今日は食料無料市の実行委員会がありました。
4月15日に行った無料市の振り返りでしたが、参加された鳥取生協病院の新入職員の方たちの感想が資料にあり、じっくりと読ませていただきました。
「物価高や光熱費の高さから、生活費の支払いに困っていると知った。食品だけでもお届けできて、しっかりと食べていただきたいと思った」(検査技師)
「普段、病院では出会えないような、何らかの理由で病院に来られない人の生活が少し見られて、そういうところにも目を向けていかなければと感じた」(研修医)
「病院では知ることのできない在宅生活ならではの困りごとなどが知れた」(看護師)
「『ありがとう』『助かります』と言っていただけて、人に、地域によりそうとはどういう意味があるのか、活動を通して学ぶことができました」(介護福祉士)
「心なしか笑顔で帰られていくのを見られて、参加できてよかったと感じました」(事務員)
「たくさんの人が来られて、自分が想像していた以上に、生活に困っておられる方がいると気づくことができました」(作業療法士)
それぞれの方が、大事なことを学ばれたようです。
これまで勉強されたこと、これから勉強することを生かして、よき医療人になっていただきたいと心から思います。
2ヵ月ほど前、Twitterで『ヒトラーに抵抗した人々』という本が話題になりました。その裏表紙に、反ナチ市民グループのメンバーが処刑前に11歳になる娘に宛てた手紙が記されています。
「いつでも人には親切にしなさい。助けたり与えたりする必要のある人たちにそうすることが、人生でいちばん大事なことです。だんだん自分が強くなり、楽しいこともどんどん増えてきて、いっぱい勉強するようになると、それだけ人びとを助けることができるようになるのです。これから頑張ってね。さようなら。お父さんより」
極限の状況で、こんな言葉を遺されたその人間性に深く感動しました。学ぶこと、生きることの意味を改めて教えていただきました。
「助けたり与えたりする必要のある人たちにそうすることが、人生でいちばん大事なこと」「いっぱい勉強するようになると、それだけ人びとを助けることができるようになる」 この言葉が、それから頭の片隅にあります。
今日、新人さんたちの感想を読んで、そうだ、この無料市という場も、そういうことなんだなあと思った次第です。
物価高騰と少子化のすこしでもの助けにと給食無償化の署名を集めていました。ほとんどの方が快く署名してくださいました。
その署名活動を通じて、新たなことを知りました。元教員の方は、お弁当の写真なんか撮るのやめればいいのに、持って来れん子もある!とか生活保護の子供は、紙を書かないと給食費を免除されないとか、不登校の子供は給食を止めると学校に行きにくくなるし、止めなければ他の子供が食べているのを払うことになるとか。私の住んでいる地域は、自治体の予算が10億ほど黒字で小中無償化にすると3億かかります。いろんな整備も大切だとは思いますが、食べることは、基本ですものねぇ
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そんな署名をされていたのですね、お疲れ様です。今度なさるときはお知らせください。一筆かきます。
食べることもままならないお家がある世の中って、しんどいなあと思います。いま食べることに困っていない私でも、何かの具合でそうなるおそれがある、ということです。そうならないためのセーフティネットのひとつが年金などの社会保障で、あとは現役世代の雇用が安定することや、金持ち以外には税金をまけるくらいの施策をうってほしいと思います。
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ありがとうございます。
心強いです!頑張ります!
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