
午後、市内でシンポジウムがありました。
孤独・孤立対策 官民連携プラットフォームシンポジウムin鳥取
孤立や孤独に官民あげて取り組むこと、本当に大切だと思います。いま38%が単身世帯(1980年は、夫婦と子ども世帯、3世代で暮らす世帯あわせて6割を占めていたそうです)。誰にでも起こりうることです。
基調報告された奥田知志さんは、困難に置かれ、「どうでもいい命」と自暴自棄ですごしていた若い女性との関わりを紹介しました。その彼女が、「死んだらあの子に悪い」と自死を踏みとどまり、「3割くらいは生きていきたい気持ちがある」といっているそうです。「あの子」とは、抱っこしてあやした奥田さんの同僚のお子さんのことです。
「出会いが、つながりが人を変える」「つながりが人間を生かす」と強調しました。
奥田さんは牧師さんです。聖書の一節「人はパンのみにて生きるものにあらず」を紹介されました。イエスの言葉は素晴らしいです。
私も仏教徒の端くれです。「この世のものは全て持ちつ持たれつで、たった一つで存在するものはない」。これはブッダの教え、「諸法無我」です。
その精神で、自分にもできることを見つけていきたいと思います。