昨日、寺院サポート講座のあと、生前法名を希望されているご門徒さん宅へ。必要な書類に記載していただいて、こたつに入ってコーヒーをいただきながら、楽しい話をうかがいました。
びっくりする話もありました。
「週刊サンケイ」(1985年2月14日号)という週刊誌の広告ページに若き日のご門徒さんとお父さんの姿が! 日本専売公社(現JT)のモデルをつとめたというのです。

お父さんの表情の明るいこと。顔の焼け具合もたくましい。
そして、若き日のご門徒さんのかっこいいことといったら!!!
写真のえときには、次のようなテキストが。
左が機関長の◯◯◯◯さん、60歳。右が長男の◯◯◯◯さん、35歳。いま稼ぎ時だけに夜も昼もない。出港したら2、3日は帰らない。海底約500メートルに底引き網を下す、網を引く、漁獲を選別する、網を下す、網を引く、それを2時間単位で繰り返す。この合間を縫って休息や仮眠をとる。これで睡眠といえるだろうか。頑健さだけが勝負なのだ。「ヨーケハイッタナー、イップクヤラーデェ」その声は活気に満ち、野放図に明るい。
ご門徒さんの毎日の日課は朝夕、仏壇の前に座ってお経をあげることです。実際、5時になると仏壇の前に座られました。
私は、その姿もまた、かっこいいなあーと思うのでした。