秋晴れの1日、報恩講をお勤めしました。親鸞聖人のご命日にちなんだ法要です。30人がお参りでした。

コロナの第8波なのでしょう。県内でも再び感染が広がり、申し訳ないことでしたが、読経は住職、前住職のみであたりました。
この日のためにとりよせた『るるぶ 親鸞ゆかりの地』。来年の親鸞聖人のご誕生850年にあわせて発売されたばかりのガイドです。20人の方が手にされました。興味のある方はぜひお買い求めください。
法話を担当されたのは出雲覚専寺ご住職の佐々木俊教さん。遠路、4年続けて来ていただきました。「誰かを責めないと落ち着かない私の悲しさに気づくことに仏教の役割があるのでは」。本当にその通りだなとうなづくばかり。親鸞聖人を通して私たちに伝わった阿弥陀仏の教えについてお話ししていただきました。

「死ぬまでにもう一度と思って3年ぶりに報恩講にお参りしました」と話すご門徒さん。冗談抜きです。それこそ命懸けでご聴聞されているのです。
最高齢の方は95歳です。毎年、娘さんとお参りしてくださいます。
いまカニ漁で忙しい漁師さんは、「今日は忙しいけえ、あした網代でお参りします」とカニを届けてくださいました。
私をよく知るMさんは、「住職はお坊さんが様になってきたなぁ」とヒソヒソ話をしていたそうですが、その声は大きくて、坊守の耳にも届いたそうです。
明日は網代と田後でのお勤めです。ご門徒さんとお会いできることを楽しみにしています。
