寺院葬が終わりました

葬儀が終わりました。寺院葬は1年半ぶりでしょうか。その時は骨葬としてつとめさせていただいたので、今回のように病院から直接、来られたのは私が住職になった2019年5月以降では初めてのことでした。ご遺族と葬儀会社の打ち合わせにも同席し、葬儀代のしくみなど、より理解できたこともありましたし、それはお寺でもできるなと思った項目もありました。

当たり前ですが、お寺はホームなので、落ち着いて執り行えたように思います。葬儀会館だとマイクを使用しますが、本堂はよく声が響きますし、あまり高齢の方もいらっしゃらなかったので地声で通しました。

お寺からみなさんにご案内したアンケートの回答が80通ほどよせられています。集計はまだしていませんが、「寺院葬に関心がある」という回答が目立ちます。寺院葬が選択肢のなかに入るお寺にしたいというのが、お寺としての目標の一つです。寺院葬についてみなさんに知っていただける機会をどこかのタイミングでつくりたいと思います。

寺院での葬儀の機会を作ってくださったご門徒さんに感謝です。

寺院での葬儀に

昨日夜、ご門徒さんから義理のお母さんがご往生されたとの電話がありました。「もしもの時には寺院での葬儀を」と希望されており、夜9時過ぎにお寺に到着されました。私も同席して葬儀会社の方と式の打ちあわせ。ご遺族は11時過ぎにお帰りになりました。

お母さんの顔はとてもキレイでした。入院先の生協病院の看護師さんが、ご遺体を拭いてくださったそうです(清拭=せいしき)。「湯灌は必要ありません」と病院の方がおっしゃったとか。葬儀会社の方も、「生協から来られた方は必要ありませんよね」と。葬儀会社に依頼すると数万円かかります。お金のことをいうのもなんですが、こういう病院があるのかとちょっと感動しました。先日、生協病院の班会を私不在のもと立ち上げましたが、頑張らないといけないと思います。

ご遺体を病院から直接お寺に運んだので、葬儀会社の安置室を使うこともなく、料金がかかりません。また、寺院葬では祭壇料が必要ありませんので、一般的な会館葬と比較して25〜30万円前後は安くできるようです。ご家族もよろこんでおられました。

夜遅く、葬儀用の紙華を坊守が器用に作ってくれました。

今日は朝から葬儀の解説書を読んでいました。足りないこともあると思いつつですが、現時点でできる限りのことをさせていただきます。今日と明日は、今後のことも見越しておつとめしたいと思っています。

梅も満開 なもなもサロン

今日は網代道場での月イチなもなもサロンです。13人が集まり、お弁当を食べ、坊守手づくりのケーキをいただきました。Mさんからはたづくりの差し入れ。

「こうしてあえてうれしい」と先月につづいて2回目の参加となるYさん。春には就職のためお孫さんが帰ってこられるそうです。「にぎやかになります」とよろこんでおられました。

食後は茶話会。そしてさいごは玉手箱体操です。「瀬戸の花嫁」を歌いつつ身体を動かしました。雪かきであちこち痛かったので、体の曲げ伸ばしが心地よかったです。

先日は網代でもかなりの積雪だったそうです。それでも敷地の梅ははや満開。雪予報は当分ありません。冬もあっという間に終わるのかもしれませんね。

お内仏を迎えて

今日は田後集落の階段を登った上の方にあるお宅でおつとめがありました。下には雪が残っていますが、上の方にはほとんどありません。風が強く、雪が積もらないそうです。

「ここに家を建てるのは大変だったでしょうね」と私。「集落の人たちが資材を担いであげてくれたそうです」とご家族から教えていただきました。

部屋の中には数十年の歴史を語る写真。介護用のベットが置いてあり、病院や施設の電話番号が壁にはってありました。長くこの家で過ごした家主さんはこの度、ご往生されたのでした。

新しいお内仏(仏壇)を前におつとめ。飾り方などいくつか質問いただき、少し説明しました。とくに、置く方角を気にされていたので、「手を合わせやすいところに安置してください」とお答えしました。

田後に来たのは今年初めて。今日は観光の方の姿はありません。外は寒く、冷たい雨が降り、風が強く、どんよりとした空が。

これこそ山陰の冬なのです。

房舎施(ぼうじゃせ)する

早いもので1月も残すところ数日。今日は25回忌のおつとめがありました。お参りされたのは私もよく知るご門徒さん家族です。今年は施主さんの奥さんのお父さんの法事も予定されています。お父さんのお墓はお寺の納骨堂です。私に、お経にでてくる無量や不可思議が大きな数の単位だと教えてくれたTくんも春から高校3年生です。おばあちゃんはいつものように大きな声で読経されていました。

昼、法事が終わり家に帰ると、玄関でシマちゃんがまだお休みでした。昨日の夜から一泊して3食。そして夕方、家に帰ると、やっぱりシマちゃんはまだお休み中です。パトロールは雪が残っているため中止したのでしょうか。体の下にはあたたかい布が敷いてあるので動きたくないのかも。ほっといてくれよ、という感じで寝転んでいます。

休息する場所を提供することを房舎施(ぼうじゃせ)といいます。

外には雪もたくさんのこっているので、ごゆっくりお過ごしください。

「ゆかむり班」スタートします

リリーフの坊守です。法務が入った住職のかわりに、医療生協のおためし班会に立ち合いました。
お試しですのでコンパクトに。前坊守と同じ町内会のYさんご夫妻が参加。
スタッフのTさんと生協理事のKさんのガイドで、塩分の取り方を自分のおしっこでチェックしました。

塩分摂りすぎてないかな?オシッコ検査を自分たちでしています。

日々気をつけているというYさんたちは塩分控えめの食事を反映した素晴らしい結果。梅干しやお漬物が好きで結果を心配していた前坊守も合格!
「こんな集まりなら、毎月お寺を会場に自分たちで健康について楽しく勉強していきましょう」ということになり、班を結成することになりました。前坊守命名の「ゆかむり班」。班長は住職に決まりました。完全なる欠席裁判ですが、私も賛成しました。

来月の開催日が決まればまた、ご近所にお知らせしていこうと思います。

大雪も峠をこしました

23日から降り続いた雪も峠をこしたようです。昨日の夜中にご門徒さんが亡くなったと連絡がありました。朝、臨終のおつとめとなり、8時前から1時間半ほど、十方号を動かしました。駐車スペースは確保できましたが、全部とりきるにはあと1時間ほど必要でしょうか。ご近所のみなさんも今日は雪かきが大仕事でしょう。

幹線道路の通行にはとくに支障はないようです。

午後も雪かき、そして、夕方は会館でのお通夜となります。明日は葬儀のあとお寺参りです。足もとが悪いなか大変ですが、みなさん気をつけてお参りいただければ。

大雪になりそうです

昨夜から雪が降り続いています。午前9時の段階で20センチほどの積雪です。気温も低く、厳しい寒さです。

予報によると今日の午前6時から24時間で、平地でも50センチの積雪の見込みです。1日でこれほどの積雪が見込まれるのはめったにないことだと思います。

みなさん、十分注意して過ごしましょう。

昼時点で30センチ超える
寒いなか、シマちゃんきました

大雪にそなえを

今日の夕方から雪予報です。かなりの積雪が見込まれています。

朝、除雪機・十方号にガソリンを注入。本堂のストーブに満タンまで灯油を入れました。

車と除雪機用のガソリン、そしてストーブ用の灯油を購入するためにガソリンスタンドへ。ついでに、食材購入のためスーパーへ。買い物中のご門徒さんも、「普段より多めに食材を買いました」。

雪のない1月でよろこんでいましたが、もしかしたら今回はドサっと積もるかもしれません。去年12月の雪のさい、古家の中庭の柚子の木が折れてしまったことを思い出し、収穫していなかった柚子を急いでもぎました。

仕事などで車の運転をされる方は十分ご注意ください。