東日本大震災から12年

3月11日を迎えました。あれから12年。この春は、13回忌の節目の年でもあります。あの日、尊いいのちを奪われたみなさまを思い、朝、手をあわせました。3月17日から1ヶ月半ほど、被災地で仕事をしたことは今でも忘れません。

東日本大震災による死者は1万5900人、行方不明者は2523人。災害関連死は3789人。福島県では2万7399人が県内外で避難生活を送っています。

先日、確定申告を済ませました。
所得税とともに、所得税×2.1%を復興特別税として納付することを改めて自覚しました。僅かな金額ではありますが、被災地のために使ってほしいなと思いました。

そしてやっぱりおかしいよなとも。特別税の納付は2037年までがその期間とされていますが、政府はこの特別税を14年間延長し、その半分を防衛費の増強のために使うとしているからです。この制度をそのまま延長すれば、国民も痛みを感じにくいという思惑があるのでしょう。

復興税を転用してミサイルを買う。そんな悪知恵を働かせるのは、一体誰なのでしょうか。

原発事故により自坊が立入禁止区域に指定され、その後、本堂が全焼したという話を怒りを滲ませて話してくれたSくんのことも、今日は思い出しました。その後、自坊は再建されたのでしょうか。

南海トラフ大地震のことを描いたNHKの番組も話題になっていました。震災からいのちと暮らしを守ることを最優先にする社会をつくることにこそ、人の知恵とお金を注いででほしい。


投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

“東日本大震災から12年” への 1 件のフィードバック

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