京都日誌⑥参加者の声から

昨日夜7時過ぎ、京都から帰鳥しました。バスの中で参加したご門徒さんに感想文を記入していただきました。それを今日の朝、パソコンに打って本願寺にもFAXしました。

以下、寄せていただいた感想です。
(70代・女性)亡き母も、元気で若い頃に参加したことがあると聞き、私も初めて参加させていただき、全国の方々と奉仕できた事、大変有り難く思いました。機会があればまた参加したいと思います。その母も今日、皆さんに送られ(大谷本廟に)納骨できたこと、大変嬉しく涙が出ました。

(60代・女性)私ごとですが、日々忙しく過ごしているため、少しゆっくりとした時を過ごしたいと思い参加しました。不謹慎でしょうか。早朝より念仏、日に何度か繰り返される念仏に安心感を覚えました。何度でも参加したいです。他の地区の方々との交流もでき、楽しかったです。

畳400畳あります

(60代・男性)奉仕作業に参加して本山本願寺の掃除などをさせていただいて感謝の気持ちであります。同じように西法寺の奉仕活動にも仏様への感謝の気持ちを持ってさせて頂きたいと思います。開会式での「奉仕団は本願寺の宝である」とのお言葉に、嬉しさがこみあげました。

(60代・男性)本山のいろいろな施設を見学できたこと、特に阿弥陀堂と御影堂の見事さには驚きました。

大変有意義な奉仕活動でした。荒廃した境内地に心を痛めたご門徒さんの発案で、この奉仕活動はスタートしたそうです。それを「本願寺の宝」と尊んでくださる方たちが本願寺にはたくさんいらっしゃるということもわかりました。

念仏奉仕団は平日開催が基本となっていますが、現役世代の方たちに参加していただくために、土日の日程もスケジュールに加えていただければ、なおいいのではないかと思います。

京都日誌⑤大谷本廟へ

念仏奉仕団の日程はお昼に終了です。初めて参加して、これはユニークな活動だと思いました。境内地は35,000坪と広大です。一人ですれば数時間かかる畳のぞうきんがけも、150人でかかれば数分です。

本願寺で働いている方々にとっては、本願寺は、自分たちはこういう方達に支えられていると再確認する時間でしょう。私にとっては、本願寺で働いておられる方々の姿を身近に感じる機会となりました。住んでいるところや部署はちがっても私たちは仲間、同朋(どうぼう)なのです。心地よい一体感がありました。

お昼は本願寺近くのいしまるさんという料理屋へ。鯛茶漬け御膳、美味しくいただきました。漁村暮らしのご門徒さんが、「美味しい、美味しい」とおっしゃるので、おそらく本当でしょう。

昼食後は東山五条にある大谷本廟へ。親鸞聖人のお墓へご門徒さんのご遺骨を納骨しました。参拝したみなさんで「しんらんさま」を大合唱。「しんらんさまは よりそって 私の手をとり 歩まれる」の歌詞が心に沁みました。

さて、鳥取にかえりましょう。

京都日誌④草抜きをする

京都は蒸し暑く、少し動くだけで汗が出る陽気です。奉仕団の2日目は境内の草抜きです。30分ほどの作業でしたが、本願寺で草を抜くという初の体験をしました。

島根から参加されたお寺さんに、「毎日更新されているんですか。私のところもインスタやXをしていますが、なかなか毎日とはいかなくて。コツはありますか?」との質問をいただきました。「仏教に関わることで毎日というのは難しいので、日常のこともふくめて、かける時間に短いものを書いています」とおこたえしました。

うちの場合は、とくに毎日と決めずにはじめたのですが、毎日更新するうちにやめられなくなってしまったというのが実際のところです。

本願寺の境内に咲く蓮の花

思いがけず声をかけてくださる方と出会い、さらにやめられなくなりそうです。

京都日誌③法名を授かる

朝6時からの晨朝(じんじょう)のおつとめに、ともに参拝したみなさんとお参りしました。

その後、御影堂(ごえいどう)にて帰敬式が執り行われました。生前法名を授かり、仏弟子の名乗りをあげる厳粛な式です。本堂の外陣は照明が落とされ、内陣の一部のみ、あかりがともされます。

リハーサルの様子

西法寺からお参りしたYさんも帰敬式にのぞまれました。

南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧と称えます。そして、お一人おひとりに、ご門主よりおカミソリがあてられ、法名を授かりました。

「み教えをよりどころに、人生を歩んでください」との言葉がご門主よりありました。

「祖父母、父母、そして私。3代続けて法名をいただきました。希望がかないました」と笑顔の方も。

受式されたみなさん、そしてYさん、本当におめでとうございます。

京都日誌その②奉仕をする

御影堂(ごえいどう)の外陣(畳400畳)と縁を150人でからぶきしました。おどろくほどゴミが落ちていません。日頃の掃除が行き届いているのでしょう。

これだけの人が雑巾掛けするというのはみたことがありません。やっていることはまじめだけど、おもしろい! 外国からのお客さんも写真を撮っていました。

念仏奉仕団を前ご門主さんは、「本願寺の宝」とおっしゃったそうです。

御影堂は南北62メートル、東西48メートル、高さ29メートル、天井まで8メートル。屋根は11.5万枚の瓦でふかれています。創建388年。世界最大級の木造建築をわずか3年半でつくりあげました。

親鸞聖人を慕って御影堂をつくりあげた先人たちに圧倒されました!

京都日誌その①

岩美町を朝7時に出発し、一路京都の本願寺へ。道はスイスイで、予定より早く11時過ぎに到着です。本願寺境内の清掃奉仕活動・念仏奉仕団でやってきました。明日までの予定です。お寺では通算5回目の参加です。

午後からの作業の前に昼食タイム。京都の知り合いのKさんに紹介していただいた料理屋さんのお昼のお弁当です。

一品一品、いい味付け。みなさんにも好評でした。使い捨て容器じゃないのもうれしい。

こんなに入ってました➡︎赤米ごはん、鯖の甘酢漬、だし巻き卵、ニシン昆布、ゴーヤチャンプル、茄子田楽とナスの漬物、胡麻豆腐、メンマ、川魚甘露煮、マグロの甘辛煮、練り物の揚げ物

風呂敷につつんでありました

奉仕団の受付には、中央仏教学院時代にお世話になったTさんがいらっしゃいました。本願寺できびきびと働いておられるようです。

各地からお参りされた皆さんと作業に午後は清掃活動や記念撮影になります。

みんなできれいにしましょう!

大雨になりました

昨日、気象庁が中国地方の4県の梅雨入りを発表しました。昨年より24日も遅いそうです。

朝の法事の時間はそれほど強く降っていませんでしたが、昼前から激しい雨に。午後予定していた納骨のおつとめは後日に延期となりました。

夕方、ようやく雨があがりました。どこかで雨宿りをしていたシマちゃんも現れました。

明日、あさっては15名で京都の本願寺へのお参りです。旅の日記を記したいと思います。

さくらんぼをいただきました

納骨堂にお客さま

午後、広島市内に住むご家族が納骨堂のお参りで来寺されました。
町内出身で、下関で生活をしていたお母さんが昨年、ご往生され、遺骨をお寺の納骨堂でお預かりしています。今日は娘さんご夫婦と息子さん3人で、お墓参りできていただきました。

納骨堂前、本堂で一緒に手をあわせ、少しお話も。小学6年生の息子さんは、無量が数の単位であることを知っていました。「ネットで知った」とのこと。幼い頃は、本願寺派のお寺の幼稚園に通園。さすが本願寺派の盛んな広島です。「家の近くに仏舎利がある」といいます。二葉山平和塔という仏舎利があるそうです。「遠足とかで歩いて行ったよ」と。

https://planner.hiroshima-navi.or.jp/spots/6479/

広島には以前、何度も行ったことがありますが、知りませんでした。機会があればぜひ手をあわせにいきたいものです。

娘さんからお母さんの思い出話もうかがいました。晩年まで、体調の優れない時も仏前で手をあわせていたそうです。その記憶が鮮明だからこそ、5時間もかけてきてくださったのでしょう。

気軽に来ることは難しいと思いますが、またぜひいらしてください。

西法寺通信第21号を作成中

かかってくる電話も「暑いですねー」が第一声です。本当に暑い1日です。こんな陽気で梅雨入りはするのでしょうか?

朝、野菜を作っているご門徒さんからジャガイモをいただきました。食料無料市をはじめ、ありがたく使わせていただきます。

7月22日の「花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま」はおおよそ30名ほど参加予定となりました。目標は50人です。法事にお参りされたご門徒さんへのお礼ハガキが溜まっていたので、10人ほどの方に案内をかねてはがきを送りました。

その後は集中して西法寺通信第21号を作成しています。

通信は、毎号4ページで発行していますが、今回は2ー3ページの見開きで先日のお寺フェスの紹介です。写真がほとんどで文字は少しだけ。

4面はパズルと「住職より」のコーナーです。1面は、来週(月)(火)と、京都の本願寺にお参りするので、その話を。念仏奉仕団といいます。本願寺の掃除、法話を聞いたり、本願寺内の書院でお茶をいただいたりという内容です。帰ってから急いで1面を作って来週中に印刷に回し、7月頭からの郵送、手渡しというのが算段です。あわせて、お盆参りの日程の案内も。

お寺フェスが終わってもうすぐ1カ月。本当に時間はあっという間に過ぎていきますね。

ター坊の通院日誌13

坊守です。

黒猫ター坊、鳥取大学の受診日でした。ケージでの安静から放免されてひと月、診察室で「その後どうですか?」ときかれて、家の中を歩いている動画をお見せしました。
「やはり患部の関節は、カックンカックンという動きをしています」と説明。


が、しばらく無言で私のスマホの画面をみていた先生、ふふふっと笑い「たりちゃんが可愛いことは十分伝わりました」…。動画、分からへんかった? 手術の腕だけでなく、飼い主を傷つけない配慮も身に付けた主治医なのでしょう。

診察室では患畜はバスケットから出すことはありません。いつものように患畜を奥の処置室に託して、飼い主は待合室で待機。レントゲン撮影が済んだター坊入りのバスケットを、白衣を着た獣医学生たちが私のもとに戻しにきてくれて、再び診察室へ。学生さんは、ほとんどが女子でした。

再骨折もなく、患部の骨密度もあがってきたようです。ただ、関節の真ん中部分の骨は埋まっていないそうで「完璧に治してあげたかったのですが…」と先生。

大事なのは本人の機嫌で、その点は完璧に元通りです、とお伝えしました。

「6ヶ月後、いや、3ヶ月後にまた見ましょう。途中で痛がる様子があれば、すぐに来ること」という指示でした。残念ながら今回も卒業ならずです。
ター坊はおいたんおばたん以外のニンゲンが苦手ですが、だいぶ通院に慣れたようで、診察室でニャーニャー鳴きました。また来るの?!と、抗議の声だったかもしれません。

飼い主は、キャンパスの雰囲気が好きなので、気長に卒業を待つことにします。