心配ご無用でした

本日は朝、食料無料市の実行委員会でした。昨年、夏の無料市に野菜を提供してくれた町内の方が、今年も協力していただけるとのこと。ありがたい限りです。28日に引きとりにうかがう予定です。

市内の葬儀会社の方が、夏のあいさつで来寺されました。お供えのお菓子は無料市に供出します。ありがとうございました。

午後は初七日のお勤めをご門徒さん宅で。中陰の時期は中陰棚をもうけるので、そちらの方でお勤めすると思っている方が多いです。しかし、さすがというか、お仏壇の前には僧侶用の座布団が置いてあり、そちらに座ることが前提になっていました。お花もキレイに飾っておられました。心配ご無用でした。ご往生されたご門徒さんが朝晩と手を合わせられた御本尊・阿弥陀さまの前でお勤めしました。集まられたご家族のみなさんも声に出して「正信念仏偈」をあげられました。「毎週、来て欲しい」とのこと。喜んでうかがわせていただきます。

施主さんは漁師さんです。今の時期は底曳漁は短いお休みの期間です。9月からはまた海です。期間は次の年の5月末まで。本当に大変な仕事です。そういうみなさんのおかげさまでお寺は支えられております。

ご往生されたご門徒さんが8月31日、港の堤防から見送っておられた姿を思い出します。私もこの4年ほど見送りに行っています。今年も出かけるつもりです。

海の方から帰った後は、西法寺通信を配るため山の方へ。ひぐらしが鳴いています。

海があり、山があり。岩美町は本当に豊かな自然に恵まれています。

暑すぎますけど…。

銀山の庭先にて

核なき世界を願って

朝、平和のために少し歩きました。今年で66回目となるなくそう核兵器 国民平和大行進が列島各地でとりくまれています。ゴールは広島と長崎です。鳥取県内はきょうからスタート。岩美町は県の東端ですから、初日です。

駅から役場までわずかの距離でしたが、ご一緒しました。県内の平和行進の賛同呼びかけ人に加えていただいているのですが、何もできていなかったので、少し歩けてよかったです。

「仏説無量寿経」には、兵戈無用(ひょうがむよう)とあります。

「法句経」には、「この世において、怨みに報いるに怨みをもってすれば、ついに怨みは息(や)むことがない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である」とあります。

核兵器による抑止は、核廃絶につながっていません。逆に、使われる心配がロシアによる戦争で高まっています。

怨みを捨ててこそ息むとお釈迦様はおっしゃっています。

核を捨ててこそ息む、平和は訪れるという願いを持って過ごしていかなければどの思いを新たにしました。

役場にて。副町長さんがあいさつ

郵送作業中です

今日は朝から作業です。西法寺通信17号と本願寺新報のお盆特集号をセットにして、郵送と手渡しで来週前半に一気に届ける予定です。そのための下準備です。

本願寺新報の方は、仏事をクイズで学べる内容になっていました。お盆を前にお仏壇の飾り方も確認できます。

昨日の夕方、新たにご本尊をお迎えしたご門徒さんの家で入仏法要をお勤めしました。飾り方についていくつかお尋ねでしたので、この紙面で確認していただければバッチリだと思います。

ネコの小径をつくっていただいたYさんからとうもろこしをいただきました。

よしずをたてました

坊守です。

県西部の大雨のニュースをみた友人が、安否確認の連絡をくれました。「こちらは大丈夫」と応じつつ、ちかごろ県外の友人たちとのこういうやりとりが明らかに増えて、気候危機を身近に感じます。今回は被害が小さくすみますように。

暑さが本格化する前に、日中留守番をするネコたち用に、対策はないかしら、と考えていたら、ホームセンターの「よしず」が視界に入りました。
強い日射しを外からさえぎる昔ながらの夏のアイテムですよね。
居間の掃き出し窓によしず、その横の室外機の上の鉢植えに、古いすだれを立てかけました。すべて植物でできていて持ち運びしやすく、さまざまな用途に使える天然素材の道具、あらためてすごいなぁと思います。

はりきって設置したものの、雨降りになりまししたが、思わぬ方面に歓迎されました。いまや庭の主となっている野良猫のシマ先生です。
雨宿りのつもりか、朝ご飯後から夕ご飯の時間まで、のびのびと室外機の上で昼寝をしておられました。
ずいぶんお年寄りになった彼、この夏も元気に乗り切ってちょうだいね。

2匹はいつものレスリング

蓮が咲いてくれそうです

朝のお勤めが終わって境内の蓮の甕に水を補給。蓮は水の吸収がすごいですから、3日に1回ほど、水を注いでいます。すると、前の時には出ていなかった花の茎が! しばらく待てば咲いてくれそうで一安心。

昼間に文房具を買うためホームセンターに寄ったところ、ご門徒さんが仕事中でした。ご往生されたAさんとはご近所でもあります。「知りませんでした。御香典を持っていきます」。近所での支え合いが機能しています。

日中は、通夜・葬儀、そして明日のお勤めの準備、過去帳の記載で、ほぼ机の前に座っていました。過去帳は3冊分まで書き終え、残りは1冊です。

明日は葬儀の前に、網代でのお勤めが1件、葬儀のあと夕方に、別のお勤めが網代で1件予定されています。こういう慌ただしい日もたまにはあります。

日曜は逮夜法要の他は予定がありませんので、遅れている西法寺通信の郵送作業に取り掛かりたいと思います。

「御院家さん」と呼ぶ声に

長年、お寺を支えてくださったご門徒さんが朝、ご往生されました。
前住職は長年のおつきあいでした。私は、2018年に鳥取に帰ってきてから数年のおつきあいです。


2年ほど前までは、よくご夫婦でお寺にお参りいただきました。
その度に、
「御院家さん、御院家さん」と話しかけられました。

その声をもう聞くことができないのかと思うと、残念でなりません。

けれども、南無阿弥陀仏とともに生きてこられた大先輩です。
この世との縁がつきるとき、阿弥陀さまのお浄土に生まれられ、
あらゆるいのちを救う活動を開始されたのだといただくばかりです。

船主として長年、漁の仕事に携わっておられました。
数年前に、岸壁で息子さんの出港を見送る姿に触れたことがあります。
海の男というのは年をとってもかっこいいなと、その姿を眺めていたことを思い出します。

合掌

過去帳を記載する

西法寺通信が昨日、印刷所から届きました。二つ折りにする作業は完了。お盆参りのスケジュールも案内するので、週末には郵送分は出せるようにしたいと思います。

本日は朝、50回忌のお勤めが一件。それ以降は夕方まで過去帳の記載です。手もとに4冊預かっています。1冊は古い過去帳の新調です。お寺の過去帳と照らし合わせて間違いがないか確認しつつすすめます。結構時間がかかります。

いまのご門徒さんからみると先々代にあたる方のページを見ると私の祖父の書き込みが。「温厚徳順にして、誠にもって立派な方であった」と感謝の言葉がつづられていました。こうした書き込みに出会うことは滅多にありません。祖父がこれを記したのは今の私よりも若い頃です。

戸籍名と通称が違う方もいらっしゃいました。漁師さんの家ですから、船主さんから通称をいただいていたのかもしれません。

そういえば以前、同じ集落の方で、やはり通称と戸籍名が違う方がいらっしゃいました。私は通称が本名だと思っていたので、何かの申込の際に本名を書かれて、びっくりしたことがあります。

過去帳をながめていると十が拾、一が壹など今では使わない表記にもよく出会います。最初はなんのことだろうとわからないこともありました。

夕方までかかって2冊、書き終えました。

お寺の古い手書きの過去帳も、パソコンで打ち直したいと思っているのですが、一部しか作業ができていません。そちらの方も今年の目標にしているので、どこかで手をつけなければと改めて決意しているところです。

ナモの日記(2023年7月)

ナモです。

あたいのいまのおしごとは、おうちのパトロールです。

おへやにはいってくるムカデをとるしごとは、たーちゃんのたんとうになりました(ことしは4つとったのよ。えらいのよ)。

それで、あたいはよるのあいだはたいていおげんかんにいます。やってくるのがシマちゃんならいいんだけど、しらないネコや、たまに、ネコじゃないどうぶつもやってくるのです。
そんなときは、ううううー!!!とうなりながら、そいつがあるいていくほうこうに、かけあしでさきまわりします。そして、まどがらすから、みはりをつづけます。
たーちゃんは、あたいのうしろについてきて、ううう〜!!と、つよそうなこえをだすようになりました。

あたいたちがこんなふうにパトロールするので、おひるまはいそがしい、おいたんやおばたんは、ぐうすかねておれます。

いいねこでしょう?

子どもの貧困の実態にふれて

きょうは鳥取県内の本願寺派の寺院の研修会でした。テーマは子どもの貧困です。主に10代後半の、家族と同居できない困難を抱えた若者たちの自立を支援している田村崇さん(自立支援ホーム 鳥取フレンド・鳥取スマイル・はればれ 統括寮長)のお話を聞かせていただきました。会場は市内・養源寺さんです。

若者たちの声に耳を傾け、日夜奮闘されている姿にふれ、本当に頭の下がる思いです。田村さんは研修会を通じてお寺とつながりができたことをよろこんでおられました。

講師さんの話をこんなにメモしたのはいつ以来でしょうか。知らなかったことを知り、知った以上は忘れてはいけないなと思いました。

実践運動という目的を持った研修会です。聞いたことを力に動きましょうということです。私には何ができるだろうかと考えさせられました。その問題意識を持って次回の研修会に参加したいと思います。

山の清掃日

今日は朝7時、愛宕山の掃除のからスタート。
出られる住民は総出で、年1回の山の掃除です。 

昨日は大雨でした。山道は、落ち葉に覆われ、この間の雨で地盤が緩み、倒れた木が道を覆っていました。
若い人たちがチェーンソーで枝をはらい、なんとか。通れるようになったようです。
1時間ほどみなさんで作業。今日のところはキレイになりましたが、年に1回ではとても及びませんね。私が幼かった頃は、山の手入れはもっと行き届いていたように思います。

私は山掃除には、アルミ製の熊手を持っていきます。葉っぱをうまいことかき集めてくれるので、作業がはかどります。なので必要以上にがんばってしまいます。それが難点でもあります。

山から降りてシャワーを浴びて午前中は法事が2件。「阿弥陀経」をいっしょに読まれる方が何人かいらっしゃいました。午後は納骨のお勤めが1件ありました。帰ってきてお参りのお礼ハガキを書いて投函。

きょうはこれぐらいにしておきます。

明日はお寺の集まりで子どもの貧困について学ぶ企画もあります。水曜日には印刷された通信が届く予定です。郵送、手渡し作業とお盆参りの詳しい日程の確定。週末には法事、そして、江戸時代から続くご門徒さんの新しい過去帳を作成するという大仕事があります。1日では書き終わらないと思われます…。それ含めて手もとに過去帳が3冊あるので、順々に書いていかないといけません。平日に法事もあります。

来週も蒸し暑い日が続くようです。「本堂にクーラーがあってよかったね」と坊守。水分補給に気をつけて、ほどほどにがんばりましょう。