納骨堂にお客さま

午後、広島市内に住むご家族が納骨堂のお参りで来寺されました。
町内出身で、下関で生活をしていたお母さんが昨年、ご往生され、遺骨をお寺の納骨堂でお預かりしています。今日は娘さんご夫婦と息子さん3人で、お墓参りできていただきました。

納骨堂前、本堂で一緒に手をあわせ、少しお話も。小学6年生の息子さんは、無量が数の単位であることを知っていました。「ネットで知った」とのこと。幼い頃は、本願寺派のお寺の幼稚園に通園。さすが本願寺派の盛んな広島です。「家の近くに仏舎利がある」といいます。二葉山平和塔という仏舎利があるそうです。「遠足とかで歩いて行ったよ」と。

https://planner.hiroshima-navi.or.jp/spots/6479/

広島には以前、何度も行ったことがありますが、知りませんでした。機会があればぜひ手をあわせにいきたいものです。

娘さんからお母さんの思い出話もうかがいました。晩年まで、体調の優れない時も仏前で手をあわせていたそうです。その記憶が鮮明だからこそ、5時間もかけてきてくださったのでしょう。

気軽に来ることは難しいと思いますが、またぜひいらしてください。

西法寺通信第21号を作成中

かかってくる電話も「暑いですねー」が第一声です。本当に暑い1日です。こんな陽気で梅雨入りはするのでしょうか?

朝、野菜を作っているご門徒さんからジャガイモをいただきました。食料無料市をはじめ、ありがたく使わせていただきます。

7月22日の「花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま」はおおよそ30名ほど参加予定となりました。目標は50人です。法事にお参りされたご門徒さんへのお礼ハガキが溜まっていたので、10人ほどの方に案内をかねてはがきを送りました。

その後は集中して西法寺通信第21号を作成しています。

通信は、毎号4ページで発行していますが、今回は2ー3ページの見開きで先日のお寺フェスの紹介です。写真がほとんどで文字は少しだけ。

4面はパズルと「住職より」のコーナーです。1面は、来週(月)(火)と、京都の本願寺にお参りするので、その話を。念仏奉仕団といいます。本願寺の掃除、法話を聞いたり、本願寺内の書院でお茶をいただいたりという内容です。帰ってから急いで1面を作って来週中に印刷に回し、7月頭からの郵送、手渡しというのが算段です。あわせて、お盆参りの日程の案内も。

お寺フェスが終わってもうすぐ1カ月。本当に時間はあっという間に過ぎていきますね。

ター坊の通院日誌13

坊守です。

黒猫ター坊、鳥取大学の受診日でした。ケージでの安静から放免されてひと月、診察室で「その後どうですか?」ときかれて、家の中を歩いている動画をお見せしました。
「やはり患部の関節は、カックンカックンという動きをしています」と説明。


が、しばらく無言で私のスマホの画面をみていた先生、ふふふっと笑い「たりちゃんが可愛いことは十分伝わりました」…。動画、分からへんかった? 手術の腕だけでなく、飼い主を傷つけない配慮も身に付けた主治医なのでしょう。

診察室では患畜はバスケットから出すことはありません。いつものように患畜を奥の処置室に託して、飼い主は待合室で待機。レントゲン撮影が済んだター坊入りのバスケットを、白衣を着た獣医学生たちが私のもとに戻しにきてくれて、再び診察室へ。学生さんは、ほとんどが女子でした。

再骨折もなく、患部の骨密度もあがってきたようです。ただ、関節の真ん中部分の骨は埋まっていないそうで「完璧に治してあげたかったのですが…」と先生。

大事なのは本人の機嫌で、その点は完璧に元通りです、とお伝えしました。

「6ヶ月後、いや、3ヶ月後にまた見ましょう。途中で痛がる様子があれば、すぐに来ること」という指示でした。残念ながら今回も卒業ならずです。
ター坊はおいたんおばたん以外のニンゲンが苦手ですが、だいぶ通院に慣れたようで、診察室でニャーニャー鳴きました。また来るの?!と、抗議の声だったかもしれません。

飼い主は、キャンパスの雰囲気が好きなので、気長に卒業を待つことにします。

田後公民館にうかがって

午後、田後集落へ。この間、お寺フェスなどで健康チェックをされた方から、「地域でも」との要望がよせられています。そこで、お願いにうかがったということです。

医療生協の職員さんから、血管年齢や尿チェック、足指力測定など健康チェックができるとの説明がありました。

相談会後、用事があり、お寺の役員さんのところにうかがいました。健康チェックのことを説明すると、すでに社協のサロンのリーダーの方にもいっしょにしませんかとお誘いをされたとのこと。

地域で活動されている方たちに声をかけて、ともにとりくめたら楽しくなると思います。田後集落で実現できるように調整をはかりたいと思います。

4万円の定額減税

町役場から令和6年度の納税通知書が届きました。そのなかに紙が1枚入っていました。

定額減税4万円の通知です。定額減税は、1人当たり所得税から3万円、住民税から1万円の計4万円を差し引きます。

政府が従業員などの減税額を給与明細に記載するよう求めたことで、企業の事務負担が増したそうです。明記しなくても罰則はないそうですが、自治体も企業も余計な実務が増えて大変だったでしょう。

私は天引きではありませんので、本来の納付額から4万円差し引いて納付するということです。

岸田首相は定額減税を人参にして解散・総選挙をという流れを考えていたようですが、その6月に支持率は過去最低を更新しています。定額減税は物価高対策として効果がないと大半の方が答えています。

こういうのを浅知恵というのでしょうか。

岩美町チャンネルでお寺フェス

町内のケーブル放送・岩美町チャンネルで、お寺フェスのようすが紹介されました。

今日の昼間は、網代布教所でのなもなもサロンでした。集まった方たちも、すでに放送を視聴されたようです。

「カレーは辛かったけど、おいしかったで」「落語で笑っていたところが映って。マスクしとったけえ、顔は隠れとったけど」「住職、ええ具合に映っとったで」

5分半ほどフェスのようすが紹介され、最後に、「お寺のイメージを一新する楽しいフェスでした」とのテロップ(苦笑)

お寺フェス、今日1周年を迎えたなもなもサロン、そして医療生協の班活動と、今後も居場所づくり、そして健康づくりの場を大切にしたいと思います。

法事から葬儀へ

今日は朝から大変な蒸し暑さです。

午前中はお寺での法事が2件(13回忌と四十九日法要)あり、クーラーと扇風機を稼働させました。13回忌の方は中学時代の同級生もお参りでした。お互いおじさんになって、法事の場で再会するのもいいものです。

2件目は、四十九日のお勤めです。初七日からずっと逮夜法要をご一緒して、今日が満中陰法要となりました。昨日からお話しする内容を時間をかけて考えました。私に、浄土真宗の教えを生きた形で教えてくださったご門徒さんです。「人は去っても 拝む掌(て)の中に帰ってくる」(作 中西智海さん)という詩も最後に紹介しました。ご門徒さんは、そのようにして生きてこられたのだなという思いを強くしました。

午後は市内に出かけて葬儀のお勤めでした。私はお会いしたことのない方です。法務省で働き、更生保護の仕事に70代半ばまで尽力されました。「オヤジ」と慕われていたそうです。「一人でも更生してくれたら」という思いで、仕事にあたっていたとご家族からうかがいました。おくさんが何度も顔を撫でて、「長い間ごくろうさま」と声をかけておられました。お孫さんは、「私たち孫には甘々のおじいちゃんでした」と涙。

ご葬儀からのごえんですが、娘さんに、「何かありましたら、なんでもご相談ください」とお伝えして、火葬場を後にしました。

鳥取医療生協の総代会に参加する

午前中の法事を終えて鳥取市内へ。今日は医療生協の総代会です。医療生協は出資金がもとになってつくられた病院です。

鳥取医療生協

ホームページには、「私たちの医療・介護活動の基本的姿勢は、すべての人の人権を尊重し、困っている人、苦しんでいる人に対して、『まず診る』『援助する』『何とかする』ということです」とあります。

「虎に翼」ではありませんが。憲法の精神を体現しているのです。

私も発言の機会をいただきました。お寺フェスと班の結成についてです。袈裟を着て発言しましたよ!

「営利目的ではない、一人ひとりを支える病院です。この組合活動がとぎれることなくつづくように」と理事長さんが最後にあいさつされました。

私もその活動が継続するよう、できることをさせていただきます。

蓮の観察日誌①

お世話になっている庭師さんに境内の樹々の剪定をしていただいています。お隣のお寺さんとの間の樹々が伸び放題になっていたので、スッキリしました。

一昨日は、蓮の生育具合を見られて、もっと日当たりのいい場所に移動しようということで、現在、境内に4つの蓮の甕をかためて置いています。

実は、昨年2つの甕は花をつけることがありませんでした。例年よりも咲いた数も少なく、残念だったのです。庭師さんも私からそのことを聞いて心配されたようで、時々、チェックのためこられます。それで、日当たりの良いところへ移動をとなったわけです。朝、様子をみにいったところ、立ち葉がすっと伸びていました。太陽のチカラはすごいものです。

今年は4つの甕から全て咲いてくれることを期待しています!