本堂にゴスペル響く

本日は、寒い中、午後から岩美町まちづくりの会による「朗読と音楽 奏で」が開催されました。
演目は、
岩美の民話の読み聞かせ
ハーモニカ演奏
前住職による尾崎翠さんについてのミニ講演
市内の教会のグループ・ラブ&グレイスによる「ゴスペル」
でした。

ゴスペルを歌われたグループの方に、お話をうかがったところ、リーダーは市内の教会の牧師さんでした。歌の合間に、ご自身のキリスト教との出会いを語られました。歌とともに、そのお話が胸に響き、刺激を受けました。

住職も最初に挨拶を、とのことで、例年はあまり考えないで短い挨拶をしておりますが、今年は、まじめに考えまして、以下のような挨拶となりました。

みなさまようこそお越しくださいました。
尾崎翠さんは、昭和7年、東京から郷里鳥取に戻されました。大正デモクラシーが終わり、表現や心の自由までが奪われていく時代の進行と、彼女が筆をおいた時期は重なっているように思えてなりません。昭和16年、寄稿文を新聞に掲載したことが発表された文書としては最後となります。そこに翠さんは、「多弁は鉛、寡黙は銀、沈黙は黄金」という言葉を記されています。どのようなお気持ちだったことでしょう。
時を経て、翠さんもご縁にして、この会が催されております。
寒い中ではありますが、楽しいひと時を過ごしましょう。

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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