今日は、2件の法事がありました。いずれの法事でも、いっしょにお聖教を読んでくださる方がいらっしゃいました。帰りがけに、「私、家で練習しているんですよ」という方も。道理で上手に読まれるわけです。
写真は、親鸞聖人が書かれた『正信念仏偈』の冒頭の部分です。
2行目に、「同音」とあります。ここから一緒に読みましょうということなのですが、実はこれ、「異口同音」なのです。

ある僧侶の方から教えていただきました。「異なる口が、同じ念仏を称えることを異口同音といいます」
言葉というのはなかなか面白いものだなあと感心して聞きました。
ときどき、僧侶の読む1行目から一緒に読まれる方がいらっしゃいます。指摘するのも申し訳ないので、あえていいませんが、できれば「異口同音」でお願いします。