午前中、お世話になっているご門徒さんのご主人の17回忌のおつとめでした。
今日が、義理のお母さんの祥月命日ということで、あわせておつとめさせていただきました。
「2段のベットで寝とっただけど、お母さんは、上の段で、毎朝4時半に起きて『しんらんさま』を歌うだで。わたくしは外で働いていたから、『せめて5時半に歌ってくれんだか』と話しとっただけど」
義理のお母さんは93年の生涯を30年ほど前に閉じられました。
「『家のことはいいけえ、お寺に上がりんさい』とよう話してくれましてなあ」
心優しく、穏やかだった思い出を、ご門徒さんは大事にされているのです。
手を合わせる姿を間近にみて、南無阿弥陀を受け継がれたのでしょう。
感じ入って聞いていたら、旦那さんのことは聞き忘れてしまいました…。