子どものころ、町内にも統一教会の関連会社の商品を売っている方がいました。
実は、我が家でも、メッコールというコーラ飲料が冷蔵庫に入っていたこともあります。珍味売り(一袋数千円)の人はよく家にもきていました。
当時は訪問を専門にしている会社なのかと思っていたのですが、なんのことはない統一教会の関連会社だったわけです。
今にして思えば、財産を神(文鮮明)に捧げることで自分も相手も救われるという「万物復帰」の精神で、販売員の人は、うちにもやってきたのでしょう。
お寺のようなところは格好のターゲットだったと思います。
1年ほど前、ある方の家で、布に覆われた大きな多宝塔を見たことがあります。実に700万円以上。購入したのは故人です。捨てるに捨てられず、息子さんはそのままにしていると話していました。どんな話をされて購入してしまったのでしょう? 先祖の因縁や除霊、運勢を切り開くなど、うまく丸め込まれてその気にさせられたのでしょうか。入信し、韓国にも行ったことがあるそうです。息子さんが「二世」にならないで本当によかったと思いました。
日本で巻き上げたお金が、統一教会の資金源となり、日本の政治家のもとに無償で働く秘書などとして送り込んでいたわけです。ここ最近の報道にふれ、ここまで日本の政界に食い込んでいたとは思いもしませんでした。
宗教者の中でも相談活動や脱会に向けた支援をされている立派な方々がいらっしゃいます。私もその端くれとして、統一教会、カルト宗教についてよく抑えておかなければと痛感しているところです。この9月は、何冊か本も読んでみたいと思います。