ナモの日記(2025年12月)

ナモです。

アタイがおうちにきてから6ねんになるそうです。


きのうのばん、ゆきがふりました。おひるからは、バラバラバラバラとおおきなおとをたてて、あられもふりました。

さむいひがあっても、アタイは、おこたのふとんのはしっこにくぼみをつくって、そこにうもれているので、へいちゃらです。


このまえ、りびんぐにおこたをだしてもらったので、たーちゃんたちは、おこたのなかにもぐりこんでばっかりです。とくにののちゃんは、ごはんと、といれがすんだら、おおいそぎでこたつにいきます。おふとんを、はなのさきでじょうずにめくってすーっとはいりこむの。よほどおこたがきにいったのね。


「きょねんのふゆは、おそとで、おなかをへらして、さむさにふるえていたんだから、ウチにきてよかったなあ!のの」と、ニンゲンたちがはなしかけています。

ノノちゃん
ター坊

クウはおこたにあんまりはいりません。さむいおげんかんにもよくいくので、あんまりおりこうではないかもしれません。こないだも、カメムシになんかいもさわって、くさいにおいをさせてあるいていました。

雪をながめるクウちゃん

ナモの日記(2024年10月)

ナモです。

あたい、おこってます。
こないだから、たーちゃんとふたり、にかいのおへやにいれられて、ぜんぜんだしてもらえません。


おうちのぱとろーるにでたいから、どあをがりがりかいたら、おいたんがおこりました。

ふすまなら、たーちゃんもあたいもまえあしでチョイチョイしてあけることができるんだけど、どあは、どうやったらあくのか、しりませんでした。
おいたんたちがどうやってあけているか、まいにちみていたら、きょうじぶんでどあをあけることができました。
ちょうどそのとき、おいたんのいもうとのめぐちゃんがおうちにきていて、「あら!」と、みつかって、おばたんにつかまって、おへやにもどされました。

いっかいのおへやをなおしてもらうついでに、ねこだけのつうろやどあをつけてあげる、と、だいくさんがいってくれたそうです。やさしいだいくさんでよかったけど、あたいは、おうちのなかをはしりまわりたいの!!!

ナモの日記(8月6日)

ナモです。

あたいのにっきのおとうばんは、いつもは4の日ですが、こんげつは、きょうにしてね、と、たのまれました。
おいたんは、いつもはゆうがたしかならさない、おてらのかねを、あさからごーん!とつきました。
きょうは、80ねんちかくまえに、ニンゲンがおとろしいことをした日なんだって。

あめりかのひこうきが、りとるぼーい、というなまえのげんしばくだんを、ひろしまのおそらでばくはつさせて、
そのいっぱつにいのちをとられたひとたちが、ネコにはかぞえられんほどいたそうです(おばちゃん注:1945年の年末までに14万人といわれています)。
なんのわるいこともせんあかちゃんや子どもやネコも、どうしてこんなめにあうのかわからんままでした。

せんそうでなくなったニンゲンやいきものが、しずかにねむれますように、
だれもせんそうをおこさんように、
せんそうちゅうのくには、はやくそんなおろかなことをやめるように。

アタイもひとつ、かねをついたようなきもちになっています。

ナモの日記(2024年2月)

ナモです。

ゆきのひがすくないですが、ふゆなので、ぬくいところにいることにしています。
おこたのふとんのうえとか、たーちゃんがねんねしているけーじの毛布のうえもフワフワでいいけど、ぬくいのは、おうちのてんじょうにちかいところです。


「ナモは?」と、おいたんがさがしているところをうえからだまってみているのもおもしろいの。

はりのうえのアタイに気がついたおいたんやおばたんは、だいたい「あーあ」といいます。そいで、あたいが歩きまわると「ナモちゃん、おりてきなさーい」と、よびます。それでもアタイはだまってしたをのぞいています。


そうして、しばらくしたら、「おおーい、ちゅーるだよー」と、よびかたがかわります。おいしいものはたべたいので、ねこの階段のところまでおおいそぎでおりて、ちゅーるをよばれます。きのうのばんは、たべおわってからまたはりにかけあがったので、また「あーあ!」と、いわれました。たーちゃんがくつばこから落ちてから、アタイまでしんぱいされるみたいです。アタイとたーちゃんはちがうのにね。

アタイのほかは、だれもあがれませんから、きぶんがいいです。

ナモの日記(2023年4月)

ナモです。


そとがぬくくなってきて、ター坊とあたいはおえんがわのけーじにはいっておひるねしています。
ごくらくです。

おいたんに、「かつおぶし、かつおぶし」とないてみたら、「きょうはナモのひだからなあ」といつもよりたくさんくれました。
ごくらくです。

おんじいちゃんは、ときどき、おへやにだしてもらっています。ター坊がらんぼうなので、ふたりいっしょにはだせません。あたいはいじめませんが、おんちゃんのおちりのにおいをかいで、ねこぱんちします。
しょくよくがすごいので、あたいがとっておいたごはんもペロリとたべちゃうんだもの。

オンちゃん元気に過ごしてます

おひるにかえってきたおいたんがいいました。
「ナモ、おてらフェスのチラシができたで。そのひは、あそびにきてくれたひとをこのへやにあんないして、おべんとをたべてもらうから、せったいしてな」

「ナモにはひもをつけて、なでてもらおうかなあ。おさいせんくれたひとはなでてもいいことにしようか。もうかるかもしれん。いいことおもいついた。あはは」

おいたんは、「あくにん」です。あたいは、おさいせんはいりません。かつおぶしをくれるならかんげいです。

「そうそう、あしたからあじろにいってくるで。ナモのふるさと、ねこのいずみもとおるで」
あたいのきょうだいたちはげんきにしているのかな。

なんでも遊び道具にするター坊

ナモの日記(2023年3月)

ナモです。

あたい、おうちでいちばんねぼすけだとみんなにいわれます。でも、おばたんがうわぎをきて、おしごとにでるときは、もうすぴーどでついていくの。いっかいくらい、おげんかんのそとにでて、おばたんのぶっぶにのって、アタイもおしごとにいけるんじゃないかとおもうんだけど、まだつれていってもらえません。
おいかけているとちゅうでおいたんに「ナモはおるすばんだよ」と、つかまることもあります。


そして、おいたんにだっこされるととってもねむくなって、だっこのまんまネンネになるのよ。「ぼくは、ナモにはおんじんだからね」と、おいたんはニコニコします。「おんじん」は「おじい」とはちがうのかしら。おいたんは、あたいやター坊より、ずっととしよりです。

あと、このごろ、おだいどころがすきです。れいぞうこにネコせんようのかつおぶしがはいっているからです。かつおぶしなら、なんぼでもたべられるのに、ときどき、ぽっちりしかもらえません。れいぞうこのまえにすわって、ニャワーン!!アワーン!と、わめくと、またすこし、よばれることができます。
「ナモの座りこみ」「かつおぶしデモ」といわれています。

ナモの日記(2023年2月)

ナモです。
きのう「あしたはナモのにっきをたのしみにしてるわ」と、おいたんにおはなししているひとがおんさりました。きょう、あたいがにっきのおとうばんだと、なんでわかったのかな。
ねこが、にっきをかくのはたいへんなので、たのしみにしてくれると、うれしいです。

きょうのおるすばんのじかんは、2匹でおこたのなかにいました。そして、おばたんがおしごとからかえると、ター坊はおばたんによじのぼりました。
おばたんがかじっていたどらやきをよこどりしようとおもったみたいです。あたいはおさかなしかたべないので、ぱんと、けーきがすきなター坊のきもちがわかりません。

もしかしたら、のらねこのときに、ター坊は、すててあったぱんをよばれて、すきになったのかもしれないとおもいます。

「うちにくるねこは、おなかをへらしたらダメだで」と、おばたんがいって、おそとのシマちゃんにもごはんがでます。シマちゃんはこのまえからのおおゆきのあいだ、おげんかのなかにいれてもらって、しばらくきゅうけいしていることがありました。
おげんかんはさむいので、きょうはおいたんが、ゆたんぽをつかわせてあげるそうです。

はやくはるにならないかなあ。

ナモの日記(2023年1月)

ナモです。

おしょうがつは、ゆきがつもらなかったので、おいたんもおばたんも、おうちにおるじかんがいつもよりありました。

ニンゲンがおうちにおると、おやつをもらえたり、おひざのうえでネンネするのよ。
オンちゃんも「ケージの外に出たいよ」と、おおきなこえでないて、おさんぽをしたり、あたいたちのごはんののこりをぬすんだりします。

きょうは、かぜがびゅーびゅーして、ゆきもふっていたので、ター坊とおこたにはいっていました。
おるすばんのときは、おこたがいちばんよ。
おいたんは、おひるにおうちにかえったときに、おこたのなかのター坊のようすをみて、わらいました。

ナモの日記(3周年)

ナモです。

あたいがおいたんにおうちにつれてかえってもらってから、きょうでまる3ねんになったそうです。
そういわれても、きょうは、まいにちあるあさとかわりがありません。
のらねこのシマちゃんは、いつものようにおげんかんのまえで「ニャーン!」と、おおごえでないて、おばたんがげんかんをあけたらまたいつものように「ハーッ」といいました。


あたいは、シマちゃんがもらうカリカリ(おおきなふくろにはいった、おとくなきゃっとふーど)が、いちばんすきなので、シマちゃんがごはんをよばれるところを、じっとみていました。そしたら、おばたんが、ひとにぎり、シマちゃんのごはんをわけてくれました。これは、いつもとはちがうことでした。

「あんたは、あじろのおかあちゃんたちと、おそとにいたんだよ」と、いわれても、あんまりおぼえていません。シマちゃんのごはんをおいしいとおもうのは、あたいがおそとにいたときに、もらっていたごはんと、にているからかもしれません。
ひろわれてきたときは、おみみのなかがまっくろで、おなかにむしがおって、びよいんでおみみそうじをしてもらい、むしをだすおくすりをごっくんしたんだそうです。

おそとは、コタツとか、しゅとーぶもないので、たいへんだとおもいます。

いまは、ふゆになったので、ばんは、おいたんかおばたんのおふとんのうえに、くぼみをつくってねています。ぬくぬくでねむりすぎるので、こないだは、ター坊もオンちゃんもおきたのに、あたいだけ、おふとんのなかで、ねぼすけでした。

ボクも元気だよ(ター坊)

おばたんが、だいどころのおいすできゅうけいをはじめたので、おひざにとびあがって、いっしょにしゅとーぶにあたりましょう。

ご飯を狙うオンちゃんに「シャー」

ナモの日記(2022年11月)

おばたんが、おぶつまとりびんぐにかーぺっとをしきました。りびんぐのしきものは、ぬくぬくになるので、あたいとター坊は、うれしくておおさわぎしてから、すわりこんでいます。おいたんも、いっしょにごろりんこしてくれることがあります。

おいたんは、びよいんで、ぽんぽんのいしをとってもらったそうです。ながいことかかったので、かえってきたとき、かみのけやおひげがちょっとのびていました。そんなおいたんをみて、ター坊はにげました。
おばたんは「やれやれ」といいました。おいたんがいないあいだ、びよいんとおてらのごようと、じぶんのおしごとがあって、あたいたちにごはんをあげられないひがあるかもしれんと、しんぱいだったんだって。ごはんをくれないなんて、わるいおばたんだ!(じっさいには、ごはんはよばれました)。

おじいさんネコのおんちゃんは、おうちのたんけんをねっしんにするようになったし、おそとのシマちゃんは、おばたんがおいた、えんのしたのべっどでひるねしています。

あたいたちのしっているひとも、しらんひとも、げんきでいるのがいちばんいいわ