

真宗教団連合法話カレンダー「月々のことば」。ひと月ごとに短い法話が掲載されています。その3月のページにあるのがこのことばです。みた瞬間、グサっときました。浅原才市さんは妙好人として真宗では有名です。もとはひらがなですが、漢字にしました。
この言葉には続きがあります。
ありがたいな をやさまが、わしのこころい、
なむあみだぶつと、とろけやい、
ごをんうれしや、なむあみだぶつ、
なむあみだぶつ。
瞋(いかり)という煩悩に引かれて、身を焦がしている「いのち」のあり場を地獄と呼びます。
仏の救いに出遇った者が、本当の自分の姿に気付かされる、その吐露を才市さんはされています。だからハッとさせられ、我が身を振り返ることになります。
才市さんは、各地の凶作や天災被害に何度もお見舞い金を送られたそうです。いま生きておられたらどうされるのかなぁ。そんなことを想像し、わずかですがトルコ・シリアの大地震の救援募金を送りました。