「法名はパスポート」

午後は、4月発行のお寺の通信に登場していただくご門徒さんのインタビューでした。5月28日にお寺で行う帰敬式で生前法名を受けられます。

「お浄土に行く名札、パスポートをもらうようで、とっても楽しみにしているんです」

パスポートという言葉が出てくるのには理由があります。
20代の頃は、大阪の旅行会社で海外旅行担当の仕事をされていました。
女性として入職した1期だったそうです。

1970年代は団体旅行が主で、営業は飛び込み、そこから関係を作ってツアーにという流れだったとか。1日の仕事終わりには、今日は何軒訪問したかという報告を求められたそうです。

「度胸がついたのは、旅行会社のおかげです」

「随分、たくさんの国に行かれたんですか?」とうかがうと、「イタリア、フランス、スイス、ギリシア、オランダ」とたくさんの国名が。

「ローマは目をつぶっていても歩けるくらいでした」

旅行会社での勤務を終えて故郷に戻って以降の話が本題でしたが、若い頃の話を印象深く聞かせていただきました。

「いいことも悪いこともいっぱい経験する、それが人生のプラスになるし、だから人を好きになれたのかなと思います」

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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