明日は初めてお目にかかるお客さんがいらっしゃいます。坊守の親戚にあたる和歌山のお寺さんの前住職・坊守さんです。
経験値があまりないまま住職・坊守となった私たち2人を何かと気にかけてくださった大先輩です。今日は三朝温泉に宿泊し、明日の午前中にお寺に来られます。
坊守からお土産は何がいいかなぁと話があったので、この時期はやっぱりアレでしょうと。ちょうど今は、山陰の冬の味覚が取れる時期ですから。他にも何か、しかも、鳥取にしかないものはないかと朝から考えていたのですが、ひらめいて町内のサンマートへ。

地元でしか売っていないイカ飯です。イカは柔らかく煮てあり、ご飯はもちっとしていて、なかなか美味しいです。あくまで私の味覚です。
店内で先週の報恩講にお参りされたご門徒さんを発見。しばし世間話に。来年が免許の期限でどうしようかと考え中とのこと。毎日、隣町のご実家に車でいくとおっしゃるのでワケを聞くと、一人暮らしの甥ごさんのためにおかずを届けているそうです。「毎日の張り合いです」「子どもは心配しているけど、週に1回、スーパーで買い物したり、病院に行ったり、車がないと不便で困ります」。
本当にそうだなあと思います。町での暮らしを支える足をどう確保するのか、町まかせでなく、足りないことは住民参加で打開しなければとあらためて感じました。