数カ月に1度、鳥取市内で開催している食料無料市。次は4月15日(土)に予定しています。今日はその実行委員会がありました。
次回は病院の新入職員のフレッシュな方たちも参加するそうです。
社会を知るいい機会になることでしょう。
またまた、配布用のお米が必要となります。
お世話になっている町内岩常のコメ農家Yさんに会議後お願いの電話したところ、「待っとりました。ええですでー」と今回も美味しいお米を安く提供してくださるとのこと。前回などは、生産費分にしかならないような価格を提示されたので、「いや、ちゃんと儲けの出る金額で請求してください」とお願いをしたくらいです。
こういう方の勤勉さや優しさによって、この社会は回っているということを実感しますね。
昨日、久しぶりにこの1年ほどのブログを見返していたのですが、
NHKの連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』のセリフを記していたことを思い出し、唸っていました。
松重豊さんが演じた伴虚無蔵のセリフです。「おひな。そなたが鍛錬し、培い、身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されど、その宝は、分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。御免」
「分ち与えるほどに輝きが増す」
仏教でいうシェアの精神と重なります。
自己責任論が吹き荒れる社会の中で、ささやかな抵抗を、少し心があたたまる時間を、若い人たちと共有できたらと思います。
そして、物には書いてはないけれど、無料市で配布する商品・物の背後には、人の思いや優しさがあるのだということも、若い方たちに知っていただけるとうれしいですね。