしまい、また明日の朝、開きます。これを数日繰り返して散っていきます。

今日は月末の月曜日。網代道場でのなもなもサロンの日です。インフルエンザが流行っているようで、今日は10人の参加でした。それでもわいわいと賑やか。「認知症予防のため、無理にしゃべっとるだが」とYさん。ほんとですかね? 「あー、ようしゃべった」とみなさん帰っていかれました。

華が咲き、話に花が咲く月曜なのです。

お寺で研修会でした

坊守です。
起きてから何回「暑い」と口にしたか、数えられませんが、そんな中、因幡組連研(連続研修会)第4回が西法寺で行われました。
テーマは「親鸞聖人のご生涯と本願寺の歴史」。問題提起の後、班ごとで話し合いをして、午後から講義…というプログラムです。

昨日から門推のT子さんの助けもかりて、ドタバタ受け入れ準備(住職は講義もあるので、なるべく荷を軽くしてあげないと!と思いつつ)。
今日はさらなる助っ人もいただき、10時から15時の日程を終えることができました。

飲み物は、コーヒーやお茶のほかに、フルーツとハーブを入れたお水のサーバーを置きました。お寺フェスで出し始めたものですが、作っておいた大きな氷をたくさん入れて、ゆっくりと冷たいお水になるように。


これが女性たちに思いのほか好評で、本堂に運び込んだとたん「まあ!」と声があがっていました。
手洗い場の下に設置してあるミシンの脚をおもしろがってくださる方もいました。かわいいものが好きな人は少なくないですね。

さて、研修は、エアコンのおかげもあって大きな問題もなく終了。ご近所のおぐらさんのお弁当も大好評でした。住職によると、お寺のブログを楽しみに読んでくださっている方もいらっしゃったようです。

「終わったらここに出した大きな机を片付けないと‥」と、覚悟していましたが、事務局と西法寺門徒のみなさんが手を貸してくださり、あっというまに片付きました。ありがたやー
(本気の合掌)。

「今度は2月ね」と、帰り際に声をかけてくださる方もいました。お疲れ様でした。

お寺掃除の日でした

早朝、ご門徒さん6人の協力をえてお寺掃除でした。朝からとにかく暑い! 30分ほど境内と駐車場の草を刈りました。みなさんありがとうございました。

法事が終わりシャワーを浴びて午前中は33回忌の法事、そして四十九日とその後、納骨でした。海の近くの墓地です。林の方からウグイスが鳴いています。今日お参りのみなさんに以前、「法を聞けよ」と鳴いているんですよとお話ししたことがありました。「実際に聞かれると、本当にそう聞こえてきますよね」。お墓に入ったご門徒さんは、ダンナさんといっしょによくお寺参りをされていました。「法を聞けよ」とウグイスになってみなさんにおっしゃっているのかなと想像するのでした。

汗だくで帰宅して2回目のシャワー。お昼ご飯を食べて、午後、明日の研修会の会場設営を役員さん、坊守とともに。ワイワイとおしゃべりしつつ小一時間ほどで作業完了です。その後、坊守はお花の準備、私は資料に手入れを加えて夕方、帰宅。

暑さの中、盛りだくさんの1日でした。

あすは食料無料市

町内のKさんご夫妻から、食料無料市にキャベツ、ピーマン、きゅうりなど、たくさんの野菜をいただきました。

毎回、ありがとうございます。酷暑のなか、申し訳ありません。

私は法務のため明日は参加できませんが、みなさんにお届けしたいと思います。

Kさん宅の庭には、タイタンビカスという名前の大きな花が咲いていました。

お寺の研修会に向けて2

昨日から本格的にとりかかった研修会用のパワーポイントの資料が夕方、完成しました。手元にはテキストの資料、そして、スクリーンにはカラーの資料という二段構えで、親鸞聖人のご生涯と本願寺の歴史についてお話しさせていただきます。資料を作るにあたっては、2017年、中央仏教学院時代の講義ノートが役に立ちました。講師は岡村喜史さん。

歴史背景もふまえ、親鸞聖人の実像について学べる講義で、毎回、楽しく拝聴していました。先生が執筆されたこの本も、資料を作るにあたって大変参考になりました。あらためて感謝。

土曜日は午後、連続研修会をすでに受講され、門徒推進委員という形で活躍されている西法寺のご門徒さんと前日の準備にあたります。

日曜をつぶして浄土真宗のことを学びにこられるみなさんをがっかりさせないようにしないといけません。私の話はともかく、地元の仕出し屋さんのおいしいお弁当(それも格安!)がありますので、その点はまったく不安なしです。暑い日になると思いますが、クーラーも頑張ってくれるでしょう。

もう一つ、諦めていた蓮の花が、あと数日で開花しそうです。日曜日に咲いてくれたら、最高のおもてなしなのですが、さて、どうなるでしょう。

お寺の研修会に向けて

次の土曜は朝、お寺の清掃です。そのあとは午前中に法事が2件予定されています。そして日曜は、因幡組(いなばそ)の連続研修会が西法寺で予定されています。私も90分ほど、親鸞聖人と本願寺の歴史についてお話しすることに。

午前中は先月、本願寺に念仏奉仕団でお参りした際に買い求めた書籍や写真誌を読んで過ごし、先日から準備していた資料の補強です。お渡しする資料はだいたい出来上がりました。

せっかくなので、パワーポイントの資料もつくろうと思いたち、午後はその作業です。実はチラシ作成以外で使ったことがなく、できるだろうかいささか不安でしたが、大丈夫でした。

きょうは、早朝からほぼ住職部屋にこもっていました。久しぶりに集中力を発揮したような気に。

夕方になり、雷もなりはじめ寺から家に戻りました。この数日、日中は大変な蒸し暑さ、夕方、雷と雨が続いています。

金曜は病院の受診日でもあって、あまり時間がありません。明日も今日同様、住職部屋にこもって日曜日の準備を終わらせたいと決意しています。

安全運転を肝に銘じる

朝、免許の更新のため、鳥取市内の運転免許センターへ。30分ほどの講習を受け、写真撮影ののち、新しい免許の交付を受けました。

「交通事故を絶対に起こさないという強い自覚を持って」との教示がありました。

8月にかけて、盆参りなどいつもより車を運転する時間が長くなります。田舎は車社会で、全く運転しないという日はたまにしかありません。肝に銘じてハンドルを握るようにしないとと改めて思いました。

「花こぶし」を観劇する

今日は劇団前進座特別公演「花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま」の観劇の日です。

終劇後の演者のみなさん

お互いを観音菩薩の生まれ変わりとうやまっておられたお二人です。夫婦としての歩み、そして、念仏者として生き抜かれたお二人の姿に、幾度も胸を打たれました。

国のための仏教から、民のための仏教へ。だからこそ、師である法然聖人は念仏弾圧をうけることに。離れ離れになる場面で称えられた「なんまんだぶ」にぐっと込みあげるものがありました。

流罪先の越後から常陸国へ。なもあみだぶつの教えが広がっていきます。聖人が作ったといわれる田植え歌も。詩は知っていましたが、歌ははじめて聞きました。真宗では有名な山伏弁円との場面も。聖人は、「善人なをもて往生をとぐ いわんや悪人をや」と、庶民を救うことこそが仏の願いではないかと説き、殺意をもってやってきた弁円は泣き崩れます。その後、弁円は念仏者となるのです。

親鸞聖人は90歳でご往生されます。

「救いを求める人たちのためにまた帰ってくる」とのセリフがありました。実際にそうであるからこそ浄土真宗は今日までつづいてこれたのです。そして、その聖人と共に生きた恵信尼さんの存在の大きさということもあらためて感じました。

ご門徒さんも芝居を堪能されたようで、「よかったー」「よくわかる話でした」とみなさん大喜び。こうした演劇をはじめて観賞された方も少なくなかったようです。

公演が終わり、恵信尼役の浜名実貴さんと記念撮影。

主演の浜名さんと網代のみなさん

演者のみなさん、スタッフのみなさん、素晴らしい時間をありがとうございました!